不正の手口は 偽りの抵抗値で負担軽く 国は走行試験に立ち会わず
三菱自、4車種以外も“違法な方法”で試験
三菱自動車が軽自動車の燃費を不正によく見せかけていた問題で、三菱自動車はデータを改ざんした4車種以外にも違法な方法で試験を行っていたことが明らかになった。
国土交通省は21日も、愛知県にある三菱自動車の開発統括部門に立ち入り検査を行っている。
三菱自動車によると「eKワゴン」など4車種のデータ改ざんだけでなく、「ミラージュ」「デリカD:5」「アウトランダーPHEV」を除く、全ての車種について法律に定められている方法と違うやり方で燃費を計算するための数値を出していたことがわかった。こうしたやり方は少なくともリコール隠しが発覚した後の2002年から行われていたという。
三菱自動車は違法な方法で行っていた理由について、時間が少なくてすむためだった可能性が高いとしている。リコール隠し以降も社内の体質が変わっていないことが浮き彫りとなり、経営責任が問われることになりそうだ。
日テレのニュースには違和感を覚えます。何しろリコール隠しの際、この様なドキュメンタリーを作成したのですから
不適切というのであれば理解できますが、なぜわざわざ”(ダブルクォーテーション)を使って書く必要があるのでしょうか。
事の本質はここではなく、社内の体質という点に関しては自分も同じ認識を持っています。
次の記事は非常に興味深いものがあります
三菱自動車社長、相次ぐ品質問題に「仕事の重みを考えられない状況にある」と反省の弁
> 社内で「流れ作業のように仕事に取り組み、自らの仕事の重みを考えられない状況にあった」(益子氏)とする見解を示した。
> 今後は「(従業員の)仕事に取り組む姿勢にまで踏み込んで改善する」(同氏)という。具体的には社長直轄の品質改革組織を立ち上げ、その中に「風土改革チーム」と呼ぶ組織を置いて社内の意識改革に取り組む。
三菱自動車のRVR開発担当部長の諭旨退職はやむを得ないが、トップや役員も問題がなかったか調査をしてほしい
> ただし、会社側にも調査をすべきことがある。
> それは、開発担当部長に過度のプレッシャーを与えていなかったかということだ。
> 東芝でも、粉飾決算騒動が起こってしまった原因はトップからの「チャレンジ」という過度の利益改善要求にあった。
> それと同じように、直接間接のプレッシャーを含め、「開発日程は何が何でも守り切れ」とか「遅れは絶対に許さない」というような雰囲気になっていなかったかということだ。
> 仮に、そのような空気が虚偽報告の引き金になったということであれば、むしろトップや役員のほうが、開発担当部長よりも重い責任を負うべきであろう。
「三菱自動車の挑戦」 三菱自動車社長 益子修氏
> 益子社長は従業員との会話を紹介しながら「従業員とその家族を大切にしない企業は存在する意義がない」などと語った。
特に3番目の記事に発言はブラック企業のトップの常套句です。また歴代の社長を見てみると(参考情報:
歴代社長事典)益子会長が10年以上三菱自動車の社長をやっております。
つまり今回の不祥事の諸悪の根源は益子会長に至ることは多々あると思います。
・ いい車作りよりも、儲かる車作りが第一
→先行きがどうなるのかわからない電気自動車に注力し続け、稼げる車である当時のギャランフォルティスの製造終了、次期ランサーを選択と集中の名の下で開発中止
→OEM車の増加
・ 先の発言のようにブラック企業特有の会社内の風通しの悪さ
・ 益子会長が歴代の社長の中で最も長く社長でいた
→益子社長のワンマン経営による、体質の悪化
→体質悪化に付随した三菱自動車のブラック企業化
大体社長が長くいるところ、特に社員は家族だなんていう社長に限って言えばブラック企業である確率が非常に高いです。
つまり三菱自動車は益子体制下になってから隠蔽体質ひどくなった可能性があります。
今回の不祥事は起きて当然というのはほぼ確定だと思います。
特に今回注目するべき点としては
・益子会長の責任はどうなるのか
・どこまで相川社長は益子体制下の際、関与していたのか
というところです。つまりは構造上の問題が発端として起きたと思います。
ただ、日産が正義の味方とはとても思えません。
某動画サイトにてガイアの夜明け 人気沸騰!軽自動車ウォーズを見たのですが、かなりのレベルで日産も関与しています。つまり開発の段階で日産も把握していたのになぜこのタイミングなのかというのは未だにわかりかねますが少なくとも何らかの意図があったのではないかと思います。
特にメディアにとっては好都合なタイミングだと思います。
何しろ
【内部告発】朝日新聞の発行部数で3割水増し発覚 / 公称670万部 → 実際470万部! ついに公正取引委員会が動いた
悪質の度合いから言えば三菱自動車よりも悪質ですし、それ以上にこの問題を取り上げているのは
・週刊新潮
・ゲンダイ
のみです。あの朝日新聞と敵対している産経新聞ですら取り上げていません。
ということは新聞社の発行部数水増しを隠蔽するために三菱自動車をスケープゴートに仕立て上げたというシナリオは捨てきれないと思います。
ましてや今、話題となっているパナマリストに関してもほとんど情報が上がってきません。
ネットでは既に色々な情報がパナマリストに関して出ていますが、既存のメディアには出ていません。
前回の憶測も踏まえると
・ 日産が軽自動車部門を買収するための工作
・ メディアの水増しの隠蔽(押し紙や視聴率)
・ パナマリストに関する報道の矮小化
・ これら以外の何か
この辺が妥当ではないでしょうか。特に今回の三菱自動車の件はカタログ燃費詐称を針小棒大、過剰に取り上げている時点で何らかの意図があるとしか思えません。
仮に三つ目であれば政治的な意図があると思われます。
とにかく、何か重要な事から目を逸らさせたい、そんな意図が感じられます。
特に今回の件では
・死人が出たわけではない
・大規模な事故が起きた訳でもない
・そもそも車を購入する人間はカタログ値だけで判断している訳ではない
→特に車好きな人たちであれば、カタログ値達成は余程のことがない限り不可能だということを承知している
→車好きでなくとも、大半の方はカタログ燃費だけにこだわっている訳ではない
にも関わらず、この取り上げ方は異常です。
とにかく三菱自動車が為すべきことは
・原因や真相の究明・解明
・再発防止
・徹底的な体質の改善
また販売店に至っては
・誠心誠意お客様と向き合う
ことだと思います。
追記事項:
もしかして車に関して隠したいことってこれでしょうか
排ガス不正問題が拡大か:VW以外も基準値超え=独陸運局[車両]
> KBAはVW以外に、ダイムラーの高級車部門メルセデス・ベンツ、BMW、米フォード、米ゼネラルモーターズ(GM)傘下の独オペル、仏ルノー、仏プジョー、伊フィアットなどの計50モデルを対象に検査を実施。その結果、多くのモデルで窒素酸化物(NOx)の排出量が基準値を上回り、中には数倍に達するものもあったという。
特にルノーが絡んでいる時点で怪しさが増えたと思うのは自分だけでしょうか。
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三菱 | 日記
Posted at
2016/04/22 00:26:29