昨日(8月30日(水))は、8時過ぎに起きてみたら暑くてたまりません。
太陽が照りつけている訳ではないのに、雲に囲まれ、湿気は高く、昔は不快指数というものがありましたが、それがまさにピークです。
家の中でグダグダしてるうちに、スマホにも熱中症情報「危険」が届きました。
こんな不快なところにいてもしょうがないから、とにかく出かけることにします。最近、伊豆、箱根はふらふらしていますので、今回は富士山方面にしましょう。
今回も気ままな暇つぶしの阿房自動車ですが、何かあてをつけなければ始まりません。かねて気になっている河口湖北側の若彦トンネルへ行ってみようと思います。2010年から供用開始されたのに、この間まで存在さえ知りませんでした。
ということで、昨日のコースです。
①沼津→裾野→富士山こどもの国
県道24号→国道469号(富士南麓道路)
②富士山こどもの国→白糸滝→朝霧高原→精進湖
国道469号→県道72号→県道71号→国道139号
③精進湖→上九一色→芦川→新道峠
国道358号(甲府精進道路)→県道36号→林道
④新道峠→河口湖大石公園
林道→県道719号(若彦トンネル)
⑤河口湖大石公園→富士吉田→忍野→山中湖
県道21号→国道137号(新倉河口湖トンネル)
→県道717号(鳥居地トンネル)
⑥山中湖→三国峠→明神峠→富士スピードウェイ→小山
県道729号→山梨神奈川県道730号→静岡県道147号
⑦小山→沼津
国道246号→東名高速
出発が11時で帰着が17時。6時間のうち約5時間も走行しています。今回は走りが中心です。距離は結構伸びて192kmです。
ほとんどクネクネ道をスイスイ走るという、なかなか充実したものです。
ただし、富士山を一周しても、富士山は一度も見えませんでした。覚悟の上ですが、撮影の方では収穫無しです。
【①裾野→富士山こどもの国】
この区間で、素通りは難しいのが帝人アカデミー富士。
アプローチのメタセコイア並木には、誰もいなくて気持ち良く撮影できました。
富士山こどもの国
暑くてたまらないのか、人はまばらです。
【②富士山こどもの国→白糸滝→朝霧高原→精進湖】
レストラン やまぼうし
県道72号富士白糸滝公園線は、森の中を快適に飛ばせる道のため、いつも勢いよく通り過ぎてしまいますが、昨日は腹が減って途中のレストラン「やまぼうし」に立ち寄りました。
どうです、雰囲気あるでしょう。
とてもいい感じの店内で、落ち着いています。
スパゲッティ ミートソース
凝った料理もたくさんあるのですが、今回はまだ先を急ぐので簡単にしました。
ただのミートソースですが、お店の雰囲気は良いし¥940-はリーズナブルです。
白糸滝を右折して県道71号富士宮鳴沢線に入り、朝霧高原を北上します。
前に地元のトラックがいますが、速いこと速いこと。まったく邪魔にはならず、却って対向車の弾よけになって走り易かったです。
精進湖に行っても富士山が見えなくては、何もおもしろくありません。
湖畔の木々は、少し色づき始めています。
【③精進湖→上九一色→芦川→新道峠】
精進湖から甲府精進道路(国道358号)の精進湖トンネルを抜け屈曲路を下ると、芦川渓谷への山梨県道36号笛吹市川三郷線が現れます。
この道は、いつも気にしていましたが、いままで入ったことはありませんでした。
県道をしばらく走ると笛吹市に入り芦川渓谷となりますが、道は十分に整備され、山間の集落らしくもなく結構開けて明るいです。
河口湖への県道719号が分かれるところまで来ました。
そこには芦川農産物直売所があります。
道の駅みたいな感じの施設で、トイレも整備されています。
さて、この先が若彦トンネルですが、そのまえに気になるところがあって、寄り道します。トンネルの入口手前を左折して山を登ります。
目指すは新道峠(しんどうとうげ)。
日本一の富士山眺望スポットと言われ、写真愛好家にとって羨望なところです。
今日は富士山は見えないのですが、どういう場所か一度確認しに行きます。
沿道の百日紅に目がとまって、思わずパチリ。
「熊出没注意」が掲示されています。
そう言えば、山に入るには熊除けの鈴が必要なようです。
途中は、もうすっかり秋を思わせる景色です。
林道の終点は行き止まり。
ここは「旋回所」なので「駐車ご遠慮願います」とありますが、それでもここにクルマを置いてありました。台数が多くなると混乱するでしょう。
ここから新道峠まで徒歩10分。
今回はここで折り返しました。
頑張ればどんな写真がものにできるかは、
こちら を参考にしてください。
【④新道峠→河口湖大石公園】
新道峠から下り、県道719号富士河口湖芦川線に戻ると、すぐに若彦トンネルです。
若彦トンネル 2010年3月供用開始
山梨県の県道では、最も長いトンネル(2,615m)とのことです。
出口から河口湖は目の前です。
河口湖大石公園
富士山が見えなければ長居は無用。トイレ休憩だけで出発します。
⑤河口湖大石公園→富士吉田→忍野→山中湖
河口湖から山中湖へは、混雑して難儀するおもしろくない道でしたが、2015年3月に国道137号の新倉河口湖トンネルが開通し、すっかり改善されました。
新倉河口湖トンネル
河口湖から富士吉田にトンネル1本で抜けられ、街中を通りません。
富士吉田からは、そのまま県道717号山中湖忍野富士吉田線に進み、鳥居地トンネルを抜けて忍野に出て、花の都公園を通り山中湖北岸に到着です。
【⑥山中湖→三国峠→明神峠→富士スピードウェイ→小山】
今回は走りが目的ですので、山中湖からの帰り道は、なんと言っても三国峠、明神峠越えのコースでしょう。
三国峠
三国峠という名は、全国にたくさんあって混同します。大好きな芦ノ湖スカイラインにもありますし、上越国境も有名ですが、ここは山梨、静岡、神奈川県道の三国峠です。
すみません。ちょっと記念写真です。
三国峠から少しだけ神奈川県を走ってから、明神峠で静岡県に入ります。
ここからは静岡県道147線と番号が変わります。
それにしても、ここは急坂です。なんと18%です。
12%位は驚きませんが、18%は他に知りません。
しかし急坂のせいか、ヘアピンは少なく道は結構真っ直ぐで、あっという間に小山町の富士スピードウェイ(FSW)横に出ました。
【⑦小山→沼津】
国道246号で帰り始めましたが、夕方の渋滞が始まりそうで、ナビのご指示に従って東名に入ります。
約5時間、渋滞はないし、信号も少なく、ほとんど走りっぱなしのドライブでした。家の中で茹だっていたよりはだいぶ良かったことでしょう。