クーリングファン応急修理

動画のようにクーリングファン小の方が手できっかけを作らないと回らない時があります。
交換しても良いのですが、正常に回る時もあるので原因究明してみる事にしました。

ファンが固定されているシュラウド自体は4本のトルクスで止まってるだけです。
車両側のコネクターの赤矢印のロックを外してからその内側の爪を押して外します。
コネクターは定位置に固定されるようになっていますが、ちょっと広げてあげれば外れます。

ファン自体は3本の10mmで止まってるだけですので簡単に外れます。
配線やコネクターの固定はよく観察すれば外し方は分かるかと思います（投げやり）

ファンは丁寧に扱って下さい。
落としたりすると異音の原因になったりします。
不等ピッチなのは騒音低減等があるようです。

問題の小ファンのモーター部分にブラシの摩耗粉がビッシリ・・・嫌な予感・・・

てかブラシレスとかじゃないのかよ(^_^;)

ファンを3枚おろしにした画像です。
3枚おろしにするにはYの字型の爪3箇所を縮めてあげれば外れます。

不具合の原因であろうブラシの寿命です。

減った事によりコミュテーターにブラシが当たらなくなりモーターが回らなくなってしまいます。

残念ながらブラシがすぐ手には入らなかったので応急処置をします。（プロさんありがとうございました）
適合するブラシがあるかもまだ調べてないので分かりませんがある事を祈って(^_^;)

うちの車のファンはファンの状態により一箇所当たったり当たらなかったりしてたので、ブラシが当たるように飛び出具合を調整しました。

画像は調整後です。
少ないながらもしっかり当たるようになりました。

ついでなのでファン大の方のブラシも見ておきました。
こちらも摩耗粉で真っ黒です。
こちらにはファンコントロールコンピューターが組み込まれています。
ここも電解コンデンサーがあるのでパンクとかでの不具合がありそうです？

ちなみに不思議なのはブラシが半分ぐらい残ってる事です。
ACONやACOFFでのクーリング動作に関わらず両側のファンが同じ速度で回ってるのしか見た事がないので、摩耗は均一になるはずなんですが、ここまで違うといい加減ブラシレスにしておけよと思います。

・余談

https://toyota.jp/recall/campaign/061201.html

センチュリーと同じ7年定期交換かよ！ってツッコミいれたくなります（笑）
センチュリーの場合はシビアコンディションで7年ですが・・・

掃除してやってから組み付けます。

ブラシを押し込みながら、ブラシの溝を合わせて赤矢印の部分を押し込んでブラシを固定しないと組み付けられません。

組み付け後はモーター側面の穴からロックを解除してあげればOKです。

応急修理後はとりあえずきちんと作動しています。

ブラシを探して見つかれば良いですが・・・