大本命、RB5が正式発表DA!
一昨日のPV発表から興奮のあまり過呼吸に陥ったり陥らなかったりして待った甲斐があった。
シーズン前に今年のチャンピオンを決める事が出来るならば、RB5は他を3周くらいラップダウンして、ぶっちぎりのチャンピオンだ。
それほどの完成度。
RB3、RB4と二年連続で肩透かしを喰らい続けたけど、RB5で遂にニューウェイ先生はその実力の片鱗を見せてくれたようだ。
見てくれ、RB5を前にした
味わい深いクルサード先生の嬉しそうな顔を。
これだけで嫌でも期待値が高まるじゃないか高まるじゃないか!
興奮冷めやらぬまま、御神体を拝見させていただいたうえでの、愚考をさらす。
・複雑怪奇なFウィング
レギュ変更で、比較的すっきりした外観の多かったFウィングだが、ニューウェイ先生は
その比類無き変態っぷりあふれ出る才能を遺憾なく発揮して、芸術的Fウィングを作り上げた。
一見、3枚に見えるエレメントは、実は一体モノの造形と言うステキ造形。
あまりのステキさに、涎がこぼれそうです。
・美しすぎるノーズ
レギュを目一杯使った幅広ノーズが蔓延する中、懸絶した美的感覚を誇るニューウェイ先生は、美しい細身のノーズで仕上げてきた。
さらに、それはそれは見事なハイノーズコンセプトが細いノーズの造形美を引き立てる。
本当にクラッシュテストをパスしたのだろうかと心配になるくらいの出来。
・プチバニーウィング的造形
モノコックとノーズコーンにかけて、ボディワークサイドを盛り上がらせて、プチバニーウィングとでも言うべきフィン形状を見せている。
遠目には、若干分かりづらいが、この部分の拡大画像を見ると、エグイほどのフィン形状になっている。
相当の整流効果を持った造形と考えられる。
空力付加物があらかた禁止されても、こんなボディワークを完成させるとは、ニューウェイ先生の天才っぷりには感嘆せざるを得ない。
・先進のFロアアーム懸架
ゼロキールなんだけど、よぉく見るとノーズ下面を微妙な楔形にして、その頂点にロアアームを接合すると言う方法を取っている。
ロアアームの角度を不自然にしないままに、下部の空気の通り道を確保するステキアイディア。
と言うか、Fサス自体の構造も、じつに凝っている。
なにこの隙の無さ。
・バーティカルフィン、およびバージボードの造形
サイドポッド前端にはバーティカルフィン搭載。このバーティカルフィンも3次元形状で、積極的にサイドポッド後方へ流れる空気の整流を行おうと言う意図があると思われる。
また、バーティカルフィンの前方に置かれるバージボードは、他チームより大きめのサイズが用いられているように見える。
レギュレーション的に、このサイズはOKなのだろうか。
設置位置も、バージボード後端がバーティカルフィンの内側へもぐりこむような場所に設置。
サイドポッドのスキャロップにそって、一気に空気を後方へ流すためのものだろうか。
どんな意図があるにせよ、この造形の複雑さは、他チームの追随を許さない。
・美しい稜線を描くサイドポッド
サイドポッドの造形が、群を抜いて美しい。
サイドポッド下部のスキャロップは最早お約束であるが、なだらかな稜線を描いてリアへ続くラインが、性欲をもてあましかねないほど肉感的で美しい。ハァハァ。
このラインなら、無駄な剥離も無く、綺麗に空気を流せるのではないか。
機能美と言う言葉は、このサイドポッドのためにあると言っても過言ではない。
・おっさんにはたまらないエンジンカウル
エンジンカウルの造形が、あのFW14にそっくり。
なんてステキ極まりないオマージュなのだろうか。
気付いた時は、思わず声を上げてしまったくらい。
このデザインだけで、わたくし向こう半年は何事にも挫けず強く生きていけそうだ。
空力的なメリット云々は後回しにして、ここの造形だけは最後までこのまま貫き通して欲しい。
・ひょっとするとプルロッドかもしれないRサス
もしかすると、リアサスはプルロッドかもしれない。
いや、かなり高い確率でプルロッドだと思う。
トレンドを真っ向から否定するサス構成に、感動のあまり涎が止まらない。
てゆうか、プルロッドでどうやってイナーシャ搭載してるのか皆目見当が付かないが、そこは天才ニューウェイ先生のことだ。
きっと、凡人には想像も付かない画期的方法でうまくやっているのさ!
・特徴的Rウィング
センターステーレスのRウィングは、翼端版がこれでもかと言うほど大きい。
翼端版の下端部がフロアと同じくらいの高さにある。
さらに翼見ると、ディフューザーも規定の1,000mmではなく、Rウィングと同じ幅(750mm)しか使ってないっぽいので、何らかの空力的効果を狙ったものようだ。
このリア周りの造形は、他チームのアプローチと根本的に異なっており、RB5のエアロデザインの肝かもしれない。
個人的には、空力的効果云々よりも、でっかい翼端版による視覚的効果にハァハァしっぱなしなのだが。
ざっくりとこんなところ。
仔細に観察していると、時間を忘れてしまうくらい美しいので、このあたりで切り上げる。
とにかく、デザイン的な完成度は他の追随を許さないレベルにある。
こんなに美しいクルマが遅いわけがない。
今年は、ヴェッテルも加入したし、負ける要素が見当たらないのだぜ。
あ、いや、決して貴方がダメダメだったとかそう言う意味ではないんですホントですってばクルサード先生ェェェェェ!!
次は、3月上旬のSTRとフォースインディア。
STRはRB5の色違いだから置いといて、フォースインディアがどんなクルマに仕上げてくるのか色々な意味で楽しみである。
罷り間違っても、色違いのマクラーレンになっていませんように。