このところ自分自身の運転練習に明け暮れて、ずいぶんこちらのブログもご無沙汰しておりましたが、先日、ダートトライアルの記事を検索していて良い記事に出会ったので紹介してみたいと思います。
「サスペンションを中心に毎日がまわっている、国政久郎のブログ」
ダートドライバー という5年も前の記事です。
> このヨーコントロールは、舗装路でも大切ではあるが、速度のコントロールと、ラインコントロールの二つで走れてしまうから、気が付いていない人もいる。
とあります。
G-Bowlアプリで言うと採点機能は(速度とラインの結果である)Gコントロールを見ていますので、同じコーナーを同じGで走っていれば同じ点数が取れます。しかし、それを助手席から見た時、高得点を取っている人でも、「気持ちよく曲がっていくな」と思う人と、「この運転じゃ雪道やダートに行ったらあやしいぞ」と思う人に別れる、というお話です。
前者は三つをコントロールし、後者は二つのコントロールで走ってる訳です。舗装なら二つでも走れてしまうから、それで良いと錯覚してしまう、むしろそれしか無いと思ってる人が大半だと思います。
舗装を走っていても三つ目をちゃんと使って運転するとクルマがイヤイヤしないでスルスルと曲がっていく訳ですが、おおよそ世間ではそういう運転は知られていませんので、ヨーが出やすい(回頭性が高い)なんてのはロードスターのようなスポーツカーの専売特許であって、ミニバンやワゴン車は「このクルマはアンダーが強くて曲がらないね」で済まされてしまう事(つまりドライバーの問題ではないという意識)が、なかば常識になっているかと思います。
かく言う私もさんざんサーキット等には通いましたし、中でも低速ターンを駆使するジムカーナには自信があったのですが、それでも普段の運転で素晴らしくヨーコントロールをしている運転を見て「なんだこれは!?」と衝撃を受けたのが10年前、一度は挫折し、G-Bowlを手にして改めて取り組み始めたのが5年前、なんとか意味が分かってきたかなと思えたのはつい最近です。
こうなってみると他人の助手席に乗ると二つしかコントロールしていない人ばかりで(まぁ自分もそうでしたから全然笑えません)こりゃエライ事だと・・・5年前に読んだはずの記事の真意がやっと少し実感できたという次第。
G-Bowlアプリを使って上をめざすドライバーの皆様にはGコントロールに自信が付きましたら(それは土台が出来たということで素晴らしいことなので)ぜひそれにとどまらず、ヨーコントロールにも目を向けて頂ければと思います。
個人的な感想ですが、Gコントロールを身につけることで運転から「怖さ」が無くなるとしたら、ヨーコントロールも身につけることで「苦しさ」みたいなものが無くなります。ミニバンでも気持ちよくクルマが回頭してアクセルグイグイ踏める・・・そんな運転あります。
G-Bowlアプリをご活用頂ければ幸いです。
Posted at 2016/10/04 01:01:53 | |
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