GBR GBR Type-R  

もてぎのフルコースを２０分×２本、筑波を１５分×２本、富士を３０分×１本走りました。この前につけていたスポーツ系のパッドは、ＴＩサーキット５周程度でフェードし、２０分×２本走ったあと取り外すと５ミリ以上磨耗して表面に部分的に剥離が見られました。それに対して、GBR Type-Rはどのサーキットでもフェードしませんでした。ブレーキにきついと言われるもてぎでもアタックし続けましたが、ペダルタッチは一定で変化しませんでした。取り外して確認しても写真のように表面の剥離も見られませんでした。温度を上げた後のサーキットの帰り、２回目以降のスポーツ走行でもパッドのタッチはおかしくなりませんでした。公道は１００００キロほど走りましたが、普通の町乗りの温度域でもノーマルより高いμで、よく止まります。温度を上げていくとスポーツパッドらしくμが上昇し、僕の乗り方ではその後の熱ダレはなかったです。コントロール性は高く、へヴィーウェットの富士の１コーナーつっこみのブレーキングでもちゃんとロック解除できました。ブレーキダストはノーマルと同程度か、むしろ少ないぐらいです。サーキットを走った翌日などは多少鳴きますがノーマルで鳴いた場合と同程度で、しばらくすると消えます。平均磨耗はパッドの両端をそれぞれノギスで計測し、平均を出したところ１．８ミリで、磨耗は少ないほうだと思います。新品が１１ミリですので、これならサーキットトライアル全戦出場しても、僕の使い方だと２シーズンは持つ計算になります。車が軽いことでブレーキが楽になっている部分はあると思います。タイムアタックをするときブレーキがたれるからというファクターを計算しなくてよくなりました。全温度域でノーマルより高いμでコントロール性もよく、なおかつフェード知らず。優秀なパッドだと思います。サーキットをよく走り、そのたびにパッドを交換するのが面倒なユーザーには、うってつけだと思います。逆に、町乗り重視のユーザーにはダストが出ることがマイナスだと思いますが、それならタイプＳを選べばいいと思います。


関連情報URL：www.garage-blue.com/gbr/index.htm