ABSトラブル、あっけなく完治

かれこれ一か月が経過したABSトラブル、やっと完治しました。原因は、恥ずかしい限りの注意不足によるもの。トラブルシューティングにとんでもない遠回りを余儀なくされましたが、お陰でいい勉強になりました。
原因は、リアバンクのエキマニを取り付けた時に施した熱害対策のアルミ板取り付け。適当にタッピングネジで固定したとき、ワイヤーハーネスにぶつかり、ショートしてフューズ切れ。これがABSへの12V供給ラインだったため、ABSが動作しなくなったというものでした。結果からすればなーんだ、なのですが、ネット情報とサービスマニュアルを追いかけて、原因解明するには多大な時間を要しました。マニュアルがなければ、まだ悩んでいたことでしょう。

写真はバルクヘッドの隔壁（不燃材？）をめくったところ。ここにはモトロニックやABSとインバネをつなぐ中枢神経とも言える太いハーネスが２束通っています。もちろん、そんなことはまったく知らず、マニュアルにも書かれていません。開けてみて、タッピングネジがハーネスに接触しているのは分かったものの、いざ配線をチェックしても、目視では傷は確認できず。ほんの僅かにネジの先端が心線に接触したのでしょう。その証拠に、静止状態で通電してもフューズは飛ばず、試験走行すると飛ぶという現象が出てました。よく調べずにネジを刺してしまった安易な考えが諸悪の根源、という訳です。モトロニックの配線を傷つけていたら、エンジン不調に陥ってさらに迷宮入りしたかもしれない。不幸中の幸いだったのかもしれません。
ハーネスは破損もなく無事でしたが、念のため絶縁処理を施し、ネジを撤去して無事に復旧できました。4輪のABSセンサーが、常に走行状態を監視してくれていることの有難さを、再認識した次第です。