サスのプリロードを掛けてみたのでちょっと解説。私の車につけているシュピーゲルのサスは基本、スプリングのプリロードは0で使用してくださいという品物。ジャッキで浮かせて0Gの時点でスプリングが伸びきった状態で使ってくださいと言うコト。とはいえ、数センチレベルの極端な締め上げでもしない限りは(ショックの寿命が縮むかもしれないけど)差支えないかと。今回はプリロード10ミリでトライ。プリロード0でも接地させると自重で30ミリくらい縮むので、1/3のストロークを削ることになります。プリロードを掛けてもバネの硬さは変わらない、むしろストロークの制限に意味があります。ラジコンをやられている方ならツィックスクリューでサスの伸び側のストロークを規制することをご存知かと思いますが、基本アレと同じです。ストロークを規制することにより伸び側が制限され結果的にロールが減り、クイックなハンドリングが得られます、反面サスの自由を奪うため度が過ぎるとちょっとした路面のうねりにも進路が乱され、最悪直進すら困難になります。これもラジコンと同じですね。日常的にはお勧めできるセッティングではありませんが、サーキットなどでちょっと試してみるのは有りかもしれません。