1981年。昭和56年。
その頃ボクは小学4年生でいつも半ズボン。
そんな時代の単車。
出会いは北風染みる冬のある日。
2スト、空冷、キャブ。
旧車三種の神器がもれなく付いていたが、
ミラーがない。
ホーンもない。
タイヤ固くてヒビ割れてる。
ライトスイッチがすぐもげた。・・・ちぐはぐな状態でやってきた赤い単車。
・・・とりあずタイヤとミラーを付けた。
ものの・・・
それから半年。
頓挫と放置のくりかえし。
たとえば・・・
走行中チェーンが切れた。ガラガラガラっとすごい音。
ジャッキーチェーン。
キックペダルは花林糖みたいで今にも折れそうだった。
黒砂糖みたいで美味しそうではある。
ヘッドライトはベゼルが朽ちていて燕の巣コーキング。
食べ物だったら高級品。
他の箇所は得意のミザル、イワザル、キカザル。
最低限の処理で近頃は通勤鈍足。
奥の大きい方じゃなくて・・・手前のやつ。・・・恐縮です。
小遣いやりくり人生劇場。
ボチボチ進めるしかなさそうだ。
始動はキックオンリー。
朝晩は寝起きが悪い。
半年前新品だったプラグは黒かった。
新しいのに交換したけど、
相変わらず下手くそなボク。
迷わず押し掛け街道まっしぐら。
キャブレターの調子?
信号待ちの間にしれっと眠ってしまうエンジン。
恥ずかし紛れに押し掛け街道をひた走る。
・・・いい汗かいてます。
2ストやキャブに詳しい人に教えて欲しいことがチャージされてゆく〜
低速トルクって何?なわがままボディ。
だから坂道発進はいつも心臓破り。
そのくせお前はVTEC か!とツッコミ入れたくなるほど回りたがるエンジン。
只のオンボロ単車なんだけど
縁側から見つめていると
何処からともなく漂ってくる80年代の香り。
・・・オイル混じりの残り香・・・
バッテリーレスの6V。
侮りがたいぜハスラー!
Posted at 2017/05/29 19:42:44 | |
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ゼロハン | 日記