ポルシェ718ボクスターで行く、【草津白根山（渋峠）〜白馬】縦走

AM5時過ぎの日本国道最高地点（2,172ｍ）は気温0度、濃い霧を切り裂きながらボクスターのスロットルを踏み込みました。











先週から計画していたこの一日は、ボクスターでワインディングを中心に、美味しいカフェと温泉が目的で、平日に自分だけのために休暇を取る贅沢は、ちょっとした背徳感を感じるとても楽しい非日常でした。
コースはこんな感じ。

今回はガレージMさんのブログも参考にさせていただきました。


前夜、タイヤの空気圧を冷間F2.1、R2.2に調整、あとはショックアブソーバのロッドをグリスアップしたり軽く準備。
早めに寝て、AM２時過ぎに起床。
眠い目を擦りながら、近所には申し訳ない気持ちでそっとイグニッションキーを回し、そーっとガレージからボクスターを出す。
そして、長野県と群馬県にまたがる草津白根山の渋峠を目指しました。



AM5時過ぎに着いた渋峠は、一部濃霧で視界が悪いものの少し標高を下げれば青空も見える状況で、気温は低くても路面はドライです。
時間的に閉鎖になっているコースを避けながら、ボクスターをスポーツプラスモードにして、万座ハイウェイを２往復ほどさせていただきました。

ちなみに、スタビリティコントロールをカットしない限り、スポーツプラスモードであっても車両を安定させようとシステムが介入するようです。
コーナーでスライドして少しカウンターを当て、さらにパワースライドさせながら立ち上がろうとスロットルを踏み込んでコントロールしようとしても、システムが出力をコントロールして何もなかったように綺麗に立ち上がろうとします。
あれ！？って感じで、想定外の挙動にちょっとビビりながらも、エスケープが無いところではこれがちょうど良いのかもしれないと感じました。


ワインディングを楽しんだ後、ガレージMさんから教わった万座温泉のおすすめ「豊国館」。
AM8時から温泉利用可ということでフロントトランクには温泉セットを忍ばせていたんですが、
まだまだAM6時30分という時間に、この先を考えると気が揉めてきてしまいまして、次回家族でリベンジすることにし、次は軽井沢での朝食に山を下ります。


「キャボット・コーヴ」
軽井沢の森の中にひっそりと佇む、朝食カフェです。
別荘な方々が多く利用されているようで、皆さん静かな軽井沢の朝をカフェで楽しんでいらっしゃいます。私は別荘とは無縁ですが、仲間みたいな顔して１時間ほどゆっくりさせていただきました。



キャボットさんで身も心も温めさせていただいた後、軽井沢から長野市に向かうため地蔵峠を楽しみます。ここもなかなか快適なコースでした。
ボクスターは普通のスポーツモードですが、排気温度がある程度高くなるとアフターファイアーはバリバリ！パンッ！パンッ！と激しく高めで派手です。


次は、長野市から白馬村に抜けるため、鬼無里、小川村を軽快に駆け抜けます。
途中、北アルプスが壮大な姿を見せますが、もうちょっと雲が少なければと惜しい気持ちですね。ボクスターを止めて白馬岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳をテント泊縦走した日々を思い出して遠い目になります。



小川村で簡単に温泉を楽しみつつ、最後は白馬でランチ。
どうしようかなと少し迷いつつも、食べログ１位のお店に入ってみました。
「サウンズ・ライク・カフェ」

サンドイッチやバーガーがメインで、都内のお店のように洗練された雰囲気は無いものの、なかなか美味しかったですよ。けれど、お客に外人さんが多いのはなぜ？


白馬は登山関係以外ではいつも素通りでしたが、改めて街中を見てみると色々と楽しそうなお店がありますね。
大変失礼ながら、冬季オリンピックからかなり時間が経ち、スキーやスノーボード客が減った今は、割と寂れつつある町（村）なのかなと勝手にイメージしていました。
確かに廃業したお店は目立つものの、しかし、散策すると色々と面白さがあって、ここを目的にドライブしに来ても良いかなと思いました。

晴れた日の景色は最高ですしね。また来ます。

今回もなかなか良いドライブとなりました。
平日は道もお店も空いていて良いです。