7月23日(日)天気は曇り。
連日むさ苦しい程の湿度と強い日差しが照り付ける日々が続いたが
この日は朝から小雨が降る天気で気温もやや低め。
半袖半ズボンでの参戦となったが、ちょっと肌寒いかなと思う感じの天気だった。
数々の激戦を乗り越えてやって来た各地の代表者が
ここ鬼怒川温泉駅に続々と集合した。
朝9:00。定刻通りに集合し、やはり只物ではない挑戦者達。。(笑)
最初は駅前駐車場に停めようとしたが、ちょっと外れに1日停めても600円!
というとてもリーズナブルな駐車場を発見し透かさず移動。
何も言わなくてもトリコ並べになる挑戦者達。やはり只物では無い。
しかし到着して早々発見する駅前観察力!
やはり只物ではない挑戦者達。どこまでも抜け目無い。。
あの時の咄嗟の行動が、のちに感動の大フィナーレを迎えようとは。。
この時は誰も想像をしてなかったが…。(笑)
東武鉄道ではSLを復活させる為全国から車両や転車台などの設備を譲り受けて
営業運転を開始するようで「あと18日」の電光掲示板が教えてくれた。
大会会場までは当然ミネラルでの移動となるがSuicaが使えない!
券売機で目的地まで購入しようと運賃表を見てビックリ( ゚Д゚)
東武線~野岩線~会津線と3路線を跨るので致し方ないが
この大会は難易度がかなり高い様だ。(笑)
早速ホームへと行き今回の決戦会場へと移動する。
いつもの様に気分が既に高揚している様だが、まだ会場へも着いてない。
ここから長い闘いが始まるのだ。冷静になろう…。
車内は挑戦者達しかいない。貸し切り?
皆、思い思いにこれから始まる戦いに向け
ガタンゴトン~。ガタンゴトン~🎵。。
心地よい揺れに身を任せている様だ。(笑)
しかし長閑な風景だ。トンネルがとても多い区間だったと思う。
車窓からの風景は暗闇のトンネル。そして山深い緑の景色と川を渡る橋。
変化に富んだ楽しい路線だった。
乗車して約1時間。大会会場である会津田島駅に到着。
この日はラッキーにも京都・博多と並ぶ日本三大祇園祭りである
「会津田島祇園祭」の日だった。
「七行器(ななほかい)」と呼ばれる「日本一の花嫁行列」とも称される
祭事もあるようだが時間の都合で今回はパス。次回ゆっくりと見学しよう。
駅前の縁日では昔懐かしい「かたぬき」や「スーパーボールすくい」などあり
美味しそうな匂いが辺りに立ち込め誘惑に負けそうだったが
これから始まる決戦に向け、ここはジッと我慢が必要だ。
さぁ~いよいよ決戦会場へと入場だ。
これから先は、「絶対に負けられない戦いがそこにある!」
そんな強い気持ちで向かうのであった。(ホントか?)
まずは大会運営委員長から今回のルール説明を受ける為控室へ。
強者たちに与えられる称号。「BIG4」
どの挑戦者からも一目を置かれる4人。やはり指定席が用意されている様だ。
危うくそんな席に座りそうになる挑戦者もいたが、すぐに察したようで一般席へと移動する。
あの圧倒的な存在感と数々の名勝負を交わしてきた4人衆。流石だ。
ここ会津にもその名声は届いているようで、やはり只物では無い。(笑)
午前中はまずウォーミングアップ会場となる車両基地へと出向く挑戦者。
油やタールのニオイがプンプンする車両基地は
ぱんだ駅長の精神状態を簡単にハイテンションへと導いた!
大会運営委員から「ここで問題?」と聞かれてもすぐさま回答!
逆に更に上を行く質問返しで大会運営委員の優しいおじさんを
たじろつかせるBIG4。(笑) やはり只物では無い!
まだまだ熱いトークが続いて大分体も温まってきたところで
ウォーミングアップ会場を後にし昼食を取ることに。
大会運営委員会が用意してくれたお弁当がとっても美味しく
挑戦者達がこぞって記念写真を撮り出し、そして皆の腹を満たした。
柔らかい豚肉とポテトサラダが特に美味しかった!
昼食後はこれから始まる本大会に向け、各々思い思いの調整に入る。
おっと。とても気になる様だ。今後の調整方法の参考にするのか?
相手の動向を探る研究熱心なボッち選手。
そしていよいよブレーキング大会in会津鉄道の開幕である!
ここで大会運営委員会から詳しい取説。
真剣にブリーフィング中の挑戦者。
妄想運転で磨いた技を発揮するBIG4①。
妄想運転で磨いた技を発揮するBIG4②。
本場仕込み!流石の運転技術を披露するBIG4③。
伝家の宝刀・非常ブレーキ押し込み!を見せる者(笑)
自分流のタイミングで停車目標に向けマスコンとブレーキレバーを操作!
冷静な判断力とここぞという時の勇気。
それぞれの性格が垣間見える運転。ハラハラドキドキの運転。
そんな時であった。そう、2回目のチャレンジの時か?
皆、難なくブレーキ操作を操る中、各地を代表する挑戦者達のなかに
最強のBIG4がもう一人居たのを忘れていた(゚д゚)!
そう、午前中のウォーミングアップ中からハイテンションだったぱんだ駅長!
ランチブレイクを挟んで少しは冷静になったかと思ったが違った様だ。
1回目はまだ車体の様子、コンディションを探っていたのか?
路面は若干ウエット。滑りやすい状況ではあったが...。
一瞬体が前にツンノメリ。
「え~~。只今の記録。2mオーバ~~~。2mオーバ~~~。」
「出た~~~。停車目標が~~~。乗降ドアの横に~~~。」
大会記録を更新し満足気のぱんだ駅長!ドヤ顔の駅長。
しかし今大会はそんな記録をあっさり塗り替える最も只物では無い挑戦者がいた。
まだ興奮冷めやらぬその時だった。
「ピーーっ。ピーーーーっ!!」
「出た~~~。更に記録更新だ~~~。なってこったぁ~~~。」
「先ほど駅長が停めたドアは完全に超え大きな窓のすぐ横に停車目標が見えてます!」
「停止位置まであと残り1m~~~!いや、50cmかぁ~~~。」
「出ました~~~。先ほどの記録を超え大会新記録達成~~!!」
実況アナも大興奮の新記録達成。
大会運営委員会の方々も、「肝を冷やした」と。語っていた。ふっ~~(*_*;
「シトロ麺さん。優勝者からの一言お願いします。」
「え~~あ、ありがとうございます。今大会に懸けていたので、こっ、光栄です。」
と言ったか言わなかったか…。それにしてもあっぱれなブレーキング?
いやマスコン操作?それにしてもあの慌てっぷりはサイコーでした。(笑)
BIG4を押さえ見事シトロ麺さんが初優勝という結果。
こうしてブレーキング選手権in会津鉄道は幕を閉じた。
大会終了後の反省会を終え新潟から参戦のボっちさんとはここでお別れ。
再び鬼怒川温泉駅へと今度はリバティー号で戻るのだった。
鬼怒川温泉駅と到着。
駅前のバウムクーヘンのお店でSOAを堪能した一行が駐車場へと向かうと…。
遠くに汽笛が~~。ポーーーっ。ポーーー!
やはりこの日は何かが違っていた。
「持ってる」人がいたのだろう。きっと…。
18日後に営業運転するSL大樹が試運転として走って来たのである。
そして我々の目の前を通過して行き。
激戦を繰り広げた選手達も立ち尽くしてSL大樹を見届けていた。
正にミネラルのラストに相応しい締めくくりだった。
こんな感動的なフィナーレがあるなんて!
あの朝、ここへ移動してなければこんなシュチュエーションにはならなかった(^^♪
やはり只物ではない人達だった。
因みにSL大樹は8月10日から営業運転しているので
夏休みにご家族・ご友人とどうそ!
という事で今回も楽しいミネラルオフでした。
ご参加の皆様また日本の何処かでお会いしましょう(^O^)/
≪今回のミネラル分≫
東武鉄道。野岩鉄道。会津鉄道。
そして会津鉄道の駅員・関係者の皆様。(大会運営委員会の皆様)
非番の駅員の方にもお世話になり、普段聞けない裏話も教えて頂き
大変楽しい運転体験が出来ました!
ありがとうございました。頑張れ。会津鉄道!
specialtrain SL大樹。
電車でGo!ブレーキング選手権in会津鉄道からお届けしました!
(尚、この企画は事前予約が必要で、講習を受けて運転体験が出来る会津鉄道の楽しいプランです。)
おしまい。。