あ！キリヤマ隊長(^_^)

関西ローカルテレビの名番組「探偵ナイトスクープ」。
以前は毎週かかさず楽しみに視聴しておりました。
ここ数年は、録画したものが放置状態でたまって行く一方です。

西田さんが局長になって16年も経ちますが、やはり
上岡さんの時の方がパンチが効いて面白かったように思います。

報告を終えて得意げな探偵に、上岡さんが皮肉混じりに突っ込みを
入れた時のやり取りがとても楽しかったのですが…。
その点、西田さんはどうも優し過ぎるようです。

まことに申し訳ありませんが、西田さんには顧問へ退いていただき、
もう少し性格の悪そうな芸人さんに仕切ってもらいたい、と個人的には思います。

先日、あまりにもヒマでしたので(もともとヒマ人なんですけどね)、久しぶりに
録画して置いたものをみようかという気になりました。

そうしますと、結構面白いネタがあって、これはまだ捨てたもんじゃないな、
と思った次第です。（ちょっとエラそうに言ってみました）


「元祖」ユニットバスのお話でした。

現在の集合住宅に組み込まれているユニットバスの原型と
言えるものではないでしょうか。

（もの凄く懐かしいものでしたので、投稿前にちょこちょこ調べてみましたところ
2013年にNHKの番組で取り上げられていたようです。）


昭和の高度経済成長期、自宅にお風呂がない世帯はまだまだたくさん
ありました。

かくいうワタシも、風呂なし共同便所（もちろんポットン）、隣の話声が
聞こえる四畳半と六畳で二間の長屋で少年期を過ごしました。

これを踏まえて･･･。

視聴者の依頼はこんな感じだったと思います。

子供の頃、自宅にお風呂がなかった。
寒い時期に銭湯からの帰りは身体が冷えて辛かった。

そんな生活を改善すべく、今は亡き父親が月賦（この言葉ご存知か？）で
ユニットバスを買ってくれた。

これでゆっくり自分の家でお風呂に入ることが出来る！

あの時の嬉しさが今でも忘れられない。
父親には心より感謝している。

出来ることなら、もう一度あのお風呂につかってみたい。
頑張って家族を支えてくれた父親に改めて礼を言いたい。

要は、あのユニットバスにもう一度入ってみたい、そういうことです。


依頼者が書いた絵です。



竹山探偵が依頼者宅を訪れ、詳しい事情を訊き関係方面へ問い合わせたところ、
すでにその商品は製造販売されていないし、在庫もないとのこと。


一同落胆のところへ、博物館に展示してあるという情報が舞い込みます。
（これ、ネット検索すればスグ出て来ますが、番組の方針としてそれは
しない、ということになっているようです。）


それっとばかりに博物館へ赴きますと三種類の製品が展示してありました。



ここまでの経緯を説明して、実際に使いたい旨を伝えます。
実態調査に協力という名目で使用許可を得ることが出来ました。

竹山さんの後ろに見えるものが、依頼者が使っていたものと
同じ型であるということでした。



さっそく依頼者の自宅へこのユニットバスを持ち込みます。
この辺り、番組スタッフさんのご苦労はいかばかりかと想像いたします。



亡きお父さんにもご覧になっていただきましょう。



フタの上に乗っかって身体を洗います。
これ、考えられますか･･･。

フタの上の水は外枠と浴槽の間を伝って排水口へ流れる仕組みになっているそうです。

そのフタを開けて浴槽につかります。

お父さんありがとうございました。m(__)m

こうして見事に依頼者の希望はかなえられました。


さて、ブログの本題はここからです。
（たいそうでスミマセン）

調査の過程で、当時のＣＭが流れました。



あ！キリヤマ隊長(^_^)



あいや～！こんなところで呑気にお風呂に入ってらしたんですか。

昭和40年代に少年期を過ごした方ならほぼ100パーセントの方が
ご存知、特撮テレビドラマの金字塔、「ウルトラセブン」。
ウルトラ警備隊のキリヤマ隊長がそのＣＭに出演されていたのです。

番組本編もさることながら、そのコマーシャルに感動して投稿したという次第です。

投稿前、念のため検索してみましたら、この件、結構ヒットしました。
さすがはウルトラセブン！

何という貫禄！
確認しますと、お生まれが1928年ということですから、
この写真が番組放映当時のものとしますと39歳か40歳。
実はずい分若かったことに驚きます。
（残念ながら既に亡くなっておられます）

当時小学生だった自分から見るともの凄いオッサンでした。
（昔の大人は今よりも老けてましたわ）

以上！です。(^_^)
･･･それにしても、クルマから離れて行くわ～。