水無月を迎え関東地方は順次梅雨入りとなり、不快指数の高い季節がやってきました。しかし、お天気お姉さんが伝える週末の天気予報は折しも晴れマークの表示。これ幸いとばかりに荷物を纏め、パーキングスペースからZ4を引っ張り出します。
深い闇に包まれた未明の都心を抜け出し、交通量の少ない3車線の関越自動車道で暫し北上。ラジオから流れるRIHANNAの曲を口ずさみながら、沼田ICのETCゲートをくぐり、県道64号線で川場村方面へとノーズを向けました。
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県道64号線
道の駅田園プラザかわばでルート設定を済ませ、ハードトップを開け放ったドイツ製カブリオレは一路日光方面へと向かいます。川場温泉とロマンチック街道を繋ぐ県道64号線は吹割の滝といった観光名所を迂回するローカルロードですが、全線2車線幅が確保されており、のびのびとドライビングを楽しめる快走路。潤いのある緑陰の中を、鋭いエキゾーストノートを放ちながら、嬉々として走り抜けます。バックミラーに映る空は明るさを取り戻し始め、遠方に聳える利根郡の山並みを眺めながらの屋根を開けての疾走は早起きの特権であり、荒れた路面に気を付けながらモーニングクルーズを堪能しました。
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冷涼の戦場ヶ原
終点まで進んだ後は、国道120号線ロマンチック街道で、標高1,400mの戦場ヶ原に向けたヒルクライムに興じることに。尾瀬への分岐点までは交通量は多かったものの、その先は前を遮る者はおらず、新緑の色が眩しい白樺の中を気持ち良く進んでいきます。前輪に履かせたNEXEN N8000は既に皮剥きが完了したのか、特段の違和感もなく、いつも通りのコーナーリングを支える性能を発揮。タイトなコーナーの立ち上がりでステアリングを戻しながら遠慮なくスロットルを開け、レッドゾーンに近づくにつれて疾呼するストレート・シックスに酔いながら、標高を稼いでいきました。
山間部を貫く起伏のあるワインディングを駆けていき、金精峠を越えた先に見えるのは、朝日を浴びて無骨なシルエットを見せる男体山。戦場ヶ原に近づくにつれて交通量が多くなってきましたので、二本松茶屋があるパーキングスペースにて小休止としました。早朝とは言え、外気温はまさかの一桁台。駐車場には登山客が重装備で準備をしている中、半袖シャツ&オープンスタイルで駆け込んできたおっさんは明らかに浮いていました(笑)。
ただ、ひんやりとする高原の風はクールダウンにもってこいであり、上着を1枚羽織り、下界のコンビニで買ってきたおにぎりとお茶で300円の朝食を楽しみました。
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山王林道縦走
お腹も満たされたところで、iDriveナビゲーションシステムに次なるターゲットを設定。川俣温泉へのショートカットとなる山王林道を目指します。
cocoichiさんのブログで登場し存在を知り、Google Mapでその形状を見る限り走るべき道として捉えておりました。
木漏れ日が注ぐエントランスをくぐり抜けると、その先に待ち構えるは、山王帽子山の麓をなぞる1~2車線幅の林間路。ゴールまで20kmに及ぶ林道ですが、路面は荒れた箇所はあるものの全線舗装されており、怒涛のヘアピンカーブの連続から、テクニカルなスラローム、断崖絶壁を縫うようなアドベンチャーセクション等、多種多彩。道路のど真ん中で毛づくろいをしている猿の集団を避けながら、オープン・エアを謳歌しました。要所では景色が開け、福島との県境を構成する山並みを眺望する事が出来るのも、高ポイントです。
後半は曲率の高いタフな狭隘路やトンネル等が現れますが、ブラインドはそれほど多くなく、比較的走りやすい1.5車線路が続きます。ターコイズブルーの空を眺めながらのんびりと走り、延々と続く林間路をようやく走破。川俣温泉との合流地点へと到着し、間欠泉の展望場に設置された足湯に浸かり、テンションをほぐすのでありました。
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川俣湖畔のショートブレイク
県道23号線で川俣湖を眺めながら進んでいくと、湖を跨ぐ巨大な橋梁が現れます。頭上に位置する太陽の光により深みのある色彩を放つ川俣湖は、約117mの川俣ダムの建設により生まれた所謂人造湖。このダム建設に伴い温泉が発見されたようで、ちょうど開業時刻となった上人一休の湯で朝風呂を堪能させて頂きました。いや~、ドライビングを楽しんだ後の温泉は格別です。
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明神ヶ岳麓周遊
ショートブレイクを挟んだ後は、四季の湯がある交差点を左折。湯西川温泉へのアプローチとなる県道249号線を走ることにします。先程の山王林道とは違い、見通しの悪いコーナーが連続する区間がありますが、交通量はほぼ皆無であり、緑陰に覆われた山岳路は実に冷涼。頭上から降り注ぐ太陽の光は暑いものの、木陰に入ればそよ風がたなびくクールスポットとなっており、梅雨とは思えぬカラッとした空気は避暑地そのものでした。
湯西川ダムが見えてくると、ロードレイアウトは一気に高速化。ここまでのスローペースの鬱憤を晴らすかのように豪快にぶち抜かれたトンネルは圧巻であり、巨大な橋梁で繋がれたダイナミックなストリームラインを駆け抜けました。
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和気香風の霧降高原
国道121号線に合流した後は、県道23号線を経由し再び四季の湯まで戻りぐるりと一周したところで、Z4のノーズを南へと向けます。県道169号線は霧降高原へと繋がる屈曲路であり、荒れた路面にタイヤを削られながらも、ステアリングを握るドライバーは終始笑顔が絶えません。傍から見れば不審者丸出しでありますが、標高1,000m越えのヒルトップまで一気呵成に登っていきました。
週末の青空に引き寄せられたのか、大笹牧場レストハウスは多くのライダーや車で賑わっており、ペットボトルのお茶で喉を潤し暫しクールダウン。愛想を振りまくミニチュアホースと戯れつつ、売店コーナーでお土産をしこたま買い込みます。
県道169号線で日光方面へ下った後は、2.7kmにも及ぶ日足トンネルを潜り抜け国道122号線で草木湖方面へ。桐生と日光を繋ぐ幹線道路ゆえ交通量は多いですが、オープンでのんびりと流すのには丁度良いです。
標高を下げていくにつれて、外気温は一気に上昇しあっという間に30℃越え。堪らずハードトップを閉じ、北関東自動車道伊勢崎ICよりハイウェイへ乗り込み、エアコン全開の快適な車内環境で自宅へと向かうのでありました。
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BMW Z4 | 日記
Posted at
2016/06/25 18:25:50