今日の天気予報は、残念ながら「曇り~雨」。
これだとgtvで出かけるのにも、Road Bikeに乗り出すのにも、テンションが上がらない天候です。
朝刊を見ながら、「どうしようかな、今日は?」とぼんやりしていると、今日は「3/1」です!!!
毎月1日の「映画の日」を、思い出しました。
そういえばここ数年、映画館へは全く行っていません。
「映画の日」割引の「1,000円」を見逃す手はありません。
早速ロードショーをチェックします。
でも、私の興味が涌くロードショー映画は、全然上映されていません・・・・
映画会社のマーケティングターゲット層から、私は完全に外れているみたい(泣)
で、こういう時は名画座系を、再チェック。
今から数十年前の学生時代から閉館するまで、自由が丘武蔵野推理劇場、銀座のシネパトスや並木座、飯田橋佳作座、三軒茶屋シネマと言った名画座には、よく通ったのを思い出しました。
ヒッチコック、トリュフォー、ルイ・マル、タルコフスキー、黒沢、成瀬、小津、岡本等々。
才能豊かな名監督がメガホンを取った数々の名作品を、2~3本入れ替え無しの低料金で、楽しませて貰いました。
残念ながらあの頃から時代は移り変わり、これら多くの名画座が、赤字や設備老朽化と耐震性の問題から、既に閉館してしまいした。ただ最近は、少しづつ「ミニシアター」形式で、復活をし始めています。
さてチェックの結果、渋谷にある「シネマヴェーラ渋谷」で、「岡本喜八監督特集」を上映しているのを発見!!!
これは行かなきゃ、です。
初回のAM11時に合わせて、ちょっと早めに映画館へ向います。
場所は、昔お世話になった?百軒店奥のラブホテ街のど真ん中。
あちこちのホテルからは、ちょっと寝ぼけ顔のカップルが出て来て、微笑ましい。
場違いな場所に、こんなキレイな映画館が。。。。
知らなかった。
今日の上映作品は、1965年(私が生まれた年)の「侍」と、1964年の「ああ、爆弾」です。
何れも見た事ありません。
いや~、どちらも面白かった~!!!
久しぶりの大画面、しかも白黒ならではのシャープネスとフォーカスされた画面で見る映画は、やっぱりお金払う価値あります。
ネタバレするので、詳しくは書きませんが・・・・。
正統派娯楽時代劇調の「侍」。
ちょっと黒沢監督の「用心棒」、「椿三十郎」の雰囲気がありましたが・・・・。
最後の猛吹雪の中での侍同士の切り合いは、大迫力。
白黒作品なのに、流れ出る赤い血が見えた気がしました。
主演の三船敏郎以上に、この作品での伊藤雄之助の存在感と怪演は、目に焼き付いています。
片や、能や狂言、歌舞伎、ロックをBGMに実験的な手法で、音楽と切れ味の良い編集で映像を見せる不思議な作品、「ああ、爆弾」。
これは、見た人に賛否両論を呼び起こす映画でしょうね。
ストーリーはハチャメチャですから。
これを昭和39年!!!に作った岡本喜八監督は、勇気の人だと思います。
いえ、自分が作りたい映画を楽しみながら作ったのかも・・・・・。
こちらの映画館は、入れ替え制じゃ無いので、昔の鑑賞スタイルでそれぞれ二回づつ見てしまい、もう夕方に。
こういう映画を見た後は、一杯飲んでクールダウンが必要。
炭火もつ焼きの名店「山家」へ。
高級店では無く、所謂「千ベロ(=千円でベロベロに酔える)」の店です。
定番のもつ焼きセットと生ビールからスタート。
5時までは生ビール300円!!!と、超~お得です。
この後もお代わりとホッピーで、千円には収まりませんでした・・・・・。
昔の白黒映画と千ベロ大衆居酒屋。
普段は余り近づかない「若者の街」渋谷で、50を迎えるオヤジがまったりと休日を過ごせました。
ほろ酔いで帰途に就きます。
自宅駅前の酒屋で、飲み干した「シングルモルト」を物色します。
と、グレンリベットのグラス付限定品を見つけました。
しかも、ボトルだけで買うよりも値引きされていて安い!!!
手にしっとりと馴染む無料グラスでリベット飲みながら、ダラ~と過ごす夕べでした。
明日からまた激務が始まります。
頑張ろう~~~っと!!!
Posted at 2015/03/02 00:03:37 | |
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