個人的にドラポジとシートのフィッティングにはかなりこだわる。
日常であれサーキットであれ。
レカロ RS-G
ブリッド アーティス2、エクサス3
ナニワヤ プロドライブ
モモ レスモ・ワン
フルバケは5種類持ってるけど、サーキットではアラミド製で一番剛性の高いブリッド・アーティス2をずっと使ってる。
ただし膝付近のホールドが甘く足が開いてしまうという不満がある。
座りが深く、座面が長くて膝までサポートするブリッドのジーグシリーズ、特にジーグ2はずっと欲しいと思っていたが、中古でも10万円を越えることが多く中々手が出なかった。
先日ヤフオクでちょっとボロめのジーグ2が激安で出品されていたので入札したら最後まで競合がなく安価に手にできた。
シートカバーが破れた程度で敬遠する向きが多いようだが、そんなものすぐ直せるし、フルバケの宿命なので遅かれ早かれ破れるのにと思っていつも見ている。
商品が届き、梱包材のプチプチシートを外したらムワッと臭気が広がった。
タバコのヤニの臭い。
商品説明には前オーナーが喫煙者で多少タバコの臭いがするけどそれほど酷くはないと書かれていたが、そんなレベルじゃない。
試しに一度座ったらシャツとパンツが臭くなってしまい着替えたくらい強力だった。
これはさすがにそのままでは使えないし、室内や社内がヤニ臭くなってしまう。
座ったら服やレーシングスーツまで浸食されそうだ。
シートカバー、クッション、整形用のウレタン、全てに染み込んでいるはず。
ってことで徹底的に殺る(洗浄)ことにした。
まずは分解。
シートベルトホールはこつがあるので破損しないように気を遣う。
まずは一番酷いはずのシートカバー。
外す段階で手にこびりつくヤニと汗と埃が混合した汚れ。
これは相当年季が入ってるなと分かる。
レーシングスーツやつなぎを洗うときはいつも、風呂に入るついでに一緒に洗うのでシートカバーも風呂に入って洗うことにした。んだけど・・・
(どっかから拾ってきた写真だけどこんな感じ)
大きな桶でお湯に浸して押し洗いするが、とんでもなくドス黒い、いや濃い茶色の汚れが尽きることなく湧き出てくる。
何度お湯で洗っても汚さが全く変わらない。
そこで洗剤を入れてぎゅうぎゅう押しては綺麗なお湯で濯ぐ。
これを何度も繰り返して指が痛くなってきた頃ようやく汚れも薄くなり、まあこれならもういいかと思えるレベルになった。
時計を見ると30分が経っていた。
ガレージに干す。
マジックテープに絡んだ薄い裏地が破れてボロボロになったけどまあいい。
どうせ見えない部分だし。
洗剤のいい匂いがして嬉しい。
問題はクッションとウレタンだ。
クッションは同じように洗えばいいだろう。
シートに張り付けられたウレタンは既にボロボロだし全部剥がして張り替えれば洗う必要もない。
そこでふと思った。
自分の体形に合わせて軟質発泡ウレタンで成型したらピタッとフィットするんじゃなかろうかと。
低反発ウレタンでも面白いかもしれない。
超めんどくさそうだけど。
昔から何でも自分のアイデアで自分で作るのが好きなので、お遊びにはちょうどいい。
ってことで本来走るために買ったのに、いつ走れるか分からない遊びに全振りしてしまうのでした。
Posted at 2023/09/16 04:01:17 | |
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