だまち ＠製造初年1981のブログ一覧

ランサーが手元に来たのが2003年、もう9年も経つ訳ですが（汗）、しばらくは近所を練習運転するだけだったのが、ある時ふと「ちょっと遠くへ行ってみよう」と思いつきR163を通って伊賀上野まで行ったはいいものの、行きのR163がダンプだらけでもう１回同じ道を生きて帰ってこれる気がせず（汗）、「名阪国道」も事故が多いと言う先入観でやっぱり通りたくない！！。じゃあ大阪へ帰れないじゃん！となり、どうしようと悩んだ時に発見したR25旧道・通称非名阪に出会い、その後ガッツリ「酷道」のとりこになったのが、まだ2004年になってなかったので、マイカーを持ってから数ヶ月後に濃い世界に逢ってた訳ですね（笑）。


就職後、金銭的自由度が上がり、その酷道巡りも徐々に遠方まで手を広げる様になっていきましたが、その中で、少々異質な酷道としてその筋で紹介されていたのがR417の旧・徳山村区間でした。
『ごく近い将来ダムに沈む、廃村の酷道』

フォトギャラリー
フォトギャラリー２

最初の訪問は2004年夏で、「最初の岐阜県内へのドライブの目的地」にする時点で変わってますが（笑）、当時、既に小学校の校舎以外は既に工事で更地となっており（数年前までは、対岸の上開田地区などにもまだ、多少の建物が残っていたらしい）これまで見た事のない殺伐とした風景と、何より岐阜の夏の盆地の猛烈な照付けもあって、「来ちゃいけないところに来てしまった」様な罪悪感を伴った気分になり早々に撤収してしまいましたが、その後、2006年の試験潅水直前、2008年のダム完成後まで、時々訪問して移り変わりの様子を見て来ました。

ダム完成後、ダムは観光コースの一部にも組み込まれ、連休中などはマイカーの立ち入りが制限されるほどの観光地として定着しつつありますが、最初の訪問時の強烈な印象と、その場が今は水の底になってると言うのが、分かっちゃいても何となく信じられない、忘れられない酷道です。





ところで、かなり余談ですが、以前Ｗｉｋｉの「ひぐらしのなく頃に」の項目に『・・・ダム抗争は（白川郷と）同じ岐阜県内にある徳山村がモデルとなっている』という文言が入っていた時期がありました。
実際には、白川郷と徳山村は同じ岐阜県内にあるものの（作者は白川郷が富山にあると思っていた？らしい。）、ひぐらしに徳山村をモデルにしたと思しき具体的な描写はない一方で、白川郷の上流にある御母衣ダムの建設に同様に激しい反対運動があり、それらしい描写がある事から、抗争のモデルはこちらという事になった様で、しばらくしてこの一文は削除されていました。





1987年の廃村後も残り、村を見守り続けた旧徳山小学校。
「村民の願い」により、最後まで解体される事無くそのまま沈められた。2006年9月


2006年6月


2007年6月