日本を縦走した台風が去った9月吉日。嫁が第一子を無事に出産いたしました。
2月のブログ更新からかなり期間が空いてしまったわけですが、今更ながらの今までの近況報告と、出産のお話です。
遡ること
今年2017年の1月。ちょうど厳冬の北海道ドライブを楽しんでいた時のこと。ブログは2月更新でしたが、
1月18日です。
網走のドーミーインにチェックインして用意していただいた部屋で寛いでいると、嫁から電話が!
「できちゃったみたい♪産婦人科で診てもらったんだよ」
と言う一報が始まりです。旅行記にはあえて載せなかったのですけど、当時は
「あー・・・これがほんとうの意味での"最後の独り旅"になるんだ・・・」
と言う思いでいっぱいでしたね(苦笑)
父親になる実感、それは実際に身籠る母親とは感覚のズレが生じます。大きくなる嫁のお腹を見ていても、実際に産まれてくるまでは確証がないわけですから。
・・・
そして北海道ドライブから帰ると、
妊娠・出産に向けた生活にシフトしていきます。
1月末には嫁車が納車。ポルテから
ホンダのフリードに乗り換えです。両側スライドドアで子育てに最適!?な車になりました。
ハイブリットでござる・・・。
一部のみん友さんの前では
"ミニバンなんて乗らない"なんて言ってましたが、
まさかのスモールミニバンの購入です(笑)
とは言っても嫁車です。嫁が運転できるサイズで選んだ結果がフリードでした。
フリードの愛車登録や乗ってみての雑感はいづれ。今までの車歴から見ていただければ酷評になるのは想像着くと思いますので、あくまで嫁車として。
2月に入るといよいよ
悪阻(つわり)期間に突入。
当時は共働きだったこともありますが、毎日嫁を職場に送った後に出勤。そして終業後に嫁を迎えに行くと言う生活サイクルへ。
悪阻(つわり)は個人差がでるものです。嫁はツライ方だったこともあり、運転は出来ず、
長距離どころか近距離移動でも気分が悪くなる状態になってしまいました。
ここから安定期にはいるまでは基本的にドライブは自粛。なるべく自宅から出ないようにして、安定期になるのを待つ、そんな生活でしたね。
このあたりから愛車Z4クーペにも乗らなくなりました。
季節は春から初夏へ。
5月。無事に
安定期に入り体調は改善。1年前に結婚挙式を上げた式場にて
1周年の記念ランチに行きました。
メニュー表の写真は去年撮っていただいた写真でした。
一年前とは言いますが、本当にあっという間。当時のことを思い出しながら、美味しいディナーに大満足な日となりました。
挙式のときにお世話になったウェディンプランナーさんが、なんと結婚して退社されることがわかりまして、感謝と感激の一時を過ごせましたね。
結婚されるプランナーさんは関西地方へ引っ越されるそう。今まで多くのカップルの挙式を見届けてきたので、これからはプランナーさん自信が幸せになってくださいね!
いままで本当にありがとうございました。
6月に入ると出産前の旅行に出掛けることに。
もともと6月は
北海道ドライブの時期であります。例年にもれずそれを敢行しようと、飛行機と宿、そしてレンタカーまで手配しましたが、
産婦人科の先生や助産師さんからのNGが!
当然といえば当然。
一部のメディアなどでは
「マタ旅(マタニティ旅行の略)」なんて言われている産前旅行なわけですが・・・賛否両論のようですね。先生によっては
"安定期なんて存在しない!"と言われることもあるんのだとか。
北海道、はたまた往復の飛行機で緊急事態になることを考えると、北海道ドライブをキャンセルするのは当然でしょう。
※自己責任の部分が多く含まれる事です。妊婦さんの体調・かかりつけの先生・助産師さんの意見などを総合的に考える必要があります。
とは言え、です。
近場で良いから旅行に行きたい!と思うわけです(爆)
急きょ北海道から行き先を変えて、
琵琶湖がある滋賀県にドライブ旅行に行くことに。車も車高が低く、妊婦さんである嫁の乗り降りが厳しいZ4クーペではなく、嫁パパから
レクサス LXをお借りしました(苦笑)
向かったのは
滋賀県では有名なおごと温泉。
おごと温泉 湯元館。
宿泊は、
はなれの葭蘆葦(かろい)にお世話になりました。専用のラウンジでは足湯があり、のんびり♪
ラウンジ内の飲み物は飲み放題!!
昼間っからビールを飲んでたのは秘密(笑)
半個室でいただいた夕食もとても美味しく、嫁も大変に喜んでました。
はなれ葭蘆葦の客室には半露天風呂がついているので、妊婦の嫁でも気楽に入浴できました。
のんびり、まったり。今までのドライブ旅行では考えられないくらいスローな旅。
一泊でしたが、大満足なお宿でした♪
翌日は琵琶湖 湖北をドライブしながら帰宅。はじめて
メタセコイア並木にも寄り道。
下調べナシだったので、ドコが有名な写真スポットなのかよくわからず(汗)
レクサスLXは大食いなので、愛知-琵琶湖往復でも給油が必要でございましたとさ;´∀`)
期間中は緊急事態になることもなく、無事に行って来られた旅行となりました。
盛夏の8月。
日に日に大きくなる嫁のお腹と、
胎動(お腹の中で動く赤ちゃん)が確認できるように。お盆では両家の親族に報告。
そして妊娠発覚の1月から始めった生活の終焉、
出産予定の9月。
日本列島を縦走した台風が、まだ九州地方で暴れていた頃でした。朝、起床してきた嫁が
「破水したみたい」
と言い出したことで、一気に状況が動きます。
胎動が激しく、前日夜も動き回っていたので出産はまだまだ先かと思っていた矢先の出来事でもあったので、不意をつかれたと言われたらそのとおりだと思います。
産婦人科に連絡。そしてそのまま入院という流れとなりました。
入院して数時間はいつもの元気な嫁でございましたが、お昼を過ぎたあたりから
"陣痛"が始まったのです。
最初は10分おきで、それが5分おき、と状況は出産に向けて加速していきます。
破水から始まって、その日の夜20時には分娩室へ。
お腹にセンサーを取り付けると、赤ちゃんの心拍と陣痛の間隔、写真では表示されていませんが陣痛の度合いが表示されるようになります。
・・・
短くなる陣痛の間隔。痛さがだんだんと増して、唸る嫁。
日付が変わり長期戦の様相に。
九州から四国、そして近畿地方へと進んできた台風が愛知の北をかすめていきました。
外では暴風や雨が降っているであろう空気を僅かになんじながら、分娩室で苦しむ嫁の背中を擦り続けます。
・・・
嫁も、コチラも意識と体力の限界が近づき始めた朝の8時過ぎ。いよいよその時が訪れます。
陣痛の痛みに合わせ、渾身の力でいきんだ嫁から元気な赤ちゃんが!!!!
約16時間。
陣痛と出産の痛みに耐え抜いた嫁を見ていると、なんだかこみ上げてくるものがあり、思わず泣きそうになりました。
同時に産まれてきた赤ちゃんを見ながら、良かった。とにかく何事もなく無事に産まれてきてくれて良かった。そう思うのでありました。
お疲れさま。
そっと肩越しに嫁に言葉をかけるのでした。
・・・
産まれた赤ちゃんはすぐに体重やら身長やらの測定に入ります。四肢が正常か、なども立ち会った夫が確認すると言うものです。
※病院によってちがうかもしれません。
そんな
産まれたてのホヤホヤで撮った写真がタイトルの写真です。
既に
ちゃんとした人間の形の赤ん坊。
当たり前なのかもしれないけれど、それをリアルに見ることで、お産に立ち会うことでやっと認識できた、そんな気がします。
この小さな手に指を差し出すと、
想像以上の力で握り返してきました。
その小さな手は、赤ちゃんが必死に生きようとしていることの証であり、それは親になった事への証明なのかもしれない。
誰しも産まれた時は赤ちゃん。
巡るめく命の連鎖によって成り立つ人間世界。
小さな小さな手が、覚悟と理と心理を訓えてくれているようで・・・・。
あぁ。
産まれてきてくれてありがとう。
今更ながらに"親"になる覚悟が出来た、そんな瞬間でもありました。
これでお産までのお話はおしまい。
今後は子育てに四苦八苦する生活が始まりますね。
ほぼ乗らなくなった2人乗りのZ4クーペは、いよいよお払い箱コース、かな??
愛車はどうなることやら・・・。
あとがき的ななにか。
今回の件もあり、10月の北海道ドライブもほぼ不可能となりました。今後も北海道に行けるかどうかあやしい訳でして、北海道ネタがメインのこのページの存在意義がアヤシクなってきています。
お世話になったみん友さんたち、山陽欧米や舞子サンなどのオフ会。そして超長距離ドライブなどなど・・・。
全てをひっくるめて、否応なしに生活環境が変わっていきそうです。
でわ。
Posted at 2017/09/21 22:15:19 | |
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