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2017年02月03日 イイね!

【出張で 寄り鉄 !?】 『名鉄特急とパノラマカー』 のお話し

【出張で 寄り鉄 !?】 『名鉄特急とパノラマカー』 のお話し


2月3日静岡は掛川へ出張。

ですが・・・、 




そのまま真っ直ぐ新幹線で行ってしまうのも面白くないので、名古屋-豊橋間は名鉄特急に乗ることにします。

特別車両券「ミューチケット」を購入。
360円で49分間の快適空間を確保できるのがうれしい♪

久しぶりの名古屋鉄道、「ワーイ (^^)」


2011年版ですが、ほぼ現在と同じ名鉄特急系統図。
名鉄特急は、岐阜-豊橋間の名古屋本線系統と、新鵜沼-中部国際空港の、犬山線・常滑線系統が構成するXのラインを軸に、支線の末端に至るまで細かく設定されています。

名鉄の面白さは、各本支線を出発した列車が一斉に名古屋を目指して収束し、枇杷島-名古屋-神宮前間を輻輳して走り抜け、再び各本支線の末端に向かって拡散していく運転系統にあります。

このため、拠点駅である名鉄名古屋駅が通過型の中間駅になっているところが、他では見られない名鉄の特徴となっています。
(京浜急行の品川駅や横浜駅は中間駅ですね。)

ホーム3面で線路2線しかない名鉄名古屋駅では、日中でもほぼ2分間隔で、各方面行きの快速特急、特急、快速急行、急行、準急、普通が次々に発着しています。


今日乗車するのは、10:18発「快速特急豊橋行」
何が来るのか、と思っていると・・・?

「おー、(@_@)」 これは珍しい!
名鉄新系列特急車の中でも少数派の1700系がやってきました。


1700系は、支線特急の速度向上を狙って開発された1600系を2008年に転用改造し、3ドア転換クロスシートの一般車2330系と連結して、本線系統特急の特別車として運用している車両。

1600系は1999年登場。空気ばね式車体傾斜装置を搭載するなど、高速化と快適性を狙った先進的な設計が取り込まれ、その思想は後に登場した空港特急「ミュースカイ」2000系に引き継がれました。

3両編成時代の1600系              (Wikipediaから)


車内には液晶情報板に速度表示が。



さて、少し時間を戻します・・・。

「快速特急豊橋行」に乗り込む前、名古屋駅ホームで電車の定点観察~。
『名鉄特急のあれこれ』
     (;^o^)メ 「パチパチパチ」

まずは!?
中部国際空港発「ミュースカイ」2000系。全車2扉クロスシート。2005年登場。


下り線では柱が邪魔なので、1年前に撮った写真を。
「ミュースカイ」乗車記録はこちらへ


「ミュースカイ」2000系と共通設計の2200系特別車。
現在、中部国際空港連絡特急は、2000系、2200系と1900系の、新系列特急車に統一されています。2005年登場


コチラは2200系の一般車。3扉転換クロスシート車 (Wikipediaから)


2200系、1900系の特急編成は、特別車2両+一般車4両の6両編成が基本ですが、時間帯により一般車の岐阜方に2両増結され8両編成となります。

3150系ステンレス車を増結した2200系特急岐阜行 (Wikipedia から)
3150系は転換クロスシートとロングシートに半分ずつ分けた車内が特徴。


2200系はVVVFインバータ制御。これまでの抵抗制御式系列とは連結できません。なので、増結車も同じ制御方式のVVVFインバータ車に限られます。

犬山線快速特急に増結された3100系。
3100系は3扉ロングシートの、純然たる通勤車。
3150系も3100系もVVVFインバータ制御です。(Wikipediaから)


さて、名鉄特急と言えば一世を風靡したのがパノラマカー。
「パノラマ」の文字を冠した最後の系列が1200系(旧1000系)。
通称「パノラマスーパー」 これは、新塗装車。

パノラマスーパー1200系特別車は、前面展望室を2階に上げ、運転台をその下にして、よりダイナミックな展望サービスを提供する車体構造が特徴。

これは旧塗装です。1988年登場


「パノラマスーパー」のルーツは、この8800系。
通称「パノラマDX」                        1984年-2005年


1200系の岐阜方に連結される、一般車。
これは増結用の1800系(Wikipediaから)


新塗装になった一般車1200系。
何となく京浜急行に見える!?   (Wikipediaから)


1200系と同じ側面のデザインで登場した、高山線乗り入れ特急「北アルプス」用8500系ディーゼルカー。パノラマスーパーの気動車版。(Wikipediaから) 
1991年登場-2001年譲渡-2010年廃車


1985年 特急「北アルプス」が走っていた頃の名鉄特急系統図です。
基本的な運行形態は、ほぼ現在に近くなっています。

特急北アルプスも、しっかり高山本線区間まで掲載されています。
DX特急とは、先に書いた8800系を使用した特急。
「高速急行」、一般には「高速」と呼ばれ、座席指定でない特急で急行より早い、という位置付けの列車種別でした。JR貨物では、特急に相当する列車を「高速貨物」と呼んでいます。


定点観測を続けます。
5300系全車一般車自由席の「河和線特急 内海行」

5300系と5700系は2扉で転換クロスシートを装備した、名鉄パノラマカースタイルを維持する最後の系列。
正面右が運転台で、その横は前面まで座席があり、パノラマカー並みの展望サービスを提供しています。


初代パノラマカー7000系。
小田急ロマンスカー3100系とほぼ同時期に登場しました。
下部ヘッドライトの横にオイルダンパが組み込まれ、衝突の際の乗客の安全確保が図られました。
その効果から「ダンプキラー」という異名もありました。(Wikipediaから)
1961年-2009年


7000系と似ていますが、更なる高速化を狙い低床低重心構造とした7500系。
よく見ると、車体全体が7000系より低く運転台が少し飛び上がった構造なのが解ります。設計最高速度175km/h。   (Wikipediaから)

側面は連続窓、正面ウインドゥは平面ガラスの組み合わせで構成されているのがこの頃の名鉄車の特徴。

前面展望構造ではないパノラマカー系列、7700系。(Wikipediaから)


旧性能、釣り掛けモータ車3800系と800形の車体をパノラマカー風に載せ替えた7300系。
支線特急の増発用に改造されました。冷房も完備し見た目はスマートですが、走り出すとグワァーンといったモータ音を響かせて走ります。 (Wikipedia から)



パノラマカーの側面連続窓を踏襲して設計された、高山線直通用8000系ディーゼルカー。台車はキハ58系と同じコイルばねのDT22で、急行用キハ58系と特急用キハ80系を足して2で割ったような車両。 
1965年-1991年                       (Wikipediaから)


最盛期の8000系は高山線を富山まで北上し、さらに富山地方鉄道線立山まで乗り入れ運転していました。当時珍しい名鉄-国鉄-富山地鉄、の3社直通運転。
富山地鉄の間合い運用で地鉄線内「アルペン特急」に使用される8000系。


名鉄は、快適車両の追求にも意欲的でした。
これは、一般通勤車両として日本で初めて冷房を搭載した5500系。
その電気機器と走行装置はパノラマカー7000系に受け継がれました。
1959年-2005年

2扉、側面2段ユニット窓、転換クロスシートのこの車体構造は、名古屋の車両メーカ「日本車両」の標準スタイルで、地方私鉄の車両にも影響を与えています。

5500系の元となった5000系。当時人気のあった正面2枚窓。
1955年-1986年


長野電鉄2000系は、名鉄5000系を元に設計製作されました。  1957年-2012年


富山地方鉄道には、14780系が登場。
正面2枚窓、2扉固定クロスシート、1段窓の独自設計。    1956年-1999年


富山地鉄14780系の後継車が10020系。名鉄5000系に通じる日車スタイル。
10020系は、1961年に登場し1編成が現在でも現役で残されています。


地鉄オリジナル設計としては最新車両の14760系。 最新と言っても登場は1979年。
正面2枚窓、2扉、2段窓、転換クロスシートの日本車両標準スタイル。


さて、話を名鉄に戻して。

1960年の特急系列と直通運転系統図

この頃、8000系気動車を使用した「北アルプス」は既に高山線乗り入れを果たしていましたが、列車種別が急行だったため、この系統図には載っていません。

支線の名鉄特急には雑多な車両が使われていました。
日本車両地方私鉄標準設計の3800系


3800形は富山地鉄に18両が譲渡され、14710形として使用されました。
富山地鉄立山線特急に運用されることも。
1967年譲渡-1993廃車


名古屋鉄道は、愛知、岐阜だけでなく中部地方を担う鉄道会社としての自負があり、現在でも石川県の北陸鉄道の株式を保有。かつては、現在事実上第三セクター化した福井鉄道の筆頭株主でもありました。

富山地方鉄道との資本関係はありませんでしたが、「北アルプス」の乗り入れ運転や3800形の譲渡など、協力関係は強かったと言えます。




と、あれこれ話が脱線しているうちに、快速特急は豊橋に到着。


JR豊橋駅に間借りする形で、3番線のみが名鉄乗り場となっています。
JR東海デザインの駅名票に名鉄の駅名と駅番表示が何とも滑稽。


裏側は、JR東海飯田線の駅名票。


豊橋駅の手前、豊川放水路に近い平井信号場から豊橋までは、名鉄とJR飯田線が線路を共用しています。JR飯田線を下り線、名鉄線を上り線扱いにして複線として運用され、その間には飯田線専用の船町駅、下地駅があります。

国鉄時代からの名鉄との協定では線路共用ですが、運行管理はJR東海に主導権があり、名鉄の乗入れ本数は1時間当たり6本に制限されています。
このため名鉄線は、特急/快速特急が交互に15分間隔、急行が30分間隔で発着するダイヤとなっていて、普通電車は豊橋には入らず伊奈止まりか豊川稲荷行きとなっています。

JR東海の線路に挟まれて豊橋駅の名鉄ホームを発車する3100系急行岐阜行。
信号機下の「名出」の文字は、『名鉄線の出発信号機』を示します。



さて、豊橋からは新幹線で、今日のお仕事先、掛川へ向かいます。
「仕事ですから~」
(^^)b

Posted at 2017/02/09 00:51:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | 鉄学 | 日記

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柴犬のLEN吉、本名「レン」永遠の12才です。 クルマでお出かけするのが大好き。 イベントで見掛けたら、声を掛けてください。 (^^)/
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