恥ずかしながら夕方ニュースで気づいた。
と言うより、忘れてしまった、のほうが適切か……猛省。
そうか、23年も経つのか。
東日本大震災の7年も随分経った気がするが、しかし、ついこの間みたいな感覚はある。
阪神淡路大震災。
都市部直下型地震、例のない壊滅的被害を見たときは、もはやリアルさを感じなかった。
23年。
アタスは、まだ、 未成年者。
就職した頃だ。
加えて消防団拝命を受けたのもこの頃。
まだ、防災とはなんぞや、を深く考えたこともなかったなぁ。
社会に出る。新たな世界へ飛び出す。
色んな事に関わるはじめの一歩。
そんな同年代も、もちろんいただろう。
しかし、それを踏みにじられるとは誰が想像しただろうか?
もうそんな月日が経ってしまったか。
その日何をしていたかは、もはや記憶には無いが、覚えているのは高速道路高架橋がなぎ倒され、都市部あちこちから火災の煙をテレビで目の当たりに。
いったいこれはなんなんだと思ったのはハッキリと覚えている。
阪神淡路の前に北海道奥尻島の地震発生。
16年後には東日本大震災発生。
想定外の規模の大津波。
いの一番で駆けつけてくれたのは阪神、兵庫県警。
その後熊本地震発生。
過去に起きた大災害の幾多のノウハウ、対策が生かされたのではなかったかと思う。
絶望と希望とを同じ場所に有して、ひたすら前を向き復興に頑張ったみなさんの希望は祈りに変わり、20年も経てば、この数多の感情を後世に伝える使命に変わっていった。
23年後には、東日本も熊本も、
綺麗になっているのかもしれないが、
やはり記憶は薄れるのは仕方ないのかもしれない。忘れない努力も必要な時期なのだろう。
次世代の子供たちがその天災を記録でしか知る術がないから。
記憶を掘り下げるのは辛く痛く悲しいが、
それが防災、ひいては命を救うことにもなる。
我々に課せられた使命なのかもしれない。
2018年のテーマは【伝】
まさにその使命たる言葉。
今度はまだ心の復興が残されている。
がんばっぺ、神戸!
Posted at 2018/01/19 18:42:15 | |
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