とうとう自分の番が巡ってきてしまいました、あかん 緊張したとき特有の腹痛がっ!!!(*Д*)w
師匠『大丈夫、これがあれば!!!』
・・・っ初心者マーク!!!!wwww
最初、前後に貼ったけどよく考えたら一方通行なので前に貼ってても意味がない
てなわけで後ろダブル貼りに変更されました
別に遊んでいるわけではなく、真剣だwww
(↓ここから画像がほとんどありません、なぜなら走っていたから・・・w読みにくいと思いますが、すみません。)
・・・こうして4時になり、恐怖の出走タイム到来。
いつもバイクで使い慣れたフルフェイスは、もちろん車でこんなものかぶるの初めてだけど意外と周りは見えるし大丈夫かも。
師匠はタイムを狙うからお嬢はワシが引っ張るよ!と 店長さんが名乗り出てくれました。
先に師匠がコースへ入って、その後も他の人たちが続いていきます。
少しそれを見送ってから店長さんが車に乗り込んで、『ついておいで!』の合図を私にくれて、出発。
私もそれに続こうとギアを入れて・・・ あれっ動かない?? と思ったらサイドブレーキを戻し忘れていました(-_-)
いつも普通にやっていることを忘れてしまう、緊張し ているせいなのですが、嫌な予感がしました。
マーシャルに案内されて、店長さんに続いてコースに入るも・・・
これまでコースの外から見ていて、緩やかだとばかり思っていた第一コーナーはとてもきつくて、奥のコーナーはそれ以上。
怖くてまったく速度が出せません。
長年バイクに乗っていたこともあってか、車だけに存在する横Gがすごく怖かった。
30キロまで落としてなんとか曲がって・・・怖くて体が引きつっているのが分かりました。
前を走ってくれている店長さんとどんどん離れてしまって、後ろからは知らない車が来るし、なんとか師 匠に言われた言葉を思い出してハザードを出していたら抜いて行ってくれましたが、怖かった。
みんなに期待されていたストレートも、先の第一コーナーのことを考えるとまた怖くなって60キロしか出せず。
ヒールトゥーだってあんなに頑張って練習していたのに、それ以前の問題。
とにかく怖い
同じコースの中には今店長さんがいる、師匠もいる、 ガチャピンもいるけど今、車の中には私ひとり。
そう考えれば考えるほど怖くなって、一人ぼっちな気がしてもうどうしていいか分からない(泣)
とうとう3速固定のノーブレーキ、40キロ以下でしか走れなくなってしまって、おそらく走り出して15分くらいたったのかな? 店長さんがコースから出ました。私も続きます。
駐車場に戻ってきて車から降りると、足が震えていました。
たぶん最初からずっとだったと思います。
店長さんが、大丈夫か?と声をかけてくれましたが 大丈夫と答えることができませんでした。
2人で壁ごしのコースのメインストレートを見ながら、そうしている間にも楽しそうに走っている師匠やガチャピンたちの姿を見ていました。
みんなは、怖くないのかな。
どうして自分はこんなに弱いんだろうと思いました。
連れて来てくれたみんなに申し訳ない、シビックにも 申し訳ない、そんなことを考えていると、涙が。
そこへ師匠が戻ってきて、『なに泣きそうになってんの!(笑)とりあえずヘルメット脱ぎよ』って
そう言われて初めて、かぶったままだったのを思い出しました。
店長さんが言います
『そら初めてやもん、怖いのは仕方ない。でもこの4時枠で一緒に走ってる車のメンツ見てみ、スイスポと MRSとMR2とインテとアクセラと・・・ この中でFD2は文句なしの一番、馬力も加速も駆動力も制動力も。
そらお嬢はサーキット初めてで技術はないけど、そんなドライバーの不備すら、生まれ持った性能でカバーする車よ。
タイヤは確かにすごくいいやつじゃないけ ど、それを加味したってコイツはまだまだやれる。他の車ができてること、ここでコイツが同じ速度出してできないわけがないんよ。もっと信じていい。
頑張ってストレートでVTEC入れて100キロ出そう、そ れで中央のゲートをくぐったらブレーキ思いっきり踏んで。
絶対コーナー手前で止まれる、怖がらんと相棒を信じてやってみよ』
そうだ、こいつは私の相棒(*_*)
店長さんの言葉で勇気をもらった気がしました。
私は本当に、スポーツカーのスの字も知らないで、夜のカフェの駐車場でこいつに出会って一目惚れで買いました。
そこからだんだん車の仲間が増えていきましたが、どんな人にも必ず、いつでもこいつは誉められた。
サーキットを走るために作られた車なんだったら、私はこいつと一緒にサーキットへ行ってみたい。
いつしかそう思うようになりました
そして今日の、今こそがそのときだ。
それからもう一度、店長さんと一緒にコースへ戻りました。
全体はもう2速固定でギアチェンジもしなくていい、 でも最終コーナーを抜けたら3速に入れて底までアクセルを踏め。中央のゲートをくぐったらブレーキを思いっきり踏め。言われたことを頭の中で繰り返します
絶対、止まれる。
怖がるな、私はこいつを信じる。
一周900mの小さな周回
あっという間に最終コーナーにさしかかって、出口で3速に入れました。
自分の中で何かがスッキリしていました。
底まで思いっきりアクセルを踏むと、普段通りの心地いい元気な加速
途中で音が変わったのが分かりました。 そのまま中央のゲートをくぐってブレーキに足をかけたとき、120キロ出ていました。
そこから思いっきりブレーキを踏みました
そんな速度から急ブレーキなんてもちろん生まれて初めて。
でも私はこいつを信じてるから、大丈夫
中央ゲートから第一コーナーの入り口まで、わずかな 距離しかないはずなのに、30キロまで落ちていました。
そのまま2速に落として、ゆっくりコーナーを曲がりました。
相変わらず横Gは怖いけど、こいつのブレーキはたしかに効いてくれた。
先の知れない怖さをひとつ、私が克服した瞬間でし た。
それを何回も繰り返しました。
ストレートのたびに、カン高いエンジン音が響きました。
コーナーはやっぱり相変わらず、でもだんだんと怖いという気持ちは少なくなってきました。
気がつくと、全力疾走していたはずの師匠が後ろについてくれていました。
その後ろには店長さんも、ガチャピンも。
前半はあんなに一人ぼっちだと思っていたけど、今は違う。
コーナーはとてもゆっくりしか走れないけどストレートだけはVTECに入れるので私だけ離れ、またコーナーで師匠たちが追いついてきて、一緒に。
偶然にもそのとき、コース内は身内だけ!♪なんだか貸切みたいで楽しい♪
みんなあたたかく見守ってくれました。 奥のS字コーナーは割と緩やかなので、私でもそこそこ の速度で進入できました。
きれいなコーナリングがいくつかあったよ、と あと で師匠に褒められました。
こいつが2速で80キロも出せるなんて初めて知りました。
そうやって、自分の中では後半はたぶん10周目くらい かな?と思っていたのに コースから出ていった師匠について出てみると 『おつかれさん!そろそろ一時間終わるよ』って。
えっ、もう走りだして一時間たったの?
時計を見たら、たしかに。
そんなにたっていると思わなかった、狐につままれたような、不思議な時間感覚
『ね、2枠予約しといたらよかったって思ったでしょ』 笑いながら師匠にそう言われて、別にそんなことないですよ~って答えながらも、本当はとてもそう思ってしまったことはないしょ(笑)
こうして4時枠が終わり、これが今日の最終枠でもあるため、すっかりほとんどの車が帰って少しがらんとした駐車場で、みんなでコーヒーを飲んで片づけをしながら今日の結果を雑談。
37秒台のMRSのおじさん(本日初対面)、師匠は今日は39秒だったって。
みんなすごい人たちばかりで、先生がいっぱい(*^^*)
師匠が
『お嬢ようがんばったよ!ストレートちゃんと カッ飛ばせてた。僕ら誰も追いつけんかったよ!ほんま、速かった。』って褒めてくれました
それは私じゃなくて私のシビックがすごいからだよ! と得意げな私(*^^*)
さらに
『お嬢、計測しないって言ってたけど、最後の周は僕がほとんど一緒に走ってたから大体のタイム分かるよ。たぶん51~2秒くらい!女の子の初めてにしては、じゅうぶん!がんばったよ』って。
初回のタイムが52秒か、このシビックやしこれからどんだけ縮められるか楽しみやなぁ!絶対オモロイことになるぞ!って、みんなで笑いながら話をしました(笑)
そんな私の、ファーストラン。 これからの課題もよく見えた一日でした。
相棒を信じること、怖がりを直すこと、横Gに慣れること・・・
きちんとヒールトゥーを使って模範通りの走行ができるようになるまでには、きっとまだまだかかるでしょう。
でも私は今日でサーキットの楽しさを覚えました、みんなと走る楽しさを知りました、そして何よりも、無事に元気で自分の走行枠を終えた。
それだけで本当にうれしかったし、この相棒に出会えてよかったと思いました。
そして、〆の・・・亀八食堂!! ☆
下道で、ツインからわずか20分くらいで着きました とっても近くてびっくり! サーキット終わりのおしゃべりが長引いて、もうすっかり辺りは夜です。
6人で行って注文したら、こうなりました。
カオス!!!!!!w
混ぜられないという困った事態だw
ちなみにこの汚い手は私じゃないよぉ師匠だよーw
野菜から水分出てきて、うどんいれてーまぜるーー
なんとか完成
これが伝説のぉ!!
ホルモン味噌焼きうどん!!w♪
とっても、おいしかった♪
頑張った日でしたから、いつもよりよけいにおいしかったかもしれません。
ここでもまた、みんなで今日の反省会をしました。 これからもっと練習して、次は自分でタイムを計ろうっと(*^^*)
『走行編』おしまーい☆
次は・・・ 完結編
『実は存在した!しびっく走行写真』です(笑)