さようなら・・・スズキ。
WRCの世界に新たな風を吹き込んでくれるのかと思っていただけに残念な結果です。
終盤SX4WRCも安定感を見せ上位に入ってこれるだけの力も付けていただけに悲しい結末です。
http://news2.as-web.jp/contents/news_page3.php?news_no=18393&cno=51&b6Ec=1
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【スズキ】スズキ、FIA 世界ラリー選手権(WRC)活動の休止について
2008年12月15日
スズキ、FIA 世界ラリー選手権 (WRC) 活動の休止について
スズキ株式会社は、2008年より「SX4」で参戦したFIA 世界ラリー選手権 (WRC) の参戦活動を、2009年より休止する。
スズキは、昨今の世界的な経済不安に伴う自動車販売の縮小を受けて、日本をはじめ世界各地の工場での四輪車生産計画を見直すなど迅速に対応している。しかしながら、世界経済が短期的には回復せず厳しい自動車市場が続くと予想されることから、今後も持続的に企業が成長するためにも、各事業の見直しを進め、生産体制、環境対応技術、次世代パワーユニットの開発などに経営資源を集中する必要があると判断し、2009年以降のWRCへの参戦を当面の間見送ることとした。
スズキは、2002年にジュニア世界ラリー選手権 (JWRC) にスイフト (海外名イグニス) で参戦を開始して以来、同クラスにおいて2度のドライバーズチャンピオンを輩出するなど輝かしい成績を収め、2008年にはJWRCからWRCにステップアップを果たした。これまでのJWRCおよびWRCへの参戦は、商品開発、販売促進に多大な効果をもたらしただけではなく、スズキ4輪車のスポーティーなイメージを醸成し、特に欧州におけるスズキブランドの向上に大きく貢献した。
なお、「スイフト スーパー1600」でジュニア世界ラリー選手権 (JWRC) および、欧州をはじめとした各地域のラリーに参戦しているカスタマーへのサービスは継続する。
スズキは、WRCへの参戦にご協力いただいた企業の皆様、そして温かいご声援をいただいた皆様に対し厚く御礼を申し上げるとともに、JWRCおよびWRCの参戦により得られた経験を今後の販促活動や商品開発に活用し、価値ある製品を提供していく所存である。
(スズキ株式会社 プレスリリース)
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これはやはり新WRカー規定との関係もあるのではないだろうか?と個人的に思ってしまう。
スズキはGr,Nに固執はしていなかったが2010年から導入が許可される新WRカー規定の決定が遅れた事が厳しかったのではないかと思う。
スズキの親会社にあたるGMもいまや経済不況の為経営すらやばい状態だ。
そんな中子会社のスズキが自社だけの資金でWRCを運営できるほど費用があるとは思えない。
またWRカーの開発にしても1年以内で作れるほど甘くも無い。
これはどのメーカーにも言えるだろうが・・・2010年の開幕戦にどれだけのS2000をベースにした新WRカーがスタートラインにつけるのだろうか?
個人的にはゼロじゃないかと思う。
スズキにしてみればWRカーを開発して世界に乗り出そう!といって車を作り出したが・・・
その後WRCは変革の時期を向かえWRカーはS2000をベースにする事になった。
当然今までの開発で得た大半は無駄になるだろう・・・
かといって現行WRカーとS2000ベースを同時開発できるだけの予算は持ち合わせていない。
となればこれは当然の選択ではないかと思われる。
これにより日本車勢はスバルだけが残る事になった(現時点では)
99年にF1参戦を理由に撤退したトヨタ・・・
05年に急遽撤退を決めた三菱もまだ記憶に新しいが復活はまだ当分先だろう・・・
そして今度はスズキとなる・・・
残されたスバルにとってもこれからのWRCは参戦すら厳しいものになってしまったのではないかと思う。
だがスバルはこれからもラリーの世界でがんばって欲しい。
最後に・・・
スズキ・ワールド・ラリー・チームの皆さんお疲れ様でした。
1年間日本人が中心となりがんばってきたのは誇りに思います。
モンスター田嶋さん、稲垣秋介さん・・・本当にいい夢をありがとう。
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Posted at
2008/12/15 19:11:43