前回のオートメッセのブログにはたくさんのイイネを有難うございました。
今回はその翌日のブログです。
2018年今年最初の撮影実習は2回めの神戸の「王子動物園」でした。
王子動物園には3年前の5月、学校で学び始めた1年目の
ステップアップ講座 II(デジタル基礎コース)<望遠レンズの効果>で訪れた懐かしい場所です。
今回は「原点に立ち返る」というのが実習のテーマで、実習前にその時の写真を見直してから来るようにと先生から宿題を出されていました。こういう時ブログを書いてると便利です。でも前回の写真を見てみたところ「きれいに撮れてるやん」というのが率直な感想・・・。もちろん細かい部分はツッコミどころはあるんですけど、そう大した違いのある写真は撮れないんじゃないかなって思ってしまいます。
そういえば2年前、作品作成講座に進級したはじめての実習も
「京都市動物園」でした。動物を撮るってのは実習や撮影技術のベンチマークに最適なのかもです。
開始前にいつものように先生から動物園撮影についての指導がありました。
※小さい子どもさんが多いので足元に気をつける。三脚は使用しない(自粛)。
※場所を独占しない。子どもが後ろに来たら場所を譲る。
・2回めの王子動物園なので、ステップアップ講座の時の写真とは、ちょっと違う写真を撮る。
・客観的に動物園を撮る。動物を見ている観客やシルエットを入れてスナップを撮る。
・動物園にいる動物を撮る。サバンナにいる動物は撮れない。
・寒くて動物がじっとしている様子、エサ箱を入れて撮る。
・お尻だけ、鼻だけ、目だけ、部分的に撮って「動物園」として組でまとめてみる。
・動物に動きがある、アクビ、口を開けている時などがシャッターチャンス。
・パッと見て、動物の動きに変化やアクションが起きなければすぐ移動する。
・エサの時間などもあるので、チェックする。
・パンダは午前中しか見られないので、注意。
・小さい動物は動物と同じ目線でカメラを構える。縦位置、横位置で撮る。
・基本的に絞り優先。F値開放F4~F5.6で場合によって変える。
・暗いところではISO感度に注意。コウモリなどは上げないと被写体ブレする。
・露出補正は基本プラスマイナス0で、WBはAUTOでOK
・アシカなどが泳いでいるのを撮るときはAIサーボ。
・焦点距離は好み、標準と望遠レンズを使い分ける。
・フェンス越しの動物は、全点測距ではなく中央1点かMF、望遠レンズがフェンスが出にくい。
・ガラス越しの場合は、自分が写ってしまうので、グッと近づくか離れて撮る。
最初はやっぱり入場口から近い
フラミンゴからスタート!
いきなりブレてます。
1
仲良しの
ニワトリくんと
羊さん、並んで「ハイポーズ♪」
可愛い木製のエサ箱も入れてみました。
2
カメラ大好きな
ラマさん、この後レンズフードの中に鼻を突っ込んできました(^^)
動物ってレンズ好きだよね~!
3
透明なドームから顔を出す
コツメカワウソくん。
4
やんちゃな
シセンレッサーパンダくん、怒り顔でじゃれ合うので、撮ってる人が多かったです。
ここで以前教室で一緒だった方と再会!卒業後も動物撮影にハマりここにはよく来られているそうです。
5
コアラ君はほとんど寝てばかりでした。
6
今回連写で一番枚数撮ったのが、こちらの
カリフォルニアアシカくん。
水中をハイスピードで泳ぎ回り顔を出した瞬間がシャッターチャンス!
7
しばらくしてるとみんな自ら上がって甲羅干ししてました。
アシカの顔って犬の顔に似てます。
8
凛々しいネコって感じの
ボブキャットくん。いいカメラ目線をくれました♪
9
難しい名前の
アビシニアコロブスくん、つぶらな瞳で何を見ているのでしょう?鉄柵を握りしめる左手も可愛いです。
10
退屈そうな
シロテナガザルこのベージュのと黒いのとがいたみたい。
手前の枝?と同じ角度になったところを撮ってみました。
11
影で目線が入ったみたいな
ボルネオオランウータン。
ホントは可愛い顔してるんですよ。
12
つぶらな瞳で何をじっとみているのかな?
コモンマーモセットくん。
13
水面の屈折で顔がずれるのが面白いんですよね。
ヨウスコウワニくん。
14
グリーンイグアナ君、あんまり動かないんで怪獣のフィギュアみたいに見えちゃう。
15
右の
アカカンガルーがジャンプして飛び蹴りをする瞬間です。
先生は次の瞬間の、左のカンガルーのボディに蹴りが入った瞬間を連写で捉えておられましたね~。さすがです。
16
おウチからこんにちは~した瞬間の
フンボルトペンギンくん。可愛いです。
17
次の動物は・・・山本先生でした(^^) 足が超長くてすごい超望遠レンズですね♪(笑)
18
百獣の王
ライオンはおとなしくしてても、眼力があります。
19
この写真は上から撮っているんですが、
アムールトラは上目遣いでしっかりこっちを睨んでました。
20
2周めのフラミンゴ、逆光位置から撮ることでキレイな羽根の色を引き出すことができました。
21
バリバリ順光で白飛びしそうな状況でしたが、フクロウ好きのお友だちのために♪
この
シロフクロウ、なぜか片目でこっちを睨むんです。
点光源を丸ボケにして後光のように左上に配置してみました。
22
こっちを見ながら歩いてきてニヤッと笑った?瞬間の
ホッキョクグマ。左上に見えるのは人口雪なんですよ。
白い毛皮は露出が難しいのでサイド光で撮ってみました。
23
チンパンジーの夫婦なのかな~?
ほのぼのした雰囲気をだすため、明るめの露出にしてみました。
24
ご飯タイムの
カバの親子。このあとわんぱくな子カバは餌を独占しようと餌の上に乗っちゃいました(^^)
露出アンダー気味に撮りました。それでもまだ明るいかな?
25
フンボルトペンギンもご飯タイム。投げてもらえるのを待てない食いしん坊は、係員さんの前に並ぶのです。
主役はペンギンなので飼育員さんの顔や身体は入れないのがポイント。
26
まるで後ろの壁にカモフラージュされたような白黒の
ユキヒョウ。絶滅危惧種なんだって。
くっきりした印象にするためにコントラストを+1しています。
27
ここからは、後日行われた実習作品の添削講座に提出した作品5点です。
今回の提出は「動物園と子どもたち」というテーマでスナップ写真でまとめてみました。
居眠りする
アムールヒョウとそれをじっと見つめる少年。
ガラス越しだと緑色っぽくなるので、色温度をヒョウの毛の色に合わせて調整してみました。
28
こちらものんびり日向ぼっこの白い毛皮の羊と赤いダウンジャケットの子ども。
羊と同じ目線で撮っていたら、子どもがもっとよく見ようとかがんできた瞬間を撮りました。
29
顔出しファンの皆さん、王子動物園の顔出しはけっこうリアルです!
プライバシーに配慮し写真は個人が特定できないようにボカシを加えていますが、問題があれば削除しますのでお知らせ下さいねm(_ _)m
30
アムールトラに手を伸ばしさわろうとする赤ちゃんと、それを見守る仲睦まじい家族♪
31
象の親子と人間の親子。縦構図で手前にいる親子を前ボカシにして撮っています。
32
撮ろうとしたのはこのテーマでしたが実際に提出したのは、私をじっと見つめる子どもの瞳にピントを移動して撮ったもう1枚の写真の方でした。理由はすっごい可愛かったからです(^^)
先生からの添削指導は、久々に5点とも「よい作品でした」!をいただき、すべての作品において構図、露出、色調整などの添削は無しでした。こんなことはめったに経験がありません。
動物と人の位置関係、動物の色と人の服の色、ピント位置、家族の顔の表情や露出、弱コントラストなどなど、私が意識していた部分を、先生には褒めていただけてうれしかったです。
顔出しの写真は「それを撮る親の背中とかがあればもっとよかった」羊の写真は「羊の鼻に影がかかっているのがちょっと残念」というアドバイスをいただきました。
BESTは最後の象と親子の作品でした。お見せできなくて残念です。(^_^;)
冬だというのにこの日は朝からたくさんの家族連れが王子動物園に訪れていました。気温は低いけれど太陽がポカポカあったかい、そんな1日でした。そのほのぼのとしたなごやかな雰囲気をスナップに撮ることができて、よかったと思います。
33
ブログを比較して、客観的に3年前の写真を振り返ると、いいタイミングで撮っている写真は今回より多いけど、光の使い方が下手だったり、アングルが同じようなものが多いですね。今回は100-400mmのレンズ1本ですべて撮りました。最短撮影距離が短い4倍望遠ズームは王子動物園にピッタリで、この機材に助けられた面も多かったです。
話は変わりますが、3月初旬に横浜で開催される写真とカメラのイベント
「CP+2018」に行くことになりました。キヤノンフォトサークル会員向け部活イベント
「写真家:鵜川真由子と街歩きスナップin横浜山手」の撮影実習の抽選に当たったんですよね♪鵜川さんには昨年の大阪での
作品展の際、たくさん教えていただいたので、ご一緒できるなんて夢のようです♪(もちろん、すぐ鵜川さんにはSNSで当選したことをお知らせしました♪)
もし、CP+に参加される方がいらっしゃったらまたよろしくお願いします(^^)
今回も長い長いブログに最後までお付き合いいただき、有難うございましたm(_ _)m