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2016年05月07日

サバンナRX-7 FC3S (1985)

サバンナRX-7 FC3S (1985) ロータリー・スポーツRX-7のセカンド・ジェネレーション。そして、「サバンナ」の名を冠した最後のモデルでもある。初代のRX-7は軽量設計のピュアスポーツで、車重も1トンそこそこというところでまとめられていた。

しかし、この1980年代半ばになると、高速性能はさらに上がり、同時にボディ剛性や安全面といった“ピュア・スポーツ性”以外の部分での要求が市場から出て来る。また、初代がヒットしたがゆえにユーザー層も広範になり、単なるファン・カーとして成り立っていればそれでいいということではなくなっていた。

そういった状況の中でマツダが選択したのは、RX-7を初代よりもグレードアップし、そして「グランツーリスモ」(GT)方向に寄せるということだった。このセカンド・ジェネレーションは、車重は300㎏プラスの1・3トン級になり、ボクシングでいえばフェザー級からミドル級になったくらいに、クルマとして成長している。

その車重増加に合わせてエンジンも強化され、初代の12Aロータリーに換えて、13Bユニットにツイン・スクロールターボを装着して搭載。このエンジンは、後年のマイナーチェンジ時(1989年)には過給圧を電子制御するなどして、205psの出力を持つに至る。

ただし、重量が増したから走りのシャープさは失われてもいいなどとは、スポーツカーにこだわってきたマツダは微塵も考えなかった。……というか、それだけは絶対に言われたくないぞ!というのがメーカーのスタンスであり、走りの「切れ味」をシャープにしたという点では、これは初代以上だったのではないか。

とはいえ、速くて、重くて、そして絶対にダルでないように……という三要素を組み合わせたデリケートなセッティングは、このクルマの挙動をかなりナーバスにした。ハンパな腕ではちょっと扱いにくいような、そして、そうした“尖った繊細さ”を操ることが本格スポーツだと謳うような、そんなキャラクターをこのクルマに与えることになる。

さらに、そのピュア性をさらに極めようとしたのが、2シーターとして軽量化した“アンフィニ”(フランス語で「無限大」)バージョンで、これがRX-7のシンボルとなり、後にはマツダのチャンネル名として採用されることになった。そのほかにも、フルオープンとなるカブリオレが加わったりと、この二代目は“硬軟”両面にわたって、その守備範囲を大きく広げたモデルであった。

(ホリデーオートBG誌「80's 絶版車アルバム」2000年4月より 加筆修整)
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Posted at 2016/05/07 21:21:50

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