2010年08月29日
お見舞い
土曜日の話ですが、入院している職場の友人のお見舞いに行ってきました。
その友人は、明るく社交性もあり、仕事だけでなく、悩みの相談や
休日のプライベートでもバカ話が出来る人です。
その人は、生まれながらに心臓に病気を持ちペースメーカー(PM)を入れて生活
しているのですが、外見上では全く健常者と変わらない生活ぶりでした。
先天性心疾患を患っており、生まれながらに心臓に病気と言うハンデを持ち
不整脈が原因で脈が安定しないため疲れが取れにくい病気なのです。
持病を持っているとは聞いていたけど余り気にしていませんでした。
しかし、以前から疲れが取れない&倦怠感があると洩らしていて、
ある日、一緒に帰宅した時に、明らかに普段と違う疲労感と苦悶の表情を
浮かべていたのに、心配無いとその場は何事も無く取り繕っていました。
その後、書店にて『家庭医学』の分野でPMを入れている方々の日記や
医学文書を何冊か購入して読んでいくと、PMを入れないと生活出来ない人々の
不安や悩みが記載されていました。
今までの友人の話や読書を通して初めて僕にも、その友人が背負っている
重み多少なりは理解出来たと思っています。
その、2週間後に入院という話を聞いて自分に何か出来ないか?
お見舞いに言って一言。気分転換や励ましの言葉を友人に掛けて
あげたい。その気持ちで友人のいる循環器系の病棟に面会に行きました。
看護婦さんに、○○さんの面会に来た××ですが面会可能ですか?
待つこと、約10分。友人は待合室まで来てくれました。
………………。
………。
…。
本来なら、僕が彼を笑顔で励ましてあげるべきなのに。
彼の病状や、頑張って無理やり笑顔を作っている姿を見て
思わず涙が出てしまった。
辛いのはあいつの方なのに………。
今までに見たことの無いような優しい顔をしていた。
そのご、2時間近くお互いの話をした後、玄関のロビーまで
見送りをしてくれた。
一言、笑顔で『退院したらまたサッカーやろうな!』と一声掛け握手をし、
通用口のドアを潜った後、後ろを振り返るとまだ手を振って見送って
くれていた姿を見て、手を振り替えしていた自分。
姿が見えなくなると、無性に切なくなった。
友人のさりげない思いやりに胸が熱くなった。そんな一日でした。
※ 多分、今後毎週お見舞いに行く予定です。
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Posted at
2010/08/29 22:25:36
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