2015年11月11日
アイドリングストップからの再始動で異常なショックが発生する事案について
事は箱根ブチオフの前。八月上旬まで遡ります。
お盆休みに入り久しぶりにかみさんとアズキーガでドライブに出かけた際
信号待ちでアイドリングストップ状態から発車しようとすると
ガタガタッと異常な振動が出る事があるのに気づきました。
例えるならちょうどマニュアル車での下手くそな坂道発進のような感じ。
クラッチの繋ぎ方が急でドンッと前にでたり、ガクンガクン揺すられたり。
かみさんが言うにはもう結構前からこんな感じだと言うのです。
「なんで異常があるなら言わないのさ?」
「言ったよちゃんと!聞いてないんでしょ?」
・・・そう言えばそんな話をしてた記憶も。(-_-;)
実を言えば私もここしばらくチョイ乗り程度しか乗っていませんでしたが
「アイドリングストップからの復帰時のショックが前より大きくなったかな?」
とは思っていたんです。だからかみさんからその事を聞いた時も
「まだ一年ちょっとだけど走行距離はもう三万キロ超えてるし
新車時よりも多少ショックが大きくなってきても仕方ないのか?」
とそんな風に思っていました。
正直なところエクシーガのアイドリングストップは
元々とりわけスムーズな方ではないと思います。
他社製含めそれほど多くのアイドリングストップ車に
乗った訳ではありませんが、少なくとも幾つかの車のように
「気付いたらエンジンが再始動している」という感じではなく
むしろ「明確にブルルンと車体を揺らしてエンジンが目覚める」
という表現が的確かもしれません。
しかし今日気付いたのはそれよりももっと大きな、明らかに異常なショック。
毎回そうなる訳ではないので、アクセルの踏み方やタイミングなど
条件があるのかもしれませんが、酷い時にはブレーキペダルリリース後
二秒ほどもガクガクと前に進まない事もありました。
これはさすがにおかしいと思い一度ディーラーに見てもらおうと
思いましたが、その時はお盆休み中でディーラーも休み。
その後お盆明けは私の仕事も忙しくて自らディーラーに出向くことも出来ず。
結局普段アズキーガに乗っているかみさんに頼んで
ディーラーに行って診てもらうようもらうようお願いしました。
以後かみさんからの伝聞によると、ディーラーでの対応は以下のような物。
・担当メカニックが試乗した所、確かに異音とショックを感じた。
・このような症状は見た事(聞いた事)がないが、可能性としてはCVTの異常が疑われる。
・ただ調べるにはCVTを分解しなければならないので、長期間車を預からなければならない。
・またその際の代車も今すぐは手配できないので、日を改めて予定を組みたい。
・それとは別にCVTのオイルの制御プログラムの書き換えで症状が改善する可能性がある。
・こちらは既に書き換えておいたので、しばらく乗って様子を見て欲しい。
・これらの処置は保証対象部品なので、何か異常があった場合も費用は無償である。
私はてっきりエンジンの再始動に関わる事(例えば点火系や制御系)に
何らかの問題があるのかと予想していましたが、CVTの異常とは驚きました。
下手くそな坂道発進と感じたのも、要はクラッチワークに問題があるという事か。
しかし結局の所CVTを開けてみないと原因は分からないという事か・・・。
よく分からないのは「CVTオイルの制御プログラムの書き換え」というやつ。
「異常が起きたプログラムを一旦リセットする」というような事なんだろうか?
果たして・・・かみさんによるとディーラーからの帰りに運転してみた限りは
「なんか良くなったみたい。ガクンってならなくなったよ。」
その夜私も少し乗ってみましたが、確かにあの時の様なショックは再発せず。
若干の不安を抱えたままですが、その週末には箱根行き!(爆)
往復約500キロの道程を注意深く観察しながら走破しましたが症状は出ず。
むしろ再始動時の振動自体が少なくなり、
新車時のスムーズさを若干取り戻したかのように感じました。
この様に一応症状は改善したのですが、気になるのはCVTの異常の可能性。
どちらにせよ保障対象部品で費用は無料という事ですから、
日を改めて入庫してしっかりチェックしてもらう事にしました。
我が家のエクシーガ使用の都合やディーラーの代車の手配の都合など
いろいろ調整してやっと入庫する事になったのは一か月近くも経った九月下旬。
この時お借りした代車のレヴォーグの感想はまた後日。(*^^)v
さて三週間後、処置が終わったとの連絡を受けてレヴォーグでディーラーへ。
私はこの時初めてディーラーのメカニックさんに直接お話を伺いました。
・入庫してから時間をかけて試走したが、症状は確認できなかった。
・CVTオイルの制御にはもともと学習機能が備わっている為
走行を重ねる間により適正な制御になり症状が改善したと考えられる。
・念の為CVTを開けて点検したが、ベルト(チェーン?)のスリップ痕などの
異常は見られなかった。
やはり制御プログラムの書き換えで症状は治癒したとの判断のようです。
問題は「何故このような異常が起きたのか?」という事。
「学習機能があるっていう事は、私の運転の仕方でおかしくなったとか
メンテナンスが不十分だったとかが原因なんでしょうかね?」
「いや、CVTオイルの油圧が不足してこういう症状が出る事があるという事なんで
お客様の取り扱いに何か問題があったという事ではないと思います。」
うーん・・・分かったような分からないような。(;一_一)
結局その場はアズキーガを受け取って帰ってきましたが
イマイチ腑に落ちないというか、よく分からない。
・始めに聞いた話では「こういう症状は聞いたことが無い」と言っていたのに
「CVTオイルの油圧不足でこういう症状が出る事がある」とはどういう事?
・つまりこの症状はエクシーガのアイドリングストップ車の固有の問題で
制御プログラムの書き換えと言うのはその為の対策プログラムという事?
・という事は安全上問題がある訳ではないのでリコールまでは行かないけど、
いわゆる改善対策やサービスキャンペーンと言われる類の物だったのか?
・だとしたら現行のクロス―バーセブンには既に対策プログラムが入ってる?
この対策プログラムの対象範囲はどの型までなんだろう?
どうにもこの辺りがモヤモヤしたので後日
スバルのHPからお客様相談窓口に問い合わせてみる事にしました。
結果、カスタマーセンターの担当者様からご回答を頂き
いろいろ分かったこともあるのですが、最後に担当の方に
「私は普段からSNSで他のエクシーガオーナーと情報交換しているのですが
伺った内容をネットで公開させてもらっても差し支えありませんか?」
と伺った所その回答・・・
弊社にいただいたお問い合わせは、お客様からいただく、
様々なご質問、ご不明な点について、ご理解いただくために、
お問い合わせいただいた一人のお客様に対して、直接お答えするもので、
SNS等へ公開されることを想定したものではございません。
従いまして、出来ましたら、個人名、及び、回答内容を、SNS等への二次的に
ご使用いただくことは、避けていただくようお願い申し上げます。
うむ。ごもっともではあるのですが・・・困ったなあ。
ブログに纏めるのにどうやって報告するべきかしばらく悩みました。(ーー゛)
ですが「出来ましたら~避けていただくよう・・・」と
やんわりとした表現である事や、不具合情報の共有は
他のエクシーガオーナーにとっても有益な筈だという点を配慮し
あくまで要点だけをかいつまんで記載させて頂くことにしました。
・CVTが高油温時に油圧が不足して、バリエーターチェーンが瞬間的にスリップが発生。
アイドリングストップから再始動する際に異常なショックが発生することがある。
・そのような症状が認められた場合の処置として、油圧制御を見直した仕様のプログラムがある。
・車を診断したうえで症状に応じて対策を取っている為、対象車の範囲は公表していない。
・症状の出ていない車に対するプログラム書き換えは、たとえ依頼されても受けられない。
さてここまで得られた情報から―――
以下はド素人の私の勝手な推測に基づくまとめです。
「CVTが高油温時に」との事ですが、どの位の温度で問題が起きるのでしょう?
たしかに今年の夏もお盆前は厳しい暑さでしたが、
そのくらいの気温変化で問題が起きるとは考えづらいですよね?
つまりは高負荷のかかる走行≒スポーツ走行時に
CVTオイルの油温が異常に上昇して起こると考えられます。
しかし私が症状に気づいた時は別段過激な走行をしていた訳ではありません。
かみさんもいましたし、むしろ紳士的な運転をしていた時にも症状は起こりました。
また、現在症状は治まっているというものの、気のせいかもしれませんが
未だに心もちショックが大きくなる時もあるように感じているのです。
それはやはり「過激な走りをした後」しばらくの間。
再発進時のショックが若干強くなっている様な気がするのです。
(ただし今は少しすればその症状も治まり、ショックは少なくなります。)
そう考えると症状が出てきたのが八月の少し前というのも心当たりがあります。
関東峠プロジェクトやダム巡りで、ワインディングを思う存分楽しんだのがGW。
その後辺りから症状が出てきたと考えると色々辻褄が合います。
ここで思い出されるのがディーラーのメカニックさんが言っていた
「CVTオイルの油圧制御には学習機能がある。」という言葉。
おそらくスポーツ走行時にCVTオイルが高温になると
油圧の制御プログラムが学習機能によってそれに適応した制御に順応するが、
通常走行に戻った際も(油温が下がっても)油圧制御はすぐには
元の状態には戻らず、結果油圧が不足する現象が起きるのではないか?
つまり症状が起きた際の対策プログラムと言うのは
走行条件が変わった時の学習機能を見直したものなのではないか?
繰り返しますが以上はメカ音痴の私の勝手な推測です。m(_ _)m
「それはこういう事じゃない?」など、ご意見がありましたらご教授下さい。
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Posted at
2015/11/11 06:13:50
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