昨日に引き続きBMW M3の鈴鹿サーキット攻略。
今日は実際の走行についてです。
[鈴鹿サーキット]
コース図(←を開いて一緒に読んでください)
慣熟走行では覚えたラインを通って充分タイヤを暖めます。
慣熟走行でもちゃんとコースインの時にはウインカーを
だしてコースインの合図をしましょう。車がいなくてもマナーです。
鈴鹿サーキットはコースイン時2コーナーまでは右側走行遵守です。
自分の命を守る為、きちんと右側を走行しましょう。
走行ラインを通らないとタイヤカスなどを拾いますので注意します。
車に異音や異常がないか、ドライビングポジションは正しいか、
などをチェックします。それとコース状態も一緒にチェックします。
グラベルからの砂は入ってきてないか?オイルはまかれていないかなど
コース状態をチェックしてください。
タイヤを暖めるのはフォーミュラーのように左右に振っても、
あまり意味がないのでストレートなどでフル加速してみたり、
ブレーキもちゃんと温度をあげるようにフルブレーキ手前を
試してみたりします。そして何個かのコーナーを攻めてください。
タイヤを暖めるっていうのはスピードを上げるってこと
だと思っていただければOKだと思います。
これで車と体を慣らすことができます。慣熟走行は大切な物です。
しっかりと慣熟できたらいざスタートです。
コース図に従って説明していきます。
[
メインストレート]
鈴鹿サーキットのメインストレート、それはもう気持ちがいいです。
友達などが遊びに来てる人は自分の走っている姿を見せる場所だし、
車速も下り勾配なのでかなりでる場所です。
M3の場合、最高速度は約210~220キロぐらいまで到達します。
まず、メインストレートを走っているときは心の余裕をもちましょう。
(あぶないから決して気をぬいちゃだめですけど)
車の油温や水温をここでチェックしたり、コントロールタワーが
あるので自分に旗が振られてないかチェックしてください。
走行終了間際はチェッカーフラッグが振られる場所なので
ちゃんと毎周回チェックしましょう。
また、余裕のある人は友達に手を振ったりする場所です。(推奨はしません)
(シフトタイミングで手を振るとミスったりします。。(笑))
とにかくメインストレートでは車の状態を把握してください。
ラップカウンターを車内に付けている人はラップタイムも把握
する場所になります。
急な車線変更や後ろから速い車がきているからといって
譲るのは大変危険です。
速い車の後ろに、もう一つ見えない速い車が追い越してくることもあります。
遅いからといっても車線は自分のラインを保持しましょう。
速い車は勝手に追い越してくれます。後ろにぴったりとつけられてもあせっちゃいけません。
[
メインストレートから1.2コーナー]
メインストレートが終盤になると1コーナーがやってきます。
1コーナーと2コーナーを1つのコーナーと捉える方法と
2つのコーナーと捉える方法の2通りがあります。
初心者は2つのコーナー、上級者は1つのコーナーと
捉えるのがいいと思います。タイムを狙うにはここは度胸満点の
コーナーになります。無理はしない方が得策です。
<
1.2コーナーを2つのコーナーとして捉える(初心者~中級者向け)>
メインストレートを走っていると左のフェンスに200、100、50
と看板が見えてきます。あくまで目安ですが、200メートル付近で
ブレーキ抜けを防ぐ為に左足でチョンチョンとブレーキの感触があるか確かめます。
ブレーキに問題なければ、
その後、100メートル付近でじわっとブレーキしてフロントに荷重をかけて、
5速から4速に落とします。そして4速のまま
右へ切り込みます。クリップは真ん中付近で向きを変えて
その後、車速が落ちてるので1コーナーのアウト側へアクセルをあけて直線的に進みます。
1コーナーのアウト側へいったら4速から3速に落として、
2コーナーのイン側(クリップ)にちゃんと付けるように
充分車速を落として2コーナーのイン側を抜けていきます。
1コーナーは横Gがかかったまま車速がのるので度胸満点のコーナーです。重要なのは2コーナーのイン側にちゃんと付けるかどうかで、
ここでインにつけないと次の立ち上がりが上り勾配なので車速がのりません。
2コーナーのイン側クリップで車速の乗る走り方をしましょう。
<
1.2コーナーを1つのコーナーとして捉える(上級者向け)>
上記と同じようにして、75メートル~50メートルあたりで
車速ののったまま右側に向きを変えるブレーキをします。(約1秒ぐらい)
かなりのスピード、横Gのまま5速から4速に落とし、
1コーナーの終わりアウト側まで一気に膨らんで
そこでさらにブレーキング、4速から3速に落とし、
そのまま2コーナーのイン側目指して切り込みます。2つのコーナーを1つのコーナーとして捉え、メインストレート終わりのブレーキは車速を落とすよりも
向きを変えるブレーキになるといった感じです。
ステアリングを切ってブレーキできる上級者向けのアプローチです。
[
2コーナーからS字コーナー、逆バンク、ダンロップまで]
ココが鈴鹿サーキットで一番タイムに関わる重要な区間です。
それぐらいテクニカルなコーナーになっています。
序盤は下り、その後は上りと勾配も変化に飛んでいます。
常にダンロップコーナーまでの組み立てを意識して、
S字コーナーに進入しましょう。
この区間の必勝法は先を考えて走る、目線もつねに先のコーナー
を見ることが重要だと思います。
このコーナーはハンドルを切り遅れると最後までバラバラ、グダグダになってしまいます。
M3だと2コーナーを上手に立ち上がると、S字の入り口付近で
3速レブ付近、もしくは4速まで入ります。
S字の1個目入り口はアウト及びミドル付近で車速を落とす為と左側に向きを変える為の
ブレーキングで4速に入った人は3速にし、3速の人はそのまま
イン側へアプローチします。S字1個目はしっかりとクリップを取りましょう。
クリップをとったらすぐに2個目のコーナーがやってきます。
クリップでアクセルを開けると同時に右にステアを切り込んで
2個目を抜けます。目線を先に向けていると楽に曲がれます。
ここはアクセル全開かアクセル調整で曲がることができます。
S字2個目をぬけると、逆バンクコーナがやってきます。ここは軽く手前でブレーキングして車速を落としミドルかインへ向けるとともにリアのグリップに注意しながら抜けましょう。
逆バンクコーナーはスピンの多いコーナーで突っ込みすぎるとリアの荷重が抜けてスピンしてしまうので慎重に抜けましょう。
クリップポイントは奥目にとると楽にぬけれます。
ダンロップコーナーはミドルからもしくはアウトからイン側へアプローチし、アクセル全開を早めて車速をのせましょう。
アウト側の縁石は滑りやすく危険なので乗らないのが懸命です。
次のデグナーまで長いアクセル全開区間が
つづくのでここで車速がのっているかいないかがタイムに大きく左右します。
[
ダンロップからデグナーカーブ1個目、2個目まで]
ダンロップコーナーを抜けるとデグナーカーブまで
左のゆるいコーナーが続きます。
コーナーと捉えず、直線区間と考えていいはずです。
いける人はずっとアクセル全開でいけます。
右にGがかなりかかりその間ずっとアクセル全開なので度胸が
いります。タイヤとの対話を大切にして全開でいけるかどうか
車と自分に問いかけましょう。
ラインはイン、イン、インかイン、ミドル、インぐらいです。
直線的に抜けましょう。
途中3速から4速へのシフトアップがやってきます。
右にGがかかったままのシフトアップになりますので、
ハンドルから手を離すときにハンドルを持つ手がぶれないように
注意しましょう。ぶれると車の挙動がみだれて危険です。
それとアクセル全開で立ち上がって、途中で怖くなり、
急にアクセルを抜く行為はバランスを崩して危険です。
アクセル操作は慎重におこないましょう。
慣れれば全開でぬけられるコーナーです。
その後デグナーカーブ1個目、2個目がやってきます。
デグナー1個目はここもかなりの車速でぬけられるコーナーです。
鈴鹿にはかなりのスピードで抜けられるコーナーが
4つあります。
(口でいうとズバッ!っと入っていけるコーナーです)
1コーナーとデグナー1個目、スプーン1個目、130Rです
その中でも最初にスピードののったままズバッと抜ける練習に
もってこいのコーナーがこのデグナー1個目です。
初心者の方は100メートル看板付近でしっかりとブレーキング
4速から3速に落とします。
その後、車を左のインの縁石めがけて進みます。
ここの縁石は思いっきり踏んでも大丈夫です。
抜けたらアウト側縁石まで膨らんで、
その後、車速が落ちているはずなのでアクセルを開けて
デグナー2つ目を目指します。
ここも手前でしっかりとブレーキングして立ちあがり重視で
次のヘアピンコーナーまでしっかりと車速を乗せましょう。
車速を落としすぎた場合は2速に入れることもあります。
中級者の方、上級者の方はここをうまく抜けましょう。
75~50メートル看板付近で短いブレーキで右に向きを変え
アクセルオン、4速、スピードののったままイン側の縁石をまたぎ、
その後アウトの縁石を舐めて、デグナー2個目の手前でブレーキング&3速に落として車速をのせて、ヘアピンまで向かいましょう。
ここを抜けると立体交差があり、ああオイラ鈴鹿を走ってる!
って感動できることウケアイデス。。
続く・・・・・
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