アニメ映画祭り

世間一般では既に連休終了と思いますが、幸い（？）にして、私のところは月曜から仕事なので、本日も休み。

と言うことで、近年の話題作……と言われていた劇場版アニメーション作品を3本連続視聴しました。
劇場版になると集中力いるんでなかなか普段観ないんですよ……^^;

と言うわけなので、（どういうわけだ）
感想など

本ブログは私の日記としての側面があるので、私の主観に基づく過激な（へそ曲がりな）感想もあるかもしれません。また、ネタバレに対する配慮は一切ありません。そのため、不快に思われる方がいるかと思いますので、気にされる方は今すぐブラウザの戻るボタンを。

視聴タイトル①「聲の形」
私にとって非常に身近な地域が舞台となっているので、ずっと気になってはいましたが、聴覚障がい者、いじめ（いやがらせ）といったキーワードからなかなか映画館で……という気にもならず、ひっそりとDVDで。
内容としては、評判通り、障がい者とそれを取り巻く人間模様が、嫌悪や憎悪といった部分を含めて表現されており、時には目をそらしたくなるような描写もありました。リアリティありすぎ。それでも目をそらさず向き合おうとする登場人物たち。彼らは物語が終わった後も笑い、泣き、苦しみ、支え合いながら生きていくのでしょう。
「目をそらさないこと」これはこの作品の（少なくとも製作の京アニが表現したかった）テーマの一つと思いますが、難しい題材をとりあげた本作（原作含む）を世に出してくれた関係者の方々（ろうあ協会含む）に敬意を。

視聴タイトル②「君の名は」
はいはい。ちょー話題作。（←急におざなり）
私がこの作品に対し、あまりいいイメージを持っていなかった理由として、新海誠監督の作品は「秒速5センチメートル」など、数作品観たことがありますが、作画は本当にすばらしい一方、ストーリーの解釈を視聴者を委ねるような表現が多く、難解です。また、本作では製作委員会方式の絡みかやたらと宣伝が多かったこともあり、話題になればなるほど観る気が萎えていました。
で、感想。劇中、タイトル回収に関して、難解さは健在であるものの、もう一度観てみたいと思わせるなにかがありますね。
願わくば、次回作はもう少しストレートに作品の中核を表現していただけると、私ごときのような頭の弱い人間にはありがたいです^^;

視聴タイトル③「心が叫びたがってるんだ」
前2作より1年前の2015年公開というとこもあり、最近地上波放送もされましたが、あいにく見逃し……(*´Д｀*)
深夜アニメで話題になった「あの日見た花の名前を僕たちは知らない。」の製作メンバーがそのままそっくり携わっているということもあり興味はありましたが、「あの花」の最終話にガッカリ感があり、映画館で観るには至らず。
はじめは聲の形の西宮硝子と本作の成瀬順を重ねて観ていました。障がいとトラウマ、原因は違うものの、声として相手に思いを伝えることが難しいという状況が似ているなと。しかし、物語の本質は全く違うところにあると感じました。成瀬が力強く発した「言葉は人を傷つけるんだから……」彼女は幼い頃の自分の発言が招いた不幸を後悔するあまり、以来、言葉を発することを封印しました。しかし、彼女ほどでないにせよ、誰もが自らの言葉で人を傷つけることを恐れ、また、傷つけられることを恐れるあまり、本音を言えないものです。その葛藤がうまくまとめられている良作でした。出し物のミュージカルを通したクラスの団結……ここだけ切り取るとひどく陳腐ですが、まぁ観てない人は観てください（笑）

恐ろしく長文になってしもーた


それに……あれ？ここってクルマのブログじゃなかったっけ？^^;