MGザク製作記その伍

さて、５回に渡ってお送りしてきた「MGザク製作記」もそろそろ終盤。
今回は全塗装まで行けたので報告してまいります。

で、結局カラーパターンはご覧の通りに白にオレンジの組み合わせで行きました。
まぁ、新鮮で一番無難なパターンですね。


ザクの魅力ってやっぱりそのミリタリー感、兵器感ですよね。
だからですかね、雑誌などのザクのキットレビューは殆どが兵器的位置付けで製作、塗装されてますよね。
本来なら俺もここに乗っかって、リアル志向でザクを製作するんですが、今回はベースカラーを白にしたのでキャラクターチックなガンダム的な塗装で攻めてみる事にしました。

そもそもガンダム的な塗装とザク的な塗装ってどう違うのさ？

俺自身、エアブラシを握ってから「兵器」的な塗り方と「キャラクター」的な塗り方を使い分けています。
で、どう違うのかと言いますと・・・。
色味を変えてます。
白で例えるとこうなります。

キャラクター的な塗り方は色栄えするように、無彩色にならないように青みを出すようにしてます。
影になるところは青を濃く、逆にハイライトは真白になるようにします。
すると、なんともマンガチックな鮮やかな青みがかった白になります。
色の重さや深みはなくなりますが、鮮やかな色味になります。
この白は特にガンダムのような青がアクセントにあるキャラクターには効果テキメン、是非、お試し下さい。

で、逆に兵器的な塗り方は逆に彩度を落として、無彩色になるようにします。
影は一段暗い同系統の色になるようにするとあら不思議、深みのある重さのある色になります。

で、今回はザクにキャラクター的な塗り方をしてみた訳です。
まぁ、ご覧の通り「軽い色味」ですが「白は良い発色」をしていると思います。

ではではカラーレシピです。
白の部分は一度ホワイトにクリヤーブルーを混ぜた色で下地つくります。
で、影になる部分を残しならホワイトで吹いて白くしていきます。
いわば、青立ち上げですね。

オレンジの部分も同様に・・・。
「オレンジ+レッド+クリヤーブルー+ホワイト」を下地に、影となるところ部分を残しながら「オレンジイエロー」で黄色くしていきます。


ということで、ちょっと冒険してキャラクターチックなザクにしてみましたがどうでしょうか？
偶にはこんなザクもいいでしょ？

あとは、スミ入れと武器のみ・・・。
次回は完結編かな・・・。