３月13日の気になるニュース

最近、知的障害者らに不妊・避妊手術を強いた旧優生保護法のことがニュースに取り上げられています。

要は知的障害者の女性が妊娠しないために外科手術を受けてしまうことですが、私はこの法に問題があるとしたら、手術でなく生涯妊娠＆出産をさせないようじっくりと話しあってそういう流れにできなかったのかなと思いました。

最近、このニュースが取り上げられてから、この法律の下手術を受けた女性がいろいろと文句を言ったり、当時そういう手術をした医師を公表しようとする流れがあったり、これについての集団訴訟の動きが始まったりしていますが、私は考え違いも甚だしいと思いました。

この法律があった時は、この法の下行われた行為は正当なものであり、それをやった医師が批判される理由がわかりません。そして、子育ては健常者でも大変なのに、知的障害者ならなおさら大変です。

話はそれますが、私が弟を迎えに施設に行くとき、私より高齢の夫婦がその子供を迎えに行く場面に遭遇します。そのご夫婦がいつまでも迎えに行けたらいいけど、人の命も限りがあります。子供を残して先立つということがあります。それは私も同じことで、弟を残して先立つ可能性があるわけで。

知的障害者の子育てとなると、絶対に周りのサポートが必要となるし、親となった障害者は普通の子育てが出来ないはず。そうなると一番真っ先にサポートするのは障害者の両親や兄弟であり、その人たちがいつまでも生きているわけではありません。その人たちがいなくなった後、子育てをしていけますか？それをわかって文句を言っているのでしょうか？過去に行われた手術も、障害者の両親がそういう流れに持って行ったのであり、文句を言うなら両親にでしょう。

それにしても、このことに関してのマスコミの取り上げ方が異常ですね。まるで慰安婦問題みたいだと私は思いました。あと、これって弁護士にとって過払い問題に次ぐ新たな稼ぎの対象になったのではないでしょうか？