【整備】～ホイール・アライメント調整～

前回は、ブレーキ・メンテナンスのことだけで終わってしまったのですが、実は、ホイール・アライメント調整も行っていましたので、今回はそのことについて書いてみたいと思います。

私のB3Sは、購入時にニコルで一通りメンテナンスされており、アライメントについても調整された状態でした。

実際に運転していても、直進安定性やコーナーリング時の挙動に特段の不具合を感じたことはありません。

その後、足回りで大きな変更があったのは、フロントロアアーム交換、サスペンション換装及び車高ダウン、直近でのタイヤ交換などです。

もちろん、作業の都度簡単なアライメント調整はやってもらっていたのですが、こないだのタイヤ交換で足回りの作業が一通り完了したこともあり、きちんとアライメント調整を行うことにした訳です。

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ガルフストリームでは最近、最新式のボッシュの3Dテスターを導入したため、そのシステムで効率的かつ精緻な調整をやってもらいました。


結果は、概ね適正値に収まっていました。

とは言え、何も変わらなかった訳ではなく、操縦性に影響の大きいトーインとキャンバー角について微妙な調整がありました。

まず、トーインについては、フロントのトータルトー標準値が0゜14′のところ測定値0゜07′と約半分でしたので0゜13′へ、リアは標準値0゜16′に対し0゜21′と逆にトーイン過大でしたので標準値に戻しました。

キャンバー角は、フロント標準値-0゜43′に対し-0゜56とややキャンバー過大だったので標準値に、リアは標準値-2゜04′に対し左-2゜14′・右-2゜31′と右後輪が寝過ぎていたためこれも標準値に戻します。

このように、測定値は概ね基準値内だったため調整も微調整に留まりましたから、この程度ではアライメント調整の効果は体感できないかな、と思っていたところ…。

帰りの高速から、操縦性に大きな変化が感じられました！

全般的にステアリングの安定性が大幅に高まった印象で、まず、高速での直進安定性が大幅に向上しました。

これは、トーイン調整の効果（フロントを強くリアを弱く）と思われますが、路面の荒れや轍に敏感に反応していたものが、どっしりと安定して、以前のような細かいステアリング修正が不要になりました。

また、キャンバー角の調整の効果もあって、中速～高速コーナーでの車体の神経質な動きがなくなりました。
コーナー入口から出口までステアリング舵角をほぼ一定に保ちながら、スロットル操作でコーナーリングをコントロールするという、気持ちの良いコーナーリングができるようになりました。

このように、ホイール・アライメント調整は、各数値が基準値に収まっていたとしても、その操縦性には結構な違いが出ることがよくわかりました。

サスペンションやタイヤの交換など、足回りに変更があったときは勿論のこと、時間の経過によるブッシュ類の劣化などでも変化する訳ですから、今後は、まめにアライメント調整をやろうと思います。