“常連さん”はありがたい存在だ。
うちは“愛想のない旅館”として極々一部の利用者さんから好評頂いている旅館だが、決して、決して私が愛想がないのではない。
一緒に働く母が、愛想がないのである。
自分の経営方針として、愛想を振りまく必要がないのだそうだ。
今風に言うならツンデレ。そう、ツンデレ旅館なのだ。(おいおい…)
私もお客様に対して媚び諂った対応は決してしないが、その愛想が無さ過ぎるのをフォローできるまでには随分時間がかかった。
以前、宿泊と釣りを兼ねていらしたお客様が大きなタイを上げた時、母は『もう大きいの釣ったんだから、(鮮度が落ちたら食べられないから)帰れば?』と平然として言う。
おかん、今日泊まる人やでこちらの人…。
ヒヤヒヤしていつもその対応を眺めているが、結果的に余計な気遣いなく気楽に利用出来るとかで、(幸いにも)お客さんには好評の様である。
勿論、中には“ここの宿、愛想が無さ過ぎる”とクレームを頂く事もある。
要するに、母の方針は“わかってる人に利用してもらえれば、それでイイ”訳だ。
少人数での運営と言う事情もあって、誰でも彼でも来てくれればイイのでは立ち行かないのも、長年働いていてよく解る。
と言う事は、客も宿を選ぶが宿も客を選ぶ、とんでもない旅館なのだ。
(それでもいいのだ)
今日のお客さんは釣りの方の常連さんで、宿泊は初めての人ばかり。
普段の対応そのままでの宿泊となったお客さんの方は、かなり驚かれていたが、しばらくしてその対応の訳を知り、納得してくれた様子。
なので、お互い遠慮なく言いたい放題で盛り上がり、夕食の時間がやたらと長くなってしまった。
遠慮なく話せるまでのお客様との距離の取り方は、無愛想なだけで出来るものではないが、打ち解けられる時は接客業をしていて良かったな、と思う。
いつもながら失礼で申し訳ないな、と思いつつも言いたい放題な今日この頃だ。
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最近の写真を少し。
先日記事にした『レイトン教授と不思議な町』を金曜深夜に入手。
いやはや、謎解きが楽しいですね。自分の頭の固さに吃驚。
地元にある“道の駅 蒲江”の広告。
最初のオープンの年だけかと思っていた“伊勢えびソフト”が販売されているとは。
私はエビ・アレルギーなので食べられないが、食した人の感想を伺うと『カニクリームコロッケを甘くしたような感じ?』と言う。
是非、ご自分の舌で色んな人に確かめて頂きたいものだ。
深夜、スカパーのビデオミュージックチャンネルを見ていると、懐かしいティアーズ・フォー・フィアーズの“シャウト”が流れていた。
ティアーズ~を知らなくても、車好きならこの人らの曲を一度は聴いた事があるかもしれない。
“eye hunt SILVIA”のキャッチコピーでCMされていた、S14シルビアのCMソング『シーズ・オブ・ラブ』は彼らが歌っていたものだ。
当時、車よりもその曲に惹かれ、アルバム(シングルも)を買いに走った、懐かしい曲だ。今聴いても、カッコイイ。
…個人的には、車としてはデザインはS14よりS13の方が好きだったのだが。
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仕事絡みの話題。 | 日記
Posted at
2007/02/26 18:11:26