( ノД`)…
朝4時起床( ノД`)…
昨夜は初めて遠足の朝を
迎える子供の様に緊張した夜でした…
前日に買い出ししてた…
飲料、食料をパッキングして
不安と期待の入り混じった朝。
すると車の中に置いてた荷物が
僕の前に崩れてきました…
彼女が買ってくれた時計…
彼女が出発にくれた『遠足セット(お菓子やパワーゼリー)』達が…
行こう!!行こうぜ!!
と騒ぎ立てて来ます…
おう((o(^∇^)o))
焼山寺(しょうざんじ)
読み方を変えたら『やく(厄)やま…』
これからの厄を乗り越えたい…
この気持ちで、自転車お遍路から
この日だけは…
歩きお遍路をしようと決めた経緯が…
よっしゃ((o(^∇^)o))
行くぜ!車で藤井寺の有料駐車場に
停め、料金箱にお金を入れて…
それいけ!!ひよたん
ε=ε=┏(・_・)┛
①第11番寺 藤井寺
朝5時47分到着
【本堂】
道中の無事を祈りまして… ※不安でした…
【へんろころがし入り口】
一礼して…
『お願いします!!』
『男になったる!!』
と気合いを入れます!
入り口からすぐ
ミニ八十八箇所巡りが始まります。
※祠に会釈しながら『頑張ります! !』と、
つぶやいてました。
【へんろころがし1/6】
短くて助かりました。
へんろころがし1/6を登りきると …
舗装路が横切ってます!!
ここで右折してすぐ山道に入ります!!
※僕は左折したら掃除してたお母さんに『道を間違ってるよ…』と指摘されました…
この先…大丈夫か…
登山開始して約20分…
②端山休憩所
ノートがあって沢山のお遍路さんのメッセージが書いてました。
・今までの自分に…
・後続の遍路達に…
・出会った方への感謝…
と色んな気持ちが書いてました…
読んでいたら、朝の散歩で地元のおじさんが来て…
『君かい?下で道を間違えたのは…』
『あそこは良く間違えるんだよな…』
おじさんから
・『へんろころがし』の詳しい情報。
・ 山道の歩き方(転倒防止に小歩きする様に…)
・そして『苦労した者が見る事の出来る景色を堪能する様に…』と!!
※後の自分に影響を与えたお言葉です…
端山休憩所の眺め(^-^)/
約20分程休憩したので再出発します!
おじさんにお礼を言って
お別れです…
※あのおじさんはお大師様だったかも…
綺麗に掘り割りされた道を歩きます。
※ボランティアの方々に感謝です。 (^人^)
しばらく尾根づたいに歩きます。
道端には野仏や距離の表示石(昔の表示「丁」約109m)
を見ながら合掌です。
こんな坂をアップダウンを繰り返しながら長戸庵を目指します。
(青い石で階段を作ってくれてます )
③長戸庵(ちょうどあん)
7時20分到着(登山開始して1時間2 0分)
【概要】
空海(弘法大師)が焼山寺に行く途中で休憩した場所と伝えられている。
空海が休憩していると足を痛めた老人が通りかかった。
空海は老人に加持を施すと足の痛みが消えた。
老人は仏堂を建て弘法大師の尊像を祀り、修業山長戸 大師堂と名付けたと言われる。
長戸庵の名は、一息入れるのに「ちょうど塩梅良き」場所であるということに由来する。吉野川市鴨島町飯尾の持福寺に所属し、かつては庵守が居住していた。
お参りをして(^人^)
リュックを下ろして…
朝食のカロリーメイトを食べました …
暫くすると
20代の神奈川県から来た青年お遍路さん。
20代の京都から来たお坊さん。
30代前半のお遍路さん。
と出会い談笑。
【長戸庵のお地蔵様】
ニコっと微笑んでくれています…
僕には…
『良くここまで来たのー!!』 と見えたし…
『もう…ヘバったかい?』
『お前さんの「生きてきた人生はそんなもんかい?』 と見えました…
10分休憩を済ませ!!
お地蔵さんに『いってきます!!』 と別れを告げて… 焼山寺を目指します!!
長戸庵を過ぎて少し登ったら…
右手の眼下に広がる阿波平野…
端山休憩所で出会った、おじちゃん (お大師様と思っています)が言ってた…
これか…
『苦労した者が見る事が出きる景色か…』と、涙目になった場所です…
【↓重大な話です】
ここで兄に電話を!
電話の中で兄貴が
『俺達(夫婦)暇だから…徳島県に行こうか?』
ひ:あにき~マジか?
焼山寺からの復路は交通の便利が悪いので…
マジ助かるわ((o(^∇^)o))
復路の体力に心配してた不安から解放されて…
さあ…涙をぬぐって…
(景色に感動、兄貴の優しさに感動)
歩きだします…
【へんろころがし2/6】
先ほどの長戸庵(標高440m ) から柳水庵 (標高500m) に向かうためには,権現山頂上付近( 標高630m)まで,標高差190mを一気に登ります。
さらに斜度が急になります。
約20分格闘したら
へんろころがし2/6を登りきり少し歩くと…
【へんろころがし3/6】
なっ!何と! 下りです。
(さっき登ったばかかりなんっすけど…)
へんろころがし3/6を下ると(玉石が多くて本当に転げました…)
④柳水庵
朝8時30分
(登山開始して2時間30 分が経過)
【概要】
空海がこの地で休息した際に水を求めた。
しかし、水がなかったので柳の枝に加持を施して掘ったところ水が湧き出したと言われる。
現在も「柳の水」と呼ばれる湧水がある。
平成13年(2001年)まで庵主が居住しており宿泊も可能であったが、 現在は不可能。
庵の直下に地元有志によって建てられた無料休憩所があり簡易宿泊も可能である。
柳水庵 【納経帳】
第12番札所 焼山寺でしてもらえます。
地元の方が維持管理してる無料休憩所
湧き水をガブ飲みしてペットボトルにも戴きました。 生き返った場所です…
柳水庵を横切る車道(タクシーが来るポイント)を渡り。
また山道に入ります。
次の通過ポイント『浄蓮庵』を目指します。
【へんろころがし4/6】
もう膝が疲労で痛いんだけど…
もうどれくらい歩いただろうか…
山道は飽いた…
登り坂…見たくない…
そんな山道が… 急に行き止まりに見えました…
違う… 右折?…
(左は谷になってるので… )
と目を右に向けた時… 不自然な階段が…
そう… 数々の焼山寺アタックをした人のブログで見た…
⑤浄蓮庵
【概要】
徳島県指定天然記念物の「左右内(そうち)の一 本杉」があり、一本杉庵とも呼ばれる。
空海が焼山寺に向かう途中、この地で仮眠をした。
その時、夢の中に阿弥陀如来が出現したので、 尊像を刻み安置したことに由来すると伝えられている。
この際に杉を植え、大木・ 左右内の一本杉となったと言われる。
浄蓮庵の杉の下にある
弘法大師の銅像の下に42段の石段がある。
浄蓮庵の全体はこんな感じです。
行動食のあんぱんがおいしかったなぁ…
浄蓮庵 【納経帳】
さて10分休憩したし… 焼山寺を目指そう(^-^)/
おっと!!
救世主の兄様へ電話してみようっと(*´∀`)♪
ひ:兄貴!今どこ?
兄:悪りぃ~広島で渋滞や…
俺達、うさぎ島に行くわ!
ガチャ(←電話が切られる…)
(;゜∀゜)
………(しばし呆然)
・世の中、そんなに甘くはないわなぁ…
・期待した俺が悪いんよ…
・自分が好きでやってるんやから…
・甘えた心の俺が悪い…
一生懸命 折れた心を修復します…
という事で…
左右内のお大師様(^人^)
帰りにまた通る事になりました…
【へんろころがし5/6】
また、しばらく歩くと… あれ?下ってないかい?
呆然の心だったので
へんろころがし5/6を迎えていたのに気づいてませんでした。
浄蓮庵(標高745m)から左右内の集落(標高400m)
まで標高差345mを下っていきます。
下り坂は登りと異なって、転んだり、脚をくじいたりするので注意を必要とします。
山登りのケガは下り坂に多いと端山休憩所のお大師様の教えです
注意深く,ゆっくり降りていきます。
へんろころがし5/6を滑り降り(歩ける斜度もありました)
擬木の階段が膝痛を…
もう他人の体かと思う位に動かなくなった体…
寂しい山道を寂しくないのは金剛杖のお陰です(^人^)
あれ? 何かコンクリートの道が…
⑥左右内の集落
民家の裏道を通過し…
猟犬みたいな犬(吠えたくってます …)を飼ってる民家を通過すると…
アスファルトに再会します。
懐かしい(*_*)
さらにアスファルトを下ると… うん?あれ猪の毛皮? 畑のビニールハウスらしきの建屋にぶら下がっています ( ̄□ ̄;)!!
すると…
えっ( ̄□ ̄;)!!ここ降りるの?
コンクリートの蓋ゾーンを抜けると …
疲労で火照った体をヒヤッと冷やしてくれる小川沿いを歩きます。
橋を渡り、道なりに歩くと 見えて来たのが…
【へんろころがし6/6】
もう体力…
限界ですけど…
端山休憩所のお大師様のお言葉…
『一番キツいのは…へんろころがし 6/6だ。小歩きして、休み休みでいい!一歩一歩を確実にな…』
お大師様(^人^) やってみます…
ピロ~ン♪(メール着信)
あっ!兄貴からだ!
まさか…徳島に来るの?
〔メール本文〕
『うさぎ最高』
あれリア友からメールが
〔本文〕
『ラブラブ鹿児島旅行中』
(;゜∀゜)(;゜∀゜)
このタイミングで…
このメールには…
(完全に心が折れました…)
※電波状態が悪かったから
サーバーから一気配信でした。
こうなったら…
兄貴とリア友を恨もう!!
憎しみはエナジーだ!!
うりゃ~!!(気合いだけ…)
もう歩けない…
息があがる…
足が動かない…
立ち止まる…
景色は変わらんなぁ…
( TДT)
あっ!こんにちわ…
(後続だったお遍路さんに抜かれてしまった… )
行くぞ!!(うりゃ~!!)
あれ?さっき抜かれたお遍路さんだ …
みんなキツいんだ…
この、へんろころがし6/6は…
『今までの人生』を試されてるのかも…
『俺の生きた39年間(当時)の根性はこんな坂に負けるんか?』
『苦労した者が見る事が出来る景色を見たいんだろ…』
『南無大師遍照金剛』
『母ちゃん…俺…こんなダサい息子 やったんかな…』
と…完全に疲労で追い詰められた精神…
気力だけで歩くというより…
ただ…¨歩を進めてる状態…¨
彼女に向けて書いた…
自分の言葉…
『ツラい時に一歩を踏み出す強さが欲しい…』
この言葉に負けてるやん…
一歩だ!一歩!
はぁ…Orz…
情けない…
後ろを振り返ると…
皆さんも…はぁ…Orz…
そんなこんなを繰返してると…
目の前に広がるコンクリート道…
山伏の法螺貝の音が…
俺は遂に…遂に… 焼山寺に
キターー\(^-^)/
山門へ続く最後のお寺の道を歩いてると…
お参りを済ましたお遍路さんが
『歩きですか?』
『お疲れ様です 』
『合掌』
『立派よ立派』と
声をかけてくれました…
道中の姿…見られてないからいいけど…
立派じゃないよ…
合掌しないで下さいよ…
道中…こんな歳して…
泣きそうな場面あったんだから…(←大半が兄貴のせい…)
でも…今は胸を張ろう!! 僕は…情けない体と精神だけど…
ここまで来れた\(^-^)/
『母ちゃん(生きてます) あんたのドラ息子… やる時はやるんよ\(^-^)/』
と心の中で言いながら…
⑦第12番札所 焼山寺
11時38分到着\(^o^)/
第11番寺 藤井寺を出発して 約5時間30分("⌒∇⌒")
頑張った!!
と喜んだのも束の間…
藤井寺に車があるからまた戻らないと( ̄□ ̄;)!!
焼山寺の売店が営業していたので
うどん、おにぎりを食べて…
復路に挑みます…
それいけ!!ひよたん!!
体力の残量は どれくらい?
読んで下さった方
長文 ドキュメンタリタッチで
すみませんm(__)m
奥さ~ん(;゜∀゜)
次号も泣けまっせ!!(のハズ)