なにかにつけ個性的！

動力性能的にはみるものはありませんが、ホイールベースが短いこともあってワインディングではミズスマシのようにクイクイ気持ちよくコーナリングできます。ただし、減速・加速のためにパドルシフトは必須だと思います。
赤信号等で止まろうとアクセルオフにした時、なんちゃってハイブリッドのくせに回生が効いたような妙な引きずられ感を感じます。また、ときどきですが、止まる寸前にガクッと勝手に減速します。
アイドリングストップからの発進はスムーズでとても良いです。
ＣＶＴゆえ、エンジン音は単にうるさいだけで楽しめませんし、ＭＴとは違ってＣＶＴの滑りをひどく感じます。
　

足は、堅くはないのですがグニャグニャでもなくといった感じです。しかし、ショックの容量が足らない感じで衝撃を吸収はしてくれないというか、懐の深さがない足です。
シートは、Ｆリミテッドなので合皮です。尻が蒸れます。シートが布のＭＺにすべきであったと後悔しています。海水浴で濡れたまま乗る人以外には何もメリットのない合皮だと感じます。
イグニスはアクセルが極端に左にオフセットされています。それで脚を左に寄せなければならないせいか、そんなに長距離でなくても尻や股間がシートに当たる部分（！）が痛くなります。こんなに疲れる車だとは思いませんでした。シートを後ろに下げれば脚への負担が減って少しは良いのですが、今度はステアリングの上端に手が届かなくなります。わかっていて買ったのですが、テレスコがないことがこの車の最大の欠点です。
あと、リアシートは寸足らずで疲れます。リクライニングはもっと寝かせられなければ意味がないです。スライドも付いていますが、後席を適切な空間にするとラゲッジが軽プラスアルファ程度の狭さになってしまいます。
こういうところが、他人には薦められない点ですが、あばたもえくぼと考えるしかないです。テレスコ無しによるポジション調整のきかなさだけは「えくぼ」なんて言ってられませんが。

荷物に関しては先に書きました。人間に関しては、リアシートの真ん中には普通には座れません。一応５人乗りですが、『４人乗り』です。

１０から１６ｋｍぐらいです。近距離ちょこちょこですからこんなものかと。