商売と勢い。

地元にある、某洋服チェーン店に頼まれ物でセール品を買いに訪れた。

ハッキリ言って、2.3年振りなんじゃないだろうか、この店に来るのは！？と思える程、普段そこには足を運ばない。
気に入った物があまり置いていないので、探すのが楽しくないのだ。
(単なる好みだけど)

で、人が多いと尚更憂鬱になろうと思い、昼間の空いた時間に訪れた。
…探してみるも、頼まれた品物が見当たらない。

田舎なので、セール品だとすぐに売り切れている可能性大。
探す時間が無駄なので、店員に尋ねてみる
案の定、朝の内に完売しており、頼まれた物とは全く色の違う物が少量残っているのみだった。
色もサイズも違うそのＴシャツを目の前に、しばし悩む。
セール品なので、返品も効かぬだろうし、まあ、安売りなので注文した本人(母)が気に入らぬでも構わないだろう、と一応“返品について”尋ねてみた。

『購入したとして、これセール品なので返品できないですよね？』

『そぅっスね！セール品は勘弁して欲しぃっスね！とっとと捌きたぃんで！』

…こっちも商売してる身だから気持ちは解るけど、なんか勢いで売ってない！？（笑）

そのＳサイズのＴシャツを手に取り、しばし考える。ついでに、
『頼まで、私より身長が10cm程低い人に買っていくんですけど、このサイズで着丈は大丈夫かな？参考までに』
との問いに対しても、そのサーファー風男性店員さんは即答で
『着丈ってよりも、胴回りっスね胴回り』
と、的確なアドバイス。
ありがとう、君のアドバイスは多分正しいけど、大抵の体形を気にする婦女子は少なからず傷付くと思うよ(笑)
そーいう勢い、嫌いじゃないよ！嫌いじゃないけど、多分、万人受けはしないよね！？
ちょっとトホホな気持ちになりながらも、お買い上げ。

実は私がチョイスしたその色も、注文した母の気に入りだったのは後日の話。
良かったー、無駄にならなくて。