アバルト595納車、メンテ、そしてトラブル

イタリア車を楽しむためには、寛容な気持ちを忘れてはならない。








予定通り積車でアバルト595を自宅にお届け頂き納車、チンクを引き渡しました。

私はクルマにあまり感情移入しないんですが、チンクにはたくさんの思い出があって、積車に積まれて連れて行かれてしまう瞬間は子供が連れて行かれるような感じで切なく、、、車検取って乗り続けても良かったかな、なんて今さら思ったりしました。
しかし、アバルトを楽しむ事に決めましたので気持ちを入れ替えて、まずは納車メンテです。



内容は、、
下回り洗浄と防錆
マフラー耐熱防錆
ブレーキ回りの洗浄と防錆
ボディのガラスコーティング
ETC取付など


キッチリと気が済むまでやります。


まずは腹下中心に各部チェック。




マフラーはやはりイタ車クオリティでもう錆びてます。防錆っぽい塗装もなかなか、、、


マフラーの防錆はタイホーコーザイのエンジンコートを初めて使ってみました。ただし、耐熱150度とのことなので、上流の方はダメかも？
また、マフラーは内部から錆びるので、まあ気休め程度かもしれません。
あとはついでにエンジンミッション回りも吹いておきました。

下回りの防錆にはワコーズのシャシークリアを吹きます。
がっつりコテコテに吹くタイプほど効果はありませんが、定期的に磨いて吹き直しますので、これくらいが好みです。
コテコテタイプは粘着性があって砂を拾うし、第一に腹下を磨けないのでそもそもダメです。



ブレーキ回りも当然錆びてます。

ブレーキ全部バラして、ハブを磨き上げました。そしてシリコングリスで防錆。ハブが錆びるなんて許しません。


ボディはいつものクォーツガラスコーティング。2層目に西ケミのPG1-R改を原液、仕上げにガラス補充液で乾拭きです。
上品で深い艶に酔います。



翌日、エンジン始動！初走行です。
ノーマルマフラーですが、結構迫力あります。
オプションのレコードモンツァは迫力あり過ぎで困りますので、ノーマルがちょうど良いかなと思います。







しかし、直後おかしいことに気が付きます。
ん、エンジンチェックランプ点灯！
まじか！
エンジンの振動が、、、確実に１気筒死んでいます。。。
初乗りでトラブル発生とは、イタリア車クオリティと分かっていても、精神的ダメージが大きく、それを知った奥様は涙を浮かべ、「私のチンクを返して、、、」と。参りました。。。


早速100㎞以上離れているディーラーに連絡し、テスターを当ててもらうために向かいます。３気筒でその距離を走るのは辛く、、、

テスター当てた結果、プラグがかぶり失火した状態と思われるとのこと。
コンピューター制御のインジェクション、新車かつ市販車で、それはなかなか信じられませんが、プラグを見れば、まあそうかと思うしかありませんでした。
イグニッションコイルの不良じゃないかとも想像しましたが、そうでもなさそうで、
アルファの車両でもたまにあるとのこと。

しかしながら気持ちの問題もありますし、どうも納得できないので、万一を考えてサービスの方にはイグニッションコイル全交換、プラグ全交換、100㎞を生ガス吹きながらだったと思われるのでエンジンオイルとフィルター交換を指示しました。当然、費用はディーラー負担です。パーツは他の新車から調達、、、


アバルト595との付き合いはまずは波乱から始まりました。
サビもそうですが、イタ車を楽しむためにはトラブルに寛容な気持ちを忘れてはならない、と言いますか、そこも楽しんでこそ、かもしれませんね。