RECSを施工しました♪

直噴エンジンの宿命とも言える燃焼室内や給排気ポート・バルブに付着し、燃費悪化やパワーダウン、排ガスの汚れの原因ともなりうるデポジット。

2万kmを超え、特にデポジットによる事象は感じられませんが、定期メンテナンスの一環としてRECSを施工することにしました。

RECSは作業上ミスするとエンジンに甚大な損傷を与えてしまう可能性があることから、プロによる施工が前提となっています。
なので、溶剤や器材は一般向けには販売されていません．．．

が、少し調べると売っているところは見つかります。
あえて述べませんので、興味を持たれて自身で施工できる自信のある方は見てみてください。

DS5含め同型のエンジンではヘッドの左奥に接続されているブローバイのホースを外し、そこに注入器のニップルを挿し込みます。

アイドルの弱い負圧で溶剤を注入しますので、ブローバイホースとニップルの隙間はしっかり埋めないと溶剤を吸い込んでくれません。

直噴エンジンの場合の規定量は排気量×0.15で、私は240ccを注入しました。

こんな感じでセッティング。
ホースがたるんでタービン等の熱源に触れないよう気をつけて。
この時点での注入器のコックは閉じておきます。

エンジンを始動し、注入器を接続しているところからエアを吸い込んでいないことを確認して、徐々にコックを開き、1秒あたり2,3滴が注入される程度に調整します。
注入スピードは動画を参照下さい。

240ccが空になるまでピッタリ2時間。
その間特に白煙を吹くとかの変化はありませんでした。

注入器を外しブローバイホースを元に戻します。
再びエンジンを始動し無負荷状態で1000rpmまで上げてノッキング等が出ていないことを確認し、徐々に回転を上げながら白煙が出なくなるまでレーシングします。
この作業を怠ると、溶剤がホース内やインマニに残ってしまいウォーターハンマー現象というものが起きるとのこと。

施工後の効果ですが．．．
「回転の上がりがスムーズになった．．．かな？」程度の効果はあったようなないような．．．(^_^;)
まぁ、予防保守としてやって損は無いでしょう。

多少なりとも溶剤がエンジンオイルに浸透していると思われますので、後日オイル交換を実施します。