昨秋の車検に向けた整備記録となります。
相変わらずブログアップの時差が酷い点はご了承ください…
整備内容の記録を書き留めておくため、今更ながらブログにまとめておきます。
書こう書こうと思ってはいても、あれこれ理由を付けては中々書くことが出来ないというのは世の常なのであります。
(←これは開き直りとも言うw)
さて、車検を前にした
Dでの事前点検で、ハイマウントストップランプに不点灯ヶ所がありNGを出されてしまいました。(黄色矢印の歯抜けした2ヶ所)
左右4発ずつ計8発のLEDが不点灯です… orz
と言うか、そもそもLEDの数が多すぎだろw 全部で68発!明るさは数で勝負の29年前設計。
(写真は前回2021年の修理後の様子。その後2年弱で今回のLED不点灯に至る…)
車検に通らないと言われては修理するしかないので、他のみん友諸兄が実施されているように中身を今時の高輝度LED6発とか8発のユニットに入れ替える手法で良いか?とDに確認したら、明確な理由は分からないけどそれではダメだと言われてしまい、普段対応良くして貰っているDと変な所で揉めたくないので、釈然としないけど結局そのまま全LED68発を打ち替えて直すことにした。
中身のLEDを打ち替えるのは良いが、溶着された外装レンズとボディのいわゆる「殻割り」をどうしたものかと悩んでいる所へ、みん友さんから有難いことに殻割り済のストック部品を融通して頂ける事になった。 持つべきは同車種のみんカラ情報ネットワークと良き友人なり… 感謝!
早速ストック部品を送って貰い、まずはLEDの点灯状態を確認。
う゛~ん゛、一応不点灯ヶ所は無いものの、また前回と同じように点灯ムラを指摘されそう…
既に殻割りしてあるので、レンズとボディを合わせている接着剤を剥がして中身の確認。
やっぱり少し点灯ムラがあるかな…
まぁ、29年前の部品ですから…
当時はまだ高輝度LEDや白色LEDなんて無かったしサ。
再度LED点灯ムラで車検NGになるのは避けたいので、全LED68発を打ち替えることに決めた。
そこで、デイライト補修用で購入した
高輝度白色LEDが使えるか?試しにレンズに当ててみたが、高輝度が仇になって赤のレンズ越しでもオレンジ色っぽく点灯してしまうようだ。
せっかくLEDを打ち替えても、今度は色味でNGなんて事態が起きかねないのと、白色LEDより光量は落ちるが赤色LEDでも68発あれば十分事足りるので、赤色LEDで打ち替える事にした。
・白色LED … 25000-28000mcd 3.0-3.2V 20mA
・赤色LED … 15000-17000mcd 2.0-2.2V 20mA
(高輝度の白色LEDが68発も並ぶと、実際のところ眩し過ぎる光量になってしまうので…)
で、赤色LED袋入り100個をAmazonで購入。 ⇒
パーツレビュー
さぁ、これから楽しい楽しい半田付けのお時間です♪ 半田付け、結構好きなんです。
プリント基板の配線を辿ると、LED4個と抵抗で1回路となっていて、これが17セット並列で接続されて合計68発(4×17=68)のLEDを点灯させている事が分かった。
新たに購入したLEDの点灯具合を確認するため、ひとまず隅にある4個のLEDを取り外し、
新しいLED4個を半田付け~
電源に接続すると… うん、新旧LEDの光量差は段違いレベルだ!
写真だと少々極端に光量違いが出ている感はあるが、それでも今時のLEDは格段に明るい。
これが約30年の技術の進歩ってヤツか…
もっとも30年前の部品と性能を一律比べるのは酷な話ではあるが…
レンズを被せてみても十分な光量が確保されている事が分かった。
続けて基板の片側34個のLEDを全て打ち替えてみたところ…
レンズが無いと片側34個だけでも十分に眩しい…
カバーを被せると幾分発光具合が落ち着く。
さらに続けて残り片側34個のLEDもジャンジャン打ち替えます。
これまで29年ものあいだ頑張って来た旧LEDたち… ご苦労様でした!
新LEDと半田面…
ズラリ整然と並んだ68個の新LEDたち…
今時こんな数で勝負するハイマウントストップランプは無いってw
全68発のLED打ち替えが済み、レンズカバーを仮付けしての最終チェック。
写真だと煌々と眩しく映っているけど、実際はそこまで眩しくないデス。
旧LEDと比較して格段に明るくなったハイマウントストップランプ。
中身LEDの打ち替えが終わったら、レンズカバーとボディを接着剤で接合します。
使用する接着剤は、みん友さんおススメのセメダイン スーパーエックス・ハイパーワイド。
接着後にカッチカチに硬化せず、柔らかい弾性を残したまま部品同士を接合するので、再度レンズの殻割りが必要になった時にこの特性は有難い… 柔らかい接着剤にカッター刃を入れるだけで済むので。(完全硬化するタイプだと殻割り時にプラ部品を割ってしまう恐れが多分にある為)
周囲に少しはみ出すくらい、たっぷりと接合面に全周塗布して内部への水侵入を防止します。
はみ出した接着剤の見た目がアレだけど、車載時には見えない部位なので問題ナシ。
修理した発光部ユニットを不点灯NGユニットと入れ替え、車体色の化粧カバーを取り付け。
最後にクルマに取り付けて点灯チェック! (これは消灯時)
打ち替えたLED全68発、キレイに点灯しました♪ しかも前より格段に明るい。
とまぁこんな具合に不点灯指摘を受けたハイマウントストップランプを修理して、2023年秋の車検を無事一発で通す事が出来ました。 後は打ち替えたLEDの耐久性が気になる所かな?
今回の修理に当たっては、ストック部品を融通して貰ったり、関連するノウハウを提供して頂いたり、みん友さんにはただただ感謝の一言に尽きます。 m(_ _)m
さすがに車齢30年近くともなると、一部の人気車種でない限り同車種に乗る人とのネットワークが無いとクルマの維持が困難になって来ていると痛感します…
なので、あまり壊れないで欲しい…www
って、経時劣化もあるし30年経っても壊れるなってのが土台無理な話か… 辛いナ~
*****
今夜のお別れは、「1000 KNIVES もしもYMO紀伊国屋ホールのライブ音源が歪んでいなかったら!? 再現カバーにチャレンジ!」です。