ちょっと遅くなりましたが、28日にイラク復興支援特別措置法に基づく航空自衛隊の輸送隊撤収命令が下令されました。
思えば航空自衛隊の先遣隊の派遣命令が平成15年12月ですからまる5年になります。
平成19年現在で任務中に亡くなられた隊員は陸海空のテロ特措法・イラク特措法含めて35名もいらっしゃいます。
幸いにも砲弾が飛んできての殉職者はありませんが日本の国益と国際評価と引き換えに失った人命はあまりにも大きなものがあります。
逆に言えばこれだけの犠牲をはらわなければ国益や評価というものにつながっていかないともいえるわけです。
大きな犠牲を払っているのですから日本という国家のため、国民のため国としてこれだけのことをしてるのだというアピールをすべきではないかなと思います。
アピールや説明不足のため何のために派遣されているのか、どこに派遣されてるのか、どういうことをやっているのか知らないどころか感心すらない人がほとんどじゃないでしょうか。
派遣の是非についての議論はあるにせよ、命がけの仕事をさせておきながらその恩恵を受けている多くの国民が無関心で、しかも否定的な報道やシュプレヒコールのみが飛び交うのはとても健全だとは思えません。
撤収命令が下令されたとはいえまだ撤収には時間がかかります。
全員無事に任務を完了されて戻ってこられることを切に願います。
写真はまさに今中東で飛んでいるC-130輸送機にセットされていると思われる防弾板(昨年の小牧基地航空祭より)。
防弾板が必要な場所を普通は戦場というと思います。
Posted at 2008/11/30 22:39:24 | |
トラックバック(0) |
政治・外交・安全保障 | 日記