三河湾スカイラインのボーナスステージ？ 西郡道を走る

細かなアップダウンとツイスティなコーナーが魅力の三河湾スカイライン。その三河湾スカイラインに繋がる道路に非常に急勾配でタイトなヘアピンコーナーが連続するルートがあります。「西郡道」と呼ばれる岡崎と蒲郡を結ぶ道路で途中の林道には牛ヶ滝と駒ヶ滝、奥には桑谷山荘跡があります。地図を見てもらうとわかるとおり、つづら折りのヘアピンコーナーが3箇所あるのが特徴です。

岡崎側入口は国道1号線沿い、藤川と本宿のちょうど中間にある山中小学校東交差点から南東の方に入って行きます。民家、田畑の間を抜けると段々と森林地帯へと入っていき、少し行くといきなりこんな光景が…。

どう見ても1車線道路の真ん中に線敷いただけだろとツッコミたくなるようなセンターライン。初めて立ち入った人ならこれを見てこの先の展開を案じるはず。そしてその期待にしっかり応えてくれるコーナーがやってきます。

Rが一体どれだけあるんだ？と走りながら笑ってしまうようなヘアピンとそのヘアピンに囲まれるようにある住居。なんでこんなところに家が！？ とこれまた笑ってしまうシチュエーションがこのルートの面白さでしょうか。

ヘアピン＋居住区ポイントは2カ所ありどちらも急勾配が絡むのでその家を走りながらいろんな角度と高さから拝観出来てしまいます。

2つ目のつづら折れヘアピンに差し掛かる手前に左側に延びる道路があります。「白扇」という、朽ち果てた看板のある方に入ってしばらく行くと浄水施設が出てきます。

浄水施設の真向かいに駒ケ滝への入口があります。ちょっと入ってみました。

入口から遊歩道を下りていくとありました、駒ケ滝。岩が水の流れに沿ってきれいに削れ絹糸のような細かい飛沫が綺麗でした。滝の右横にある岩間に小さな観音様が立ってます。周りの景観に対し不釣合なほど白い観音様がちょっと浮いて見える…？

滝の上から。滝の落差は8メートルほど。

さらに下流の方へ下って行くともう一つ大きな滝が。落差は５〜６ｍほど。上の滝に比べて迫力はないですが自然な川の流れから生まれた滝のような感じがします。

本線に戻り、つづら折れヘアピンを3つ抜けた先に三河湾スカイラインへの入り口、坂本ICが現れます。
車に乗りながらトレッキング感覚を楽しめるなかなか趣のあるルートです。
実際にトレッキングコースもあり、結構いい運動になりそうです。

今度は歩き探索してみようかなぁ…。