2012年09月14日
・ちょろっとVT250F2H(以下F2H)について調べてみた。まず駄目になっていると言われているタイヤについて。純正サイズはF100/90-16 54S,R120/80-17 61Sだったか。問題はこの速度規格のSというのはまず無いという事。現在は最低でもHです。下位互換ではあるのですが、どうも当時はバイアスでチューブがまだ現役だったらしく、チューブだとSレンジは普通だったようです。Hレンジを入れて懸念されるとすれば、ケース剛性が高すぎるという事でしょうか。タイヤの剛性というのはバイクの場合はほとんど好みという要素が(私の場合は)ありません。スイートスポットの狭い広いはあるでしょうが、良い動きと悪い動きしか無いのです。だから車のように空気圧で調整というのは出来なくて、あるバイクがあれば、それに特定のタイヤを取り付けると、空気圧はほぼ自動的に何キロって具合になります。逆に言うとタイヤ選定の時点でバイクの動きも決まってしまいます。BT39SS履いて硬いから空気圧を落として好みのハンドリングに・・・って事が非常に難しいのです。逆に柔らかいタイヤに空気一杯入れてもコンパウンドがそれ用になってないので、跳ねちゃって乗りづらいですね。
ただ、これがラジアルのリアだと少し話しが変わって来て、ケース剛性とトレッド剛性が分かれているので、空気圧によりシビアな分、ちょっとした調整でハンドリングが変わる傾向にあります。と言ってもそもそもがバイアスより高いレベルでグリップしており、ライダーとしての許容範囲はとても広いんですけど。で、扁平率が高いワイドタイヤだとラジアル化してあるわけですが、F2Hの頃はまだバイアスで細いタイヤのキャンパースラストでの曲がりが強い時代であり、トルクもたった2.4kgなので、バイアスでいいのですが、であれば柔らかいタイヤの方が私は好みです。バイアスでビッグバイクに使える硬い奴ってのは、もう死ぬほど乗りづらいので、サーキットなら別ですが、普通は柔らかいチューブタイヤの方がいいと思っています。まあ扁平率90のフロントはまず問題ないでしょうね。リアは130化も可能のようですが、それはバンク角など見て考える事になるでしょう。
国内ブランドだとDLがK155とGT501とTT900,BSがBT39とBT45、IRCのRS310とかDLのTT100とかでもちょっとあるようです。純正に近いのはK155ですね。ぶっちゃけK155でいいのですが、値段がかなり安いという訳でもなく、GT501とBT45がやはり高評価のようです。どっちもモデルチェンジを忘れられているようなタイヤですが、当時は若干ダンロップの方が評価が高かったかな?とも思います。
・他に消耗品だとスプロケやチェーンは平気、エアクリもMC15はまだ大丈夫、オイルフィルターはVTRがあるので平気、プラグやバッテリーももちろんOKのようです。MC08は色々大変そうですけどね。ブレーキパッドはF2Hはダブルディスク化しており共用が少ないタイプなので少し面倒ですが、NTBやSBS、RKエキセルにはある模様。ブレーキが弱いという噂なので、事実であればより強力なタイプを選ぶ事になるでしょう。バイク用アフターパーツとしてはマイナーですが、NTBは摩擦係数のSAEを公開しているので(GG)ちょっと安心です。安いのはYAMASHIDAがありますが、個人的にはベスラグリーン入れてYAMASHIDA使っていた事を後悔しましたので候補には入れません。ベスラグリーンも攻撃性とかちょっと問題あったはずだけど、グリップの握り方が3本掛けから2本掛けで止まるようになり、スロットルコントロールに余裕が出て全然乗り方変わったもんな。RKは効きはやや良いぐらいですが、握りこんでもそれほどコントロール性が上がらない印象です。
・サスに関しては、良い状態であるのとないのではバイクに乗る価値が変わるぐらいなのですが、リアはどうも流用・アフターパーツ情報が少なく、一方でOH情報はちょっとあるので、どうしても駄目ならスペアをばらす方が良さそうです。フロントはどうにでもなりますね。ただ純正にはダンピング調整機能はないようです。
・マフラーは別に交換必須ではないですし、うるさいのも嫌いですが、F2Hはスリップオンに近い交換が可能なので、軽量なストレート構造のチタンマフラーなんかを入れる事は可能のようです。
・弱点としてはレギュレーターのパンクは定番のようですね。対策部品もあるようですし、放熱板を追加するとか対策もあるみたいです。丈夫なバイクというイメージですが、電装系の話しを聞くとかなり粗雑なような気も。
Posted at 2012/09/14 23:47:10 | |
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