雪影のブログ一覧

エンジンO/Hの記念として、古い方のピストンを1個だけ持ち帰りました。


↑EJ25ピストン、想像より薄くてでかい…(；´∀｀)



↑ピストンヘッド部は、
外周と中心部が盛り上がってる形状。
外周はともかく、中心部の滑らかな凸形状はなんのため？
面圧剛性確保？
吸気のタンブル流を阻害しないため？
あと、バルブリセスの溝が鋳肌のままです。
鋳肌でも精度が出せるのか？
そもそもカムのマージンが大きいのか？
ようわからん。


↑1stリング溝には鋼が鋳込みされていました。
重量も製造コストも増えますが、耐久性のために導入したのかと。
よく見ると溝から上の方が鋼に厚みがあります。


↑ピストンスカート部。
モリブデン？コーティングが見事に剥がれて肌荒れしてました…(~O~;）


↑オイルリング溝の奥にあるオイル穴。
分解時、これらがほぼ（カーボンやスラッジで）詰まっていたそうです。
そのせいでシリンダーにも傷が…(´-﹏-`；)


↑ピストン内側
スカート部の肉厚はとても薄いです。
おそらく弾力を持たせるためでしょうね。

おしまい。

とうとう20万km超えのエンジンO/Hが始まりました。
今回は、札幌でお世話になったショップから紹介していただき、苫小牧のラリー車を手掛けているエンジニアリングさんにお願いしました。

抜け殻となったマイSG9。
↓


エンジンブロック。
クランクジャーナル部はメタル交換。
シリンダーは浅い縦傷がややあり。ホーニングで再利用の判断。
にしてもスラッジすごい(-_-;)
エンジンオイル選びの基準について色々アドバイスを頂きました。
↓


ピストンは要交換。
ピストンリング固着気味。
オイルリングしっかり固着→ブローバイが大量に発生→燃焼室にカーボン堆積の悪循環。
エンジン始動直後の紫煙の主要因にもなっていたと推察。
↓


コンロッドも要交換との事。
エンジン内のスラッジに砲金が含まれており、このエンジンで砲金のあるカ所はコンロッド小端部内径のみ。つまり摩耗が進んでいる可能性→交換推奨。
↓


クランクは再利用可と判断。
↓


ヘッド（写真なし！）は再使用。
バルブシート研磨。
バルブ交換。
カムシャフトは比較的キレイでカム山をポリッシュ後に再利用できるとの事。
点火プラグ焼け気味。Σ(・∀・；)
燃料ポンプ交換（吐出量少しアップ）。
インジェクターは価格確認後、判断。

ターボユニットは健全そうなので再利用で様子見するとの事。
↓


その他、
エキマニは錆びて劣化激しいがブラスト後バンテージ巻いて再利用。
オイルパンは錆ひどいため交換。
ボルト類も錆びている物は交換。
パワステ関係ホース交換。
リヤバンパー修理（追加依頼）。
ヘッドライトクリアカバー交換（追加依頼）。

雑感
とにかく書ききれないほど細かくコンディションを観察して頂きました。水平対向エンジンの弱い所を知っている人に診てもらえるのはとても心強いです。感謝。

TSUTAYAに寄ったら雑誌を買ってしまいました。
スバルのMT特集。
自分の車歴は全てMTにも関わらず、スバルについては内部構造や型式の特徴など全然知らなかったので、良い機会かなと思っての購入です。



↑
マイフォレスター（SG9）の6速MT、型式はTY85系らしい。
SG9のクラッチプレート（純正同等品）を手配する時に、WRXとは違う品番だったので「何かが違う仕様なんだろうな」とは思っていましたが、やはり高トルク対応品らしい記述がありました。



↑
MTの不具合って、こんな感じなのね…。(；´∀｀)
MTは消耗品と言えども、大事に乗らねば！

とりあえず、シフトダウンの時にはダブルクラッチ & 回転数を合わせながらシフトレバーを優しく押し付けて「ストン」とギヤを入れる様に心がけています。
スパッとシフトチェンジが決まると気持ちいいですよね〜。(о´∀`о)
こういう楽しさはMTならではなのかな、と思います。

ではでは。

気がついたら、20万km超えてました。(；´∀｀)


エンジンオーバーホールを今年中にやって、30万kmに向けてぼちぼちやっていきます。

雪影です。

マイフォレSG9が走行距離20万キロ目前となり、紫煙も吹く時があり…

次の中古車を探すか？
エンジンO/Hやるか？
と悩んでいましたが、

信頼できそうなショップさん（ラリー車も作ってる）に出会えたので、エンジンO/Hの方向で検討中です。（中古車探しに疲れたというのもある）

で、
概算見積を出してもらいましたが…
（エンジンブロック、ヘッド交換をしなくて済めば）
Maxで99万！(；´∀｀)ウヒャー

まあでも気に入ってるし、100万で思い切り踏める様になるなら有りかな？

しばらく考えます。