久々に気になる車が出ました。スイフトスポーツです。
小さくてすばしっこい車が好きなので、
いてもたってもいられず、早速試乗してきました。
エクステリアは国産コンパクトでは断トツにカッコよいです。
特にリアバンパー下部には、ブラックの別成型部品が装備され、
まるで輸入車のようです。よくぞこの価格で実現したと思いました。
インテリアも、エアコンやメーターなど見やすく使いやすいです。
シートもカッコよいデザインです。ただポジションはどうセットしても
高めに感じました。
ドアとかダッシュボードがカチコチプラスチックだとか、
ドアが薄いとか、ステアリングの握る部分に謎のプラスチックがあるとか、
気になる点もありますが、200万円ですからね。十二分です。
早速、試乗ですが、
事前情報の軽い軽い軽いという先入観があったので、
その走り味は期待したものと大きく異なりました。
ロードスターのようなひらりとしたフィールは全くなく、
どちらかといえばシットリした印象です。
ステアリングでも、てっきり重くてクイックなものと想像していたら、
実際には軽く、むしろ中立付近は少し緩く、
もっとガチっとステアリング剛性が欲しいな感じるくらいでした。
またブレーキフィールも軽く、「前で効く」タイプで、
絶対的な効きは全く問題ないのですが、
ペダル剛性はもっとガチっとしてるといいなと感じました。
個人的にはスポーツ走行するときは奥で効くブレーキの方が好きですが、
どうなんでしょう。慣れですかね。
ステアリングとブレーキの話は今回のスイスポだけでなく
日本車とドイツ車の考え方の違いなのか、我が家のMINIとLEXUS ISを比べても、
ステアリング剛性とペダル剛性はMINIの方が高く感じます。
ボディ剛性はISの方が高く感じるんですが。
肝心のエンジンフィールは、970kgの車重から想像するに、
スコーンと回転が上がるのかと思っていましたが、
これも全然違いました。最近流行りのダウンサイジングターボのそれで、
低速から加給してトルクもりもりなフィールです。
街中は使いやすいです。ただ上は伸びなさそう。
全体的なパワー感はパワーウエイトレシオ通りで、
絶対的な加速は、MINI COOPERSの方が上です。
ただ日本車がローパワーな車が多いので、この低回転からトルクフルなのは
初めての人には印象的でしょうね。
Dの営業の方が話していたのは、
ひとつ前のスイフトスポーツに乗っている人が乗ると結構な違和感があると。
その昔、初めてターボ車乗った時のことを思い出しました。
そういう意味では、今回のスイフトスポーツは、
欧州車によくあるタイプで違和感なく乗れました。
6ATは非常にスムースで、どちらかというとコンフォート向けな印象。
私のMINIがオプションでスポーツオートマチック(変速スピードを上げる)を
つけているので、直結感や変速スピード自体はMINIの方がいいかな。
スポーツ走行するなら、6MTで楽しむのがいいですね。
総じて、エクステリア、インテリア、走行フィール
日本車のなかでは、断トツにいいと思います。
これだけフル装備で200万円。バーゲンプライスでしょう。
ちなみ私の考えていたスイフトスポーツは
高回転までギャンギャン回して、峠を突っ走るものかと思っていましたが、
予想以上にしっとりとした輸入車的な乗り味でした。
もちろん絶対的な性能でいえば、
MINI CooperS、MINI JCW、Audi S1、POLO GTi、Pugeot 208GTiなどとは
まだまだ差があるなという印象ですが、なんせ価格が違います。
MINI CooperSをスイフトスポーツと同等の装備にすると、
驚くことに450万円位になります。はっきり言ってそれだけの差はない。
日本車で久々にいいと思える車に出会いました。
LEAFとCIVICも気になるので、今度乗ってこよう。
おわり。
あと、一つ、どうしてもスイフトスポーツというと、
キャラクター?のシールを貼ったり、オタクっぽい雰囲気があるので
(勝手な偏見ですが)、この代からその雰囲気を払拭できれば、
輸入コンパクトに乗る層にもアピールできるのはと思いました。
ブログ一覧 |
MINI F56 | クルマ
Posted at
2017/09/24 19:06:44