2009年06月04日
今朝、成田~千葉を車で移動している際に、興味深い車を見ました。
トヨタのポルテ。
アンチ・トヨタ的な皮肉な言い方をすると(笑)、トヨタが誇る冷蔵庫クルマ。
真面目に節約すると(笑)、ユニバーサルデザインの考えに基づき作られた、ヴィッツベースの背高コンパクトカー。
「ポルテ」=「ドア」という車名が示しているように、このクルマの特徴はドア、特に助手席側のドアにある。スライドドア一枚だけが助手席側にある。
「走る・曲がる・止まる」という動的性能、以外の機能に的を絞ったクルマ。開口部が広いスライドドア、低いフロア、段差のないフロア、更に助手席自体を倒してグッと前に動かせちゃうなんて機能により、後席への乗り降りは老人にも妊婦にも怪我人にも優しい。つまり万人に乗り降り優しい。
座ったシートそのものにどれだけ金を掛けてあるかは分かりませんがね。
さてそんなポルテ、今朝見かけた個体がなぜ興味深かったかと言うと、不動産屋のピタットハウスの社名入りの営業車のようだったから。
憶測ですが、お客さんを物件まで案内する際に使う営業車かと。
不動産屋の営業車にポルテ、あると思います!
お客さんにも営業担当者にもメリットはありのでは。
町中で見る、(車体に社名を入れるような大手の)不動産屋のクルマはだいたい4ドアのクルマ。ドアはスライドドアではなく、通常のヒンジ式のドア。
ピタットハウスやホームメイトなんかだと、マツダ・デミオ、マツダ・アクセラ(セダン)、トヨタ・カローラ、トヨタ・プレミオあたりを良く見かける。
「お客さんを店から物件までの間案内する」という用途から考えると、後席の開口部があまり広くはないヒンジ式の4ドア(5ドアもある)車は、ポルテと比べるとお客さんが乗り降りする際に労力がかかる。
身体を屈めて、おしりから入り、足を入れる。
たいして気にはならない程度の労力かもしれないけど。でも、幅広い年齢や性別が来訪する不動産屋が使うなら、敢えてポルテにするメリットはそれなりにあるんじゃないか。
フォーマルとみなされるセダンだからって、その不動産屋の扱う物件が良いとは限らない。
あくまで問題は、移動した先の物件。
そして、せっかく、業務上日常的に発生するお客さんの案内なら、よりお客さんがラクに乗り降り出来るクルマを使えば、少なくとも反感を買うことはあまり無く、楽に乗り降り出来て喜ばれるのでは。
スライドドアが自動でウィ~ンと開けば、もてなされるみたいで喜ぶ人もいるかも知れないし。
営業担当者も、ドアの開けしめをリモコンで出来る。
また、四角く見切りが良いボディ形状だから、狭い住宅街でも運転しやすいのではないか。
このように、ありそうで無かったポルテの不動産屋、良いんじゃないでしょうか。
Posted at 2009/06/04 09:09:16 | |
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