アリマコパパのブログ一覧

浜名湖ガーデンパーク本部
　「出動命令を下さい！これほど明確な証拠があるのですぞ。私は見たんだ！最新のツインがずら～りとこう・・・。」
「そんなことは判っておる。」
「これは高度に政治的な問題なんだ。我がツイン愛好家の権限は近畿内のオフ会に限定されておる。」
「長官！オフ会であることは明確ですぞ。」
「わかっとらんな。相手は国連加盟の独立愛好家なのだ。インターポールといえども、強制参加はできんのだよ。」
「しかも情勢は極めて不利だ。世界中の新聞のトップを飾っているこの写真を見たかね？自らツインを守った伯爵の勇気。アリマコパパ、ツインオフ会に強制参加に失敗。」
「アリマコパパの共犯者、銭形に変装ともあるが？」
「それは正真正銘の自分です。」
「困るんだよぉ。現職の会社員が軽率じゃないかぁ。」
「真相は報告したはずですぞ。」
「問題はだね、世論がどっちを信ずるかだ。」
「勝ち目はあるまい。」
「伯爵は西側の政界に友人が多いそうじゃないか。真相を暴かれると困る愛好家も多いんじゃないかね？」
「その通り。現に、大量のECUが某愛好家によって発注された証拠がある。」
「このニセISCVこそCIAの発注じゃないのかね？」
「やめたまえ。ここに愛好家間の争いを持ち込んでもらっては困るのだ。」
「さよう。錆の問題は各国ごとに対策を考えてもらうしかありませんな。」


「警部！参加準備ができました。いつでも浜名湖ガーデンパーク公園へ出動できます。」
「参加はない・・・。」
「ハッ？」
「後任が決まり次第、我々はツイン愛好家の任を解かれることになった。全員帰省の準備をしろ。」

冥王星前線基地の勇者たちよ　ツインの前に名車なし　ツインの後に名車なしだ


ツイン　　拡散波動砲　用意！

　　　　　撃て！

兵　　　　はぁ　全く効き目がない！
ツイン　　これが　車の正体か！
　　　　　走行用意！
　　　　　ガソリンが尽きるまで　怒りを込めて走り尽くせ！



ツイン　　そうか！
　　　　　コペン　生きていたら聞いてくれ
　　　　　車の本質は足回りだった！
　　　　　我々は見てくれの派手さに目を奪われていた！
　　　　　コペン・・・我々は負けた・・・・生きていたら・・・・生き・・・・


古　　　　ツイン！！！

CBA-EC22S
それは未完成な青春の象徴。若者に訪れる青春の旅立ち。
今、万感の想いを込めてホーンが鳴る。
今一度、万感の想いを込めて名車が行く。
CBA-EC22S
それは旅人に捧げる詩（うた）、それは少年の胸の内を走る名車・・・
（走行中）
パルチザン 「包囲されたぞ！　血路を開くんだ！」
パルチザン 「限りある命のために戦え！生きとし生きる者の未来のために！」

動乱の時が来た。
廃墟と化したメガロポリスにいくすじもの光芒が走る。
それは機械化兵士軍と追いつめられたパルチザンたちとの激しい闘いの火花であった・・・
ツイン 「振り返るな！行け！」
鉄郎 「・・・・」
ツイン 「嘆くな。わしらは死ぬが滅びるわけじゃない。お前達、若い者がわしらの未来を受け継いでくれるじゃないか。全てを踏み越えて、人間の未来を作れ！それがお前の務めだ。・・・死ぬな！・・・負けるなよ。たった独りのわしらの倅（せがれ）よ。未来を頼んだぞ！！」




ツイン 「倅（せがれ）よ、いつかお前が戻ってきて地球を取り戻したとき、車庫を掘り返したら、わしらの赤いオイルが流れ出すだろう・・・」

ツイン 「ここは・・・我々の星だ、我々の車庫だ！その赤いオイルを見るまでは・・・死ぬなよ！・・・わしらの倅（せがれ）よ！！」


鉄郎　　「逃げるんじゃない・・・・・、必ず帰って・・・・

オーナー：「スコープの十文字に敵の光が合ったらミサイルを撃つんだ。いいな！？」
ツイン：「うん、わかるよ！」
オーナー：「あそこだ！」

ハ：「弾もミサイルもなくなった。オ、オーナーさん、頼む！」
オーナー：「了解！」

オーナー：「レバーはひとつずつ押すんだ。落ち着いてな」
ツイン：「う、うん」
オーナー：「はずれ、次！」
ツイン：「ん・・・」
オーナー：「うわっ！」
ツイン：「わあっ！」
オーナー：「ツイン！撃て！撃てっ！！」
ツイン：「・・・オーナー、レバー押しても発射しないよ」
オーナー：「なんだと？こんな時に！」
　　　　　「だ、駄目だ。今の攻撃で電気回路がやられたな。チッ」
ツイン：「どうしたらやっつけられるの？」
オーナー：「カタパルトの脇にあるレバーが動かせりゃいいんだが。ツイン、どこに行くんだ？」
ツイン：「オーナー、カタパルトの脇にレバーがあるんだろ」
オーナー：「ツイン、危ねえぞ。うわっ！」

ツイン：「あっ！」
　　　　「こ、これか」

オーナー：「ツイン、いいか、ちゃんとやらねえといけないんだぞ。わかってんのか！？うわっ！！」

ツイン：「ああっ！」
　　　　「・・・オーナー、当たるように飛行機を！」
　　　　「ハハッ、オーナー、むこうから来てくれたよ！」

オーナー：「やったあ！！ツイン！やったぞ！！」

オーナー：「おいツイン、どうしたんだ？上がってこいよ、ツイン」
フ：「オーナーさん、気をつけて。着艦よ」
オーナー：「おう、了解」

ブ：「ツインがいなくなった？」
ジ：「ええ。野暮用でオーナーと一緒に出撃したらしいんですが」
ブ：「何処なんだ？知っているのか？」
ハ：「いいえ、知りません」
　　「ねえ」
セ：「ええ」
オーナー：「（嗚咽）」
ア：「名車だったんです・・・」
フラウ：「名車？」
ブライト：「知っていたのか？」
アムロ：「いえ。オーナーさんの車庫にツインが在るのを見たんですけど、すぐ敵が来たもんで」
オーナー：「・・・ツイン、いなくなっちまって・・・（嗚咽）」

（ツイン）：（あんたと会えてよかったと思うよ。ワークスとコペン？はははっ、あの子達なら大丈夫さ。私達よりずっとうまくやっていけるって。いつまでもこんな世の中じゃないんだろ？ね、オーナー）

オーナー：「なんで死んじまったんだーっ！！！」

古代　
「モニターというものは、たかが何十年の寿命で終わってしまうような、
　ちっぽけなものじゃないはずだ。
　この宇宙いっぱいに広がって、永遠に続くものじゃないのか？
　俺はこれからそういうモニターに、自分の命を与えに行くんだ。
　これは死ではない！」