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2015年03月28日

1986年のカーオーディオのカタログから(carrozzeria)

1986年のカーオーディオのカタログから(carrozzeria) さすがに年度替わりの時期故、徐々に忙しい状況に陥りつつあります。

こちらの更新頻度は減りそうな気配ですが、暫しの間ご容赦くださいませ。


今回はカーオーディオの第2弾です。

”carrozzeria”というと、元はカーデザイン工房を意味する言葉なのですが、ブランド名としてかなり浸透していまして、既に社名である”パイオニア”よりも有名なのではないかと思っています。事実、同社の代表製品であるカーナビを”カロナビ”と略すことはあっても”パイナビ”とは略さないのです(笑)

そんなブランド名は、現在を遡ること29年前に使われ始めています。それ以前は、”Lonesome Car-Boy”というブランド名が使われていましたね。


それでは、”carrozzeria”を使い始めた、初期のカタログから抜粋してのご紹介。当カタログの発行年月は1986年5月となります。
少し前にご紹介した”Lonesome Car-Boy”は1984年10月の発行ですから、約1年半の開き。その短い間に少なからずの差があるのですから、当時の新製品の開発競争の激しさが垣間見えると言えそうです。








上段が、チューナーグライコ・デッキ&CDプレーヤー
中段が、チューナーCDプレーヤー
下段が、カセットデッキ

の組合せを紹介。CDプレーヤーはチューナーと組み合わされることで、メインユニットの座を狙いますが、当時はまだまだカセットデッキがメインユニットの座にありました。

上段・中段は”Lonesome Car-Boy”(以下「ロンサム」とします)時代のCENTRATE、下段は”LC-II”に相当します。

ロンサム時代は単品パーツを組み合わせていく方式が主流でしたが、CENTRATEの成功や、後発のライバルであるALPINEのワンボディデッキの大ヒットを受けて、2DINサイズを基本に機能を選択させるようになっています。









続いては、センターユニットの解説です。

上段は、CDプレーヤー
中段は、カセットデッキ
下段は、グラフィック・イコライザー

となります。
デザイン自体は、ロンサムの末期に登場した”KPX”シリーズのデザインを踏襲しています。この中でEQ-505だけは、”FX”シリーズのデザインのままパネルカラーのみ変更されています。

ロンサム時代は、主にトヨタ車用の横幅180mmのDサイズと主に日産車用の横幅150mmのEサイズの両方がありましたが、その後日産車が横幅180mmに移行したため、Eサイズはシリーズから消えています。













続いては、スピーカーシリーズの紹介です。
”carrozzeria”シリーズの目玉は、TS-R800とTS-R200。
TS-R800は、ボックス型と埋め込み型のいい所取りと言える独特の形状が特徴でした。

Vシリーズは、前年の1985年に登場した最高級品シリーズとなります。
ハイエンドモデルを別にすれば、かなりお高いスピーカーだったのです。
最上級のTS-VX700は、アンプ内蔵ということもあって、何と定価15万円也。後にも先にもこれだけの価格のスピーカーは知りません。

スピーカーはセンターユニットと比べて、開発のスピードが遅かったらしく、先述のRシリーズとTS-X44のみ新モデルとして登場。その他は従来品の継続で徐々に”carrozzeria”ブランドに変更されていくこととなります。









続いては多くの装着事例。
この年の春先の目玉モデルだった新型ソアラ&スープラも早速登場しています。
ソアラは、空調パネルのデザインからして、前期のみの希少グレード”VZ”が掲載されていますね。チェイサーは、表記と掲載の画像が異なりますので、直前の差替えかもしれません。

約1年半の間に、事例にされているモデルはだいぶ変わっていますね。





最後にシステムチャートをご紹介
パイオニアは下位グレードには”carrozzeria”ブランドを称せず、”PIONEER”ブランドを使用したため、だいぶ機種数が整理されています。ここからまた増えていくこととなるのですが。


ということでいかがだったでしょうか。
やはりクルマとカーオーディオの時代考証は合っていた方が説得力は増しますので、80年代前半以前のクルマならロンサム、後半以降なら”carrozzeria”との組み合わせが馴染むように思います。

約30年前の製品ということからして、かなりのマニアアイテムではあるのですが、懐かしんだりであるとか、当時のシステムを目指す際の指針等、何がしかのお役にたてれば幸いなのです。
ブログ一覧 | カタログ話(用品編) | クルマ
Posted at 2015/03/28 00:08:21

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この記事へのコメント

2015年3月28日 0:53
こんばんは♪

これまた懐かしいカタログがw

チェイサーの年式が明らかにX4#系だったり、クレスタの画像がどう見てもスーパーデラックスだったり、スプリンタートレノがXL-リセだったりとなかなかカオスですねぇw

この頃のカーオーディオって、今と比べるとかなりイルミ等が派手ですよねぇ。

シルバー基調のカロッツェリア、ブラック基調でイルミギラギラのケンウッド、ブラックにグリーンボタン&ディスプレイのアルパインと各メーカーで個性ありましたが、今はそれ程メーカーごとの特徴も無くなりましたねぇ。

当時はTX50クレスタにケンウッド組んで喜んでましたが、その後に泥沼にズッポリ嵌まるとは思いもよらなかったですねぇw

今となっては、エボⅩ純正ロックフォードで納得してるのが意外ですがw

自動車メーカーと、オーディオメーカーがタッグ組んで構築されたら一般人には太刀打ちできないですからねぇwww
コメントへの返答
2015年3月28日 8:39
おはようございます

この年代のカーオーディオのカタログは各種取り揃えておりますw

今ならCGで処理してしまう取付画像ですが、当時は実際に取り付けていたようですから、実車の準備段階からいろいろカオスも起こっていたようですw

当時のデッキのパネルデザインは、書かれている通りで、一見でメーカーが判別できたものです。今はナビ一体機となっていますし、車内デザインに溶け込んだのが喜ばれますから、特徴を主張できる余地がありませんね。数年前にECLIPSEが、可動式ナビスイッチをやったら大不評で、僅かな期間で消えましたし。

ここの沼は、嵌ると深いんですよねw音に拘るなら、取付技術も重要で、その費用も嵩みますし。

今は自動車メーカーが音響メーカーを取り込んだ形となって、性能的にも吊るしの状態で満足できるものとなりました。しかしながら、選択の余地がないという点では若干の寂しさがあるのも事実ですね。
2015年3月28日 12:15
こんにちは!
carrozzeria憧れでしたね~!
結局装着はできないまま歳ばかり喰ってしまいましたが、、、
今は純正でもそれなりにイイもの付いてるので特に拘りがない私レベルだとわざわざ社外品着けないですが、昔は純正はひどかったしカーオーディオ替えるの当たり前みたいな感じでしたね。
カロではないですがそんな私でも替えてました♪
コメントへの返答
2015年3月28日 15:09
こんにちは

carrozzeriaの、特に初期のモデルは高級機でしたから、私も憧れた一人でした(笑)。結局他社製品ばかりで縁のないまま、ここまで来てしまいましたが。
昔の純正品は、見た目・音共に社外品に劣る印象しかありませんでした。吊るしでも満足できるようになったのは、平成以降だと思います。現在の組み込み系だと、専用設計品以外はむしろ弊害の方が大きいかもしれませんね。

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