さて、「何シテル？」でご報告しました、リコール処理の間の代車、リーフです。
w-t-b さんの言われる161ではなく、実はアトラスが出てきたって訳でもなく、
世間一般で言われるリーフです。
実はディーラーでは、
「代車って、こんな急に言っても用意してもらえるの？」
「はい。電気自動車をお出しできます」
って言われただけで、ゴルフ場にある電動カートや電動フォークリフトが出てきても
文句は言えない状況だった訳ですが、出てきたのは想像通りのリーフ。
簡単に説明を受けます。基本はキューブやマーチと同じだと思います。
最近の車では、インテリなんちゃらキーってヤツなので、キーを挿さなくても
エンジンが掛かります。ブレーキ踏みながらボタンを押してエンジン始動ってのが
基本ですが、リーフの場合は単純に電源ONなわけです。
なので、ボタンも電源ボタンです(笑)。
見慣れないボタンもたくさんあります。
最近話題のクルコンも装備。電気的な処理だけですから、こっちの方が簡単？
下にあるecoボタンがこの車に乗るうえで、一番重要な物かもしれません。
さて、モーターですから、ミッションは要りません。正転・逆転の切り替えさえあれば良いのですから、簡単なスイッチで良いはずですが、そこはやはり車ですので
このレバーというか、出っ張り？を手前に倒して正転、奥に倒して逆転。
真ん中のボタンを押してパーキング。
真横に倒すとニュートラル（必要なのか？）らしいです。
何度かやってみましたが、メーターにNの表示は出ませんでした。コツが要る様です。
メーターには燃料計の代わりに電池の残量計、水温計の代わりに電池の温度計。
○が弧を描いて沢山並んでますが、これは走行中に電力を消費してるか（パワー計）
と、減速・ブレーキ時に回生エネルギーが発生してる表示です。
充電量80%で、エアコンON、ecoモードOFFで、走行可能距離が130km程。
この数字はエアコンOFFやecoモードONで1割強増えます。
意外とエアコンが電気を食わない印象です。
そういや、ヒーターはどうするのでしょう。電池の熱で暖めるのでしょうか。
説明してくれたディーラーの方が、「是非ecoモードを外して乗ってみて下さい。
スカイラインくらい走りますから」と嬉しそうに言って送り出してくれました。
とりあえずecoモードで走ってみます。
当たり前ですが静かです(笑)。聞こえる音は僅かに聞こえるモーター音と、
やたら大きく聞こえるタイヤノイズのみです。
はっきり言って、ecoモード、かったるいです(笑)。一般的なイメージのecoな車、
電気自動車のイメージ通りと言いましょうか。
オバサン仕様のノンターボ軽自動車ワゴンに4人乗ったくらいの機動性って感じです。
それなりに交通量と信号の多い街中では充分かと思います。
そこでディーラーお勧めのecoモードOFFにすると、いきなり車が軽くなったかの
様に加速していきます。半分引いていたサイドブレーキを解除したかのようです。
このecoモードOFF、はっきり言って凄いです。エンジン音もマフラーからの排気音も
何も無く、気が付けばマズイ速度まであっという間に加速します。
この車にここまでのモーターは必要無いと思うくらいの加速とトルクです。
エンジンだと、アクセルを踏み込んで一瞬間があって加速していきますが、
モーター故にタイムラグ無し、ATの様な半クラの滑り感もありません。
そしてパワーバンドやトルクバンドもありません。ダイレクト感はハンパ無いです。
しかし、ホントにダイレクトだと扱いにくいでしょうから、多分これでも少し
ダルい感じに制御しているんじゃ無いでしょうか。
あっという間に制限速度+α+α+αってくらいまで加速します。
音が無いため、加速感もスピード感も殆ど感じないので、メーターとにらめっこです。
免許が幾つあっても足りないって、まさか電気自動車で感じるとは思いませんでした。
スポーツカーと勝負するには、足回りとかタイヤとかが不安なので無理は出来ないと
思います。
メーターを見てるとアクセルOFFやブレーキ時の回生エネルギーの発生量は、
ecoモードの時の方が大きいようです。実際、アクセルOFF時にecoモードONに
すると、ATのODをOFFにしたときのように、エンジンブレーキのような
抵抗を感じます。これを上手く使うと、電力を多少はセーブ出来そうです。
このモーター、Y61に積んでみたらどうなんだろうなぁなどと思いながら、
ディーラーに車を返し、TD42Tに比べて遙かに静かで、スムーズに回り加速していく
はずだったTB45Eでしたが、Y61で走り出した瞬間、「うるせー」「かったりー」と
思ってしまった事はナイショです。
electric&electronics 
