あの大地震から1週間経過しました。
未だ避難所での生活が続く方々が多くいらっしゃいます。早く通常の生活に
戻られることを祈ります。
以前、ブログで報告したように、最初の地震の夜は、天山登山口まで星を
見に行っていました。その夜は、強風、雲、月と天体撮影には条件が悪く、
焦点距離の長い反射鏡ではブレていたので、新しく導入した短めの屈折
鏡をテストすることにしました。
これまでは、ポタ赤用に焦点距離350mm F4.9 (口径71mm)の屈折鏡を
使ってきました。台湾製の4枚玉(レンズが4枚)で、フラットナ無しでフル
サイズ全面で平坦なイメージを提供します。軽く、ラック&ピニオンの
しっかりしたフォーカサーが付いています。
コスパは良いのですが、フォーカスを追い込んでも、いつも使っているタカハシの屈折鏡(TSA120)より星像が太くなります。
もう少し焦点距離が長く、星像がシャープで、ポタ赤でも運用できる屈折鏡を探していて、少々値が張りますがタカハシの
FSQ-85EDを選び、昨年末に注文しました。焦点距離450mm F5.3(口径85mm)になります。この望遠鏡でばら星雲など
冬の星雲を撮りたかったのですが、常に店頭在庫があったり製造しているわけではなく、次回の生産ということになり
届いたのは3月末でした。
届いてから出動の機会がなく、室内でフルサイズのデジカメを付けポタ赤に載せてバランスが取れることを確認して
いました。TSA120用の1.5倍エクステンダーも使えるし、望遠レンズ用のカメラバッグにも収まるので、バイクでの
出動時にも持ち出せ、出番が多くなりそうです。
タイトル画像は、反射鏡を下ろした中型赤道儀にFSQを載せたところです。
D810Aで、銀河を撮ってみます。
最初は、雲が少し切れたところにあったM101です。
明るい星がにじんでいますが小さな星を見ると、期待通りのシャープな像になっています。
M101_2016.04.15 posted by
(C)koichifun
北の空の雲が増えてきたので、南東上空のおとめ座銀河団に向けます。その中央部にあるマルカリアン・チェーンを。
Markarian'sChain_2016.04.15 posted by
(C)koichifun
画像処理ソフトの機能を使って、カタログ名を入れてみました。黄色の点線で囲んだ部分が「マルカリアン・チェーン」と呼ばれる銀河の集まりです。M86が中央に来るように赤道儀で導入しています。
Markarian'sChain_2016.04.15_Annotated posted by
(C)koichifun
銀河団の中心部を撮っているので、多数の銀河が集まっています。マルカリアン・チェーンだけなら、APS-Cの画角がちょうど良いようです。この画角でも雲の影響のない綺麗な写真を撮っておきたいと思います。
次は、カメラをA6300に変えてみました。雲の切れ間からM51を狙いましたが、ほとんどに薄雲がかかってしまい。今ひとつです。
M51_2016.04.15 posted by
(C)koichifun
雲が多くなり明るい天体でないとまともに撮れそうになくなってきたので、木星を導入しました。アイピースをつけて拡大撮影で4k動画を30秒ほど撮り、合成してみました。
Jupiter_mov_2016.04.15 posted by
(C)koichifun
最後に月を。像は揺らいでいましたが、かなり明るかったのでまぁまぁ見られる写真になりました。
月(月齢7.7日) posted by
(C)koichifun
最後に、月が沈む前にA45と撮った写真を。
昨晩は、雲を被ってぼんやりとした満月が見えていました。1週間後の半月以降は月が暗くなってくるので、今月少なかった分、機会があれば出かけたいと思います。
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Posted at
2016/04/23 09:13:28