湖のある場所は、多くは、複数の湖があることが多いので、これらを繋げて訪れるツアーを自分で勝手にレイクサイドツアーと称しています。
今年初となるのは関越道の小出ICで降りて、奥只見湖を横目にくねくね道の国道352号線、樹海ラインを走った後、北上し、只見に出て、田子倉湖のくねくね道国道252号線に沿って走って、再び小出に戻ってくるコンパクトなツアーです。
全行程おおよそ640km、その中で奥只見湖~田子倉湖周遊が約200kmで、全行程の2/3が高速道路を走るという、運転そのものが楽しいKUGAでなければ、ちょっともったいないな、と思う贅沢コースです。
金曜日の朝、いつものように通勤途中にスタバに寄ってタブレットを見ていて、何気なく奥只見観光について書いてあるHPが目に留まり、開くと、なんと本日お昼に今まで閉鎖されていた国道352号線、樹海ラインが全線開通、二輪含めて小出から桧枝岐へ抜けられるようになる予定と書かれていました。
実は、春先にこの周遊コースを検討したのですが、この時はまだ、田子倉湖側の国道252号線、奥只見湖側の国道352号線とも通行止めのため、断念し、そのまま忘れていましたので、これは、これはと、さっそく出掛けることにしました。
樹海ラインを走るのは、旧エスケープ時代以来ですので、10年以上振りで、その時は前半は、シルバーラインのトンネルを走り、銀山平から樹海ラインへ入るという、シルバーラインを走行可能な四輪の、桧枝岐へ抜ける時の定番コースでした。
しかし、今はくねくね得意のKUGAに乗っている訳で、樹海ライン全て、特に小出側の細くてくねくねで、離合不可能箇所だらけの前半を走らないと言うのは考えられないため、当然、全線走破を前提とします。
離合不可能箇所だらけなので、少しでも対向車と出会いにくい時間、コース取りとするため、樹海ラインへは、朝6時に小出側から入ることにしました。
1)早朝でGSも開いていない時間から走り始めるので、小出ICの手前で小出ICに一番近い、給油可能な赤城高原SAに前泊 それでも85km以上距離があります
2)6時頃予定通り、小出の道の駅ゆのたにへ到着 まだ車はほとんどいません
3)当然、道の駅はトイレ以外まだ閉まっています
4)観光案内センターも開いていません
5)出発時に計画していたコースは、小出の観光用メインコースでした そういう意味では面白くないかもしれませんが くねくねが待っていることを思うと、ワクワクしてきます さあ、国道352号線、樹海ライン出発です!
動画①
道の駅ゆのたにを出て、小出市街を走り、人家が途絶えると周囲が緑に囲まれるとともに道が細くなってきます。くねくねのつづら折れを上り、気が付くと離合不可能なくねくね道になっていました。まずは最初の観光スポット枝折峠へ行くと、そこは登山者の車で、既に駐車スペースもほぼ埋まった状態でした。そこをパスして銀山平を目指します。
6)樹海ライン最初の観光スポット枝折峠 登山口なので、樹海ライン開通を待っていた登山者の車で駐車スペースは既に満杯 朝の早い彼らの行動パターンを考えると、活動開始が遅かったですね 一通り駐車スペースを探しましたが、空きは無く、枝折峠は車から降りず通過することになりました
7)樹海ラインの最大スポット、銀山平の少し手前 トイレがあったので寄っていきました
8)何の建物だろう
9)犬もいました
10)ここのトイレの壁にも本日のコースが書かれた案内板 定番中の定番のようです
11)また、ほんの少し走って銀山平へ到着
12)まだ朝早いので、駐車している車はほぼ無し この時間人が多いのは、樹海ラインからの登山口 ここからは奥只見湖を周遊する観光船が出ています あと数時間すると人と車でごった返すのでしょうね
動画②
まだ人気のない、駐車する車もほとんどない銀山平を出発。後はくねくねを楽しみながら、国道352号線、樹海ラインをひた走ります。そして、奥只見湖の写真を撮るため、道脇の広めのスペースへKUGAを停めました。
13)くねくねを楽しんで走った結果、奥只見湖の写真を1枚も撮っていないのに気づき、車を止めるスペースがあったので、ここから一応何枚か撮影 その後は再びくねくねを満喫
14)ビューイングポイントではないけど、ともかく奥只見湖をパチリ 当然この後は撮影することなく、くねくね道を楽しむこととに
動画③
とりあえず、奥只見湖の写真を撮り終えて出発。多少広くはなったものの、くねくねが続く樹海ラインを桧枝岐に向けて走ります。
動画④
一旦くねくねが収まり、まっすぐな道が増えてきました。程なく、福島県の桧枝岐に入ります。道も多くが離合可能な幅まで広がりますが、また山中に入り、離合可能な場所が増えますが、また、尾瀬付近手前、くねくねが始まり、続いて行きます。途中、ついにバスト遭遇。その場では、離合できず、少し下がってなんとか通過してもらいました。その後は高速でコーナーを抜けて向かってくる危険運転の車にも遭遇。尾瀬の御池駐車場も車で一杯、天気よかったですからね。散策には最高のコンディションですからね。
サイバカナビは、相変わらず道から外れ、あと何キロで×××などの、素っ頓狂なナビを続けています。くねくねではまったく、スキャンが間に合わず、ほぼ、完璧に役立たず状態です。やはり、ナビ、交換しよう。また、サイバカナヒになると嫌なので、今度はジムニーで使っていて、それなりにくねくねでも使えるパナソニック製にしようかな。
15)樹海ラインもあと少し、尾瀬付近に来て、道も多少広くなり、離合可能な状況になってきましたが、猛スピードでコーナーに入り、対向車がいるのに、速度を落とさず、コーナー出口側でも道の真ん中を走って出てくる車に遭遇 こちらは、ブレーキ掛けてコーナー手前で止まれたので、相手もなんとかぎりぎり回避出来ましたが、ぶつかりそうで怖かった 動画のカメラは広角気味なので、距離があるように見えるけど、実際はもっと距離が無く、回避距離が殆ど取れていませんでした
対向車に急ブレーキを踏ませ、停止させるような、危険で、自車をコントロールできていない運転は、ヘタクソ運転といわれても仕方がないですね ブレーキも間に合わないのか、急ハンドルで避けることになったためか、適切なステアリング操作も間に合わず、よく見ると、車体が左右に振れるヘタクソコーナリングの典型になっていました
ブラインドコーナーの多い山岳路コースでは、コーナーでは減速し、対向車がいつ現れてもすぐ停止可能なように運転するのが最低限守らなければならないことの一つですが、恐らく対向車の出現に驚き、減速も十分に行えず、余裕がない状況でコーナーに入ってきたこの車は、高い速度のままコーナーを出てきました これは相手に恐怖感を与えてしまうという、絶対に行ってはいけないが、運転がヘタクソだから故にやってしまう行為ですので、私たち運転技術レベルの低い素人は自車が常に余裕をもってコントロールできるように注意しながら運転しなければいけないと、改めて思いました
16)尾瀬御池の駐車場 すでに車で一杯 尾瀬に入る予定がないので、直ぐに引き返して樹海ラインの残りの部分を堪能しました
動画⑤
広めのくねくねを暫く走って、道もだんだん真っすぐになってきて遂に樹海ラインも終わりとなりました。
17)樹海ラインも終わり、麓まで来ました
18)関東地方もすでに梅雨入りしましたが、今日は本当に良い天気
19)みちの駅きらら289に到着 ここでしばしの休憩
20)わらじソースかつ丼があったけど、大きくて、おなかがもたれそうなので食べませんでした 少し休んだ後は、本日の残り半分只見方面へ田子倉湖を目指して出発します
動画⑥
みちの駅きらら289を出て、国道289 号線に沿って進みます。そして国道252号線に入って、急なつづら折れを上りきると田子倉ダムに到着。
21)ダム湖、只見湖の脇を通り、急なつづら折れを通って、田子倉ダムに到着
22)ここは車は進入禁止
23)ダムの上から今来た只見湖方面を振り返りました 只見湖というよりはせき止められた川ですな
24)田子倉湖のレストラン兼遊覧船の発着場 11時少し前ですが、遊覧船に乗ろうとする人は見かけません
25)レイクサイドツアーなので、一応田子倉湖もパチリ
動画田子倉湖
動画⑦
田子倉ダムを出発。今回のツアーのもう一つのハイライトとなる、国道252号線の広い、対向2車線のくねく道を小出に向かって下りながら走ります。
延々と続くスノーシェッドを飽きるほど、幾つも、幾つも、潜り抜けながら進みます。前回ここを走った時に雪を見ながら走りたいと思いましたが、今回もすでに雪は無く、代わりに緑に包まれた中を走ります。こういう広いくねくねもまた楽しいですね。
26)今回は工事で信号が設置されている箇所が多かった これから先、こういうスノーシェッドを嫌というほど通過しつつ、田子倉湖に沿って小出方面へ向かっていきます
27)山道も終わり、人家が見えるころに、道の駅いりひろせに到着
28)建物の入り口ではペッパーが出迎えてくれ・・・・・電池切れか? 呼び掛けてもうなだれたまま
30)ここまでくると、気温も上がり、天気も良いので、駐車していると、直ぐ車中はとんでもない暑さに・・・・もう、夏ですなぁ
31)レイクサイドツアーというからではないけど、ここには湖ではないですが、池があるので一応押さえておきました
32)それでは最後のひとっ走り、小出へ向かいます
33)小出ICへ行く前に本日二度目となる道の駅ゆのたにに到着 今度は観光案内所が開いていたので、奥只見の観光パンフレットもらいました
少し休憩して関越道に乗ります あと200km
小出ICから関越道に乗り、途中上里SAのスタバでコーヒーを買った後、高坂SAで小休止と給油して帰宅しようとしたら、練馬の出口付近で渋滞が始まっていたので、急遽うたた寝をすることにして、渋滞が解消した19時30に出発 おかげで家に着いたのは20時頃と、けっこう遅くなりました。
それにしても樹海ライン、特に小出川の前半の細くてくねくねは、くねくね好きにはたまらない道でした。対向車が来ると面倒な場所もあるけどね。
今回は広くなってきた桧枝岐側で、バスと遭遇、コーナー部分の少し広くなった場所まで戻ることになるというのがありましたが、大体順調。途中で山道運転の鉄則を守れない危険をしてしまう、下手な運転の車に遭遇したのが、残念でした。
技術を持っていない我々素人はこのような運転をしていたらいつ事故になってもおかしくないし、そんなに飛ばしたければレース場を走ればよいのです。でも、事故貰わなくて本当に良かった。