以前当ブログ上で
「クルマ趣味に貴賎なし!」などと申しましたが・・・
世の中には庶民には縁のない、高貴なクルマ趣味の世界もあるのでございます。(笑)
分かりやすい例では
ブガッディ・ヴェイロン16.4なんかはその最たる例でしょう。
日本では
「ビートたけしの愛車」として有名なヴェイロン。正式発表から10年が経ち
昨年生産を終了した今となってもその型破りっぷりは他に類をみません。
車名の16.4は
「8.0L・W型16気筒エンジン+4ターボチャージャー」を表し
最高出力は
1001馬力。最高速度はなんと
407キロに達するという超弩級のモンスター。
しかもコレ高性能を追及していって結果的にそうなったんじゃなくて
先にスペックを決めてそれを満たすために金に糸目を付けず開発されたという・・・
いや、世界記録にでも挑戦するためにワンオフで開発したってんならまだ分かりますけど
紛いなりにも400台以上も生産された量産市販車ですからねコレ。
ちなみに400キロを出す場合には4輪のタイヤ&マグネシウム製ホイールを
新品に交換する事が求められるという・・・
そこまでして何の為に400キロ出すの?(爆)
間違いなくそのタイヤ&ホイール代だけで私らが乗る車二・三台買えちゃいます。
2億円近いその価格もさることながら、そもそも購入するためには
ブガッティ社の厳しいオーナー審査をクリアしなければならないという
・・・いやはや、全く持って私ら庶民には縁のないクルマでございます。σ(^_^;)
もうちょっと庶民的な所だと
ロールス・ロイス・ドーンなんてどうでしょう?
お値段たったの3740万円!(爆)
ロールス・ロイスと言えば、言わずと知れたショーファードリブンカーの代表格。
世の中には自分で運転なんかしないセレブもいる。(わかる)
⇩
そんな方には贅沢の粋を尽くしたファントムをどうぞ。(さすがですね)
⇩
セレブでもたまには自分でハンドルを握りたい時もある。(まあわかる)
⇩
でしたらコンパクトで運転しやすいゴーストをどうぞ。(コンパクト…ね)
⇩
フォーマルも良いけど、もっとカジュアルなのにも乗ってみたいね。(そうかもね)
⇩
ではファストバッククーペのレイスはいかが?(至れり尽くせりだね)
⇩
たまにはオープンエアドライブも楽しみたいんだけど(…わがままだな)
⇩
そう言うと思ってレイスの屋根を落としておきました。ドーンをどうぞ!(えっ!?)
オープンカーに乗りたきゃ他にいくらでもあるでしょうに
何故にそこまでロールス・ロイスにこだわる!?
駐車場が狭くて一台しか置けないわけじゃないだろ?
それともあれか?身内がロールス・ロイスの関係者か?
よりにもよってロールス・ロイスの屋根を落としてしまう大胆さが
やはり一般庶民には理解しがたい価値観でございます。
なおロールスロイスにはレイスのドロップヘッドクーペ版ドーンの他に
ファントム・ドロップヘッドクーペもある模様・・・お値段5927万円也。(>_<)
さらに難易度が高い所だと
ベントレー・ベンテイガなんてのはどうでしょう。
お値段は2695万円とぐっと身近(?)に感じますが・・・
難易度が高いのはお値段よりもその世界観なのであります。
かつて
ポルシェ・カイエンが発売された時は
「ポルシェがSUV?」と
首をかしげたものですが、ご承知の通りカイエンは発売されるや否や大ヒット。
経営不振にあえいでいたポルシェ社を救う存在となったのは記憶に新しい所。
二匹目のドジョウを狙ってベントレーまでSUV?
・・・いやいや、どうやらそう単純な話ではないようなんです。
皆さんは
「グランピング」ってご存知ですか?
グラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を掛け合わせた造語で、
キャンプならではの自然環境のなかで高級ホテル並みの快適さやサービスを体験する
贅沢なキャンピングスタイルのこと・・・なんだそうですよ。
庶民の私はそんなキャンプスタイルがある事すら知りませんでしたよ。
以下
WebCGのベンテイガの記事よりグランピングの紹介部分を抜粋。
途中で2泊、砂漠の中のオアシスにあるテントに泊まった。
テントといっても、ベッドルームにバスとトイレまで付いた50平方メートルぐらいの部屋で、
なんとエアコンまで付いていた。ヘタなホテル顔負けの豪華さだ。
昼間は17世紀の遺跡を見に行ったり、砂漠の丘を上り下りしてスタックしたり、
オアシスの泉で泳いだりした。夜は、テントの前でバーベキュー。
もちろん、準備や調理は専任スタッフがやってくれるから、
僕らは地平線に沈む夕日を眺めながら食前酒を傾けて、
さまざまな国々からの参加者たちとの会話を楽しんだ。
美味なる料理を楽しんだ後は、バーカウンターのある大きなテントに移って、
会話の続きだ。途中で再び外に出て、星が降るような夜空を満喫することもできた。
本当にグラマラスなキャンプだった。参加者が行うのは楽しむことだけで、
準備や後片付けなど面倒なことはすべてスタッフが行ってくれる。食事や宿泊、
アクティビティーなどはすべて超一流の内容で、たいがいのホテルよりも心地良く、
それでいて自然の中での楽しみは最大限に享受することができる。
(中略)
・・・地球上のどこであれ、グランピングに乗って行くのに
ふさわしいクルマはベンテイガが一番だと思ったからだ。
・・・・・・(ーー゛)
もうお前ら外出るな!(爆)
全く持って庶民には理解しがたい
「やんごとなきクルマ」たちなのであります。
ブログ一覧 |
日々のつぶやき | 日記
Posted at
2016/02/14 05:41:16