2007年05月29日
・ミンカラにはPVレポがあるので、ディオじゃなくても「貴様見ているな!」って分かる。で、最近よく読まれているのがエブリィのセンターアームブッシュの交換で、「やっぱりなー」と言う感じ。検索してもこれだけメジャー(と言うか数年に一度必須になる作業)な整備の情報が無いので、作った甲斐はあったかと思う。まあ、あそこに書いたように、全部DIYでやらない事が教訓なので、役に立ってるような立ってないような。まあ、数年に一度工場で1万5千円余計に払いたくない人はDB/DAのエブリィには乗るなって事だね。
・もう一つ整備ページで圧倒的なヒット数を誇るのはキーレスエントリーの取り付け。これも車種別情報として貴重だと自負している反面、あんまり役に立ってない気もしたりする。それから最近運転席のロックの作動が怪しくなっているので、そう言う意味でも長期レポが必要かも知れない。てかキーレスエントリーのパーツレビューってしてなかったっけ?
・アイドルストップに関してラジオで120kmで800mlの効果、小型車で10分で140ccとか言っていた。逆算すると120km走る間にアイドル状態が1時間近くある計算になる。平均車速を40kmあたり(まあまあ流れの良い市街地パタン)とすると、3時間の走行の内1時間がアイドルって計算になる。先日TVでの検証では1/2近くがアイドルだったので、まあ妥当な数字かなー。それだけアイドリングが無駄無駄無駄と言う事なんだが、やっぱりラジオもヘンな方向に脱線しだした。
まずバッテリー寿命の話。確かに始動回数が増えれば負荷は増えるのだが、自動車のバッテリーの使い方はフローユースなのでそんな数回の始動ごときで寿命が変わるとは思えない。自動車の発電能力はでっかいのだから、電圧降下しっぱなしって事もないだろう。またセルに関してもまああるにはあるんだけど、それは10万キロレベルでは多分問題にならんかと思う。
むしろ本当に知りたいのは、セル駆動のために発電の負荷が増える事によるロスだ。以前私はアイドルストップは1分以上でペイすると聞いた。今は5秒とか言ってるが、これは純粋に始動時のチョークとアイドルを比較しているだけ。でも今はさすがに1分ものロスがセルで発生するとは考えていない。多分電圧をそこまで上げるためにオルタを1分ぐらい回すと言う現象から出たデマだと思うが・・・
またアイドルストップが普及すれば、それでもセルの問題は大きくなる。と言うかセルは強化でも修理でも割と簡単だから良いとして、リングギアの問題だ。フライホイールに付くリングギアは気筒の圧縮バランスで静止する位置が決まるので長年使っていると始動時に噛む山からダメになる現象が報告されている。クラッチは上手く使えば20万キロ程度使えるパーツなので、この現象でダメになるとちと辛い。
そこで面白い話を聞いたのだが、ダイハツにはセルを使わない始動方法があるそうな。それは気筒内にガスを噴射して燃焼させてその爆発力を利用する方法。実はコレの元祖だと思われる始動方法は大戦中の軍用機にも存在した!一応当時からセル始動とかフライホイールに蓄エネルギーするとかの方法もあったらしいのだが、ポピュラーそうな始動車は数が足らないので、火薬カートリッジで初期のエネルギーを得るんだとか(ジェットタービンでも緊急用にあったそうだ)。もちろん、停止したエンジンをどうやって自力回転させるか知らないが、あっても良さそうな仕組みではある。一応考え付く方法としてはエンジンを停止する際にガス供給を完全に断っておいて電スロ全開、クラセンで圧縮トップ気筒を探して置く。そいつにDIでガス噴射して点火すれば初爆は出来るはず。ただ圧縮はどんどん抜けていくので、始動限度時間があるはず。まあ信号待ちのアイドルストップなら大丈夫だろう。
ちなみに今日のハイゼットの燃費はこの暑さにも関らず13kmを超えていた。
Posted at 2007/05/29 21:58:52 | |
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